読んだ本の感想をつづったブログです。


「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。」
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山田真哉 花輪陽子
祥伝社 2013-12-04

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ニコニコ動画で放送されていた生放送番組から、評判が良かった回を書籍化している作品。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』などの著作で知られる公認会計士の山田真哉氏と、FPの花輪陽子氏が解説し、東大卒・社会学者・やおい研究家・自宅警備員という変な肩書きの金田淳子氏が聞き役として話を進めていく。

扱われているテーマは給与明細の読み方、消費税増税への対応、カードについてで、特に給与明細の読み方についての話が参考になった。
税金や社会保険料の算出方法や控除の種類、確定申告のすすめなど、現在関心があるテーマだっただけに身を入れて読んだ。
他の本でも書かれていたが確定申告は思ったよりも簡単とされるので、トライしたい。

消費税増税の話は放送当時に8%へ上げる前だったという背景があったためのもので、10%に上がる際には役立つかもしれないが、すぐに利用できる情報でもないので少し斜め読みになった。
ただし家賃が消費税の対象にならないことや、名前だけ知っている軽減税率の解説はためになる。

カードについてはクレジットカードやポイントカードの種類や業界勢力図、そしてカード現金化やリボ払いの恐ろしさについて書かれているのが非常に有益な情報となった。
リボ払いは月々の支払額が決まっているだけで利息がどんどん増えていくわけで、まさに「朝三暮四」の故事成語が当てはまる話である。
カード会社から中国の故事でバカにされた猿と同様に見られるのは悔しいので、簡単にリボ払いをするわけにはいかない。

クレジットカードの種類では楽天カードが広く使われていることは予想通りだったが、ポケットカード社が発行しているP-oneカードでは買ったものが1%割引になると書かれていて、作ってみようかと思ってしまっている。
また、保険料や通信費の中から、銀行の口座振替からカード払いに変更することも改めて検討してみたい。

身近なところからお金に関して役立つ情報が分かりやすく書かれていて、思っていた以上に有益な作品だった。






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気づいたら先頭に立っていた日本経済 (新潮新書)
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吉崎 達彦
新潮社 2016-12-15

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双日系列のシンクタンクに所属するエコノミストによる、「遊民経済学」という観点から日本経済をエッセイ風に語っている作品。

タイトルに書かれているのは、欧米など他国も日本と同じようなデフレが定着する現象に見舞われていて、先駆けてこの現象に適応しようとしている日本が注目されているという文脈で書かれている。

これまでの経済学では生活や産業に関わるものを多く取り上げてきたが、それらが満たされた状態になると次は何を目指すか?というところから観光やエンターテイメントに関する産業を扱うという流れから、遊民経済学という話につなげている。

他がまねできない観光資源を利用した産業、著者が趣味とする競馬のようなギャンブル、現在はまっていて毎月のように行っているラーメン二郎など、著者が経験した身近な話から経済の話に展開している。
日下公人の著作で書かれていることと通じているようにも感じる。

軽妙な文体で書かれていて読みやすく、まあまあ楽しめたと思う。





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人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。
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千田 琢哉
日本実業出版社 2011-07-28

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若い年代向けに書かれた、読書のすすめ。

著者は若い頃に中谷彰宏の本を読んだことで読書に目覚めたことをはじめの方で書いていて、1項目当たり見開き2ページという構成といい、項目のはじめにインパクトを与える言葉にしているところといい、確かに中谷彰宏の影響を受けていることがよく分かる。

本が多くの手間を経てできるのでコストパフォーマンスが高いこと、読書の質を上げることは量をこなさなければできないこと、乱読しても情報は睡眠中に整理されるので心配するほどのことでもないなど、多く読書していくことで成長できることが書かれている。

年収や容姿にも影響を与えるなど、期待しすぎてはいけないかもしれない部分もあるが、概ね納得しやすいものとなっている。

「本の買い過ぎで貧乏になった人はいない」とか「ハズレ本を当たりに変えられるのが知性」、「今までなら「ありえない」本も1年に1冊は買ってみる」など、突き刺さるフレーズも見つけることができる。

分かりやすい文章で読書することの背中を押してくれる1冊で、読むことで読書へのモチベーションを上げてくれると思う。





[本書内で紹介されていた作品]


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11歳のバフェットが教えてくれる「お金」の授業 (PHP文庫)
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田口 智隆
PHP研究所 2013-11-05

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ウォーレン・バフェットが11歳で投資デビューをしたことを元に、お金や経済、投資などについて分かりやすく解説している作品。

バフェットのエピソードと著者自身の経験を紹介しつつ、お金とは何か?から経済の仕組み、投資の種類、保険がビジネスとして儲かることなど、広く浅く語られている。

既にお金に関する本をそれなりの数を読んでいるために目新しいことはあまりなかったが、お金や経済に関する入門として読むにはいいと思う。





[本書内で紹介されていた作品]


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関連タグ : 田口智隆,

秀吉家臣団の内幕 天下人をめぐる群像劇 (SB新書)
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滝沢 弘康
SBクリエイティブ 2013-09-14

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秀吉の家臣たちの構成や推移などから、秀吉や秀吉政権の事跡をたどって解説している作品。

よく知られるように秀吉は徒手空拳からのし上がった関係から元々の家来がいなかったわけだが、自身の親族も少なかったために妻となったねね(北政所)の一族である杉原家、木下家、浅野家からも人を集めていることが分かる。
この中から補佐役・ナンバーツーとしては秀吉だけでなく日本史上屈指の存在とも言える弟の羽柴秀長がいたことが奇跡的だし、浅野長政も例外的に優秀なのは幸いだったと感じる。

その末路から低い評価をされがちとはいえ一度は後継者に選ばれた秀次も一定のレベルにはあったと思うが、それ以外が人材難だったのは出自を考えると仕方ないだろう。
無能に近い評価をされた人たちにしても必ずしも政治や軍事の世界に入りたかったわけではないだろうし、出世しすぎる親族がいると周囲も色々と大変である。

そこから尾張時代に蜂須賀小六や前野長康、美濃時代に竹中半兵衛や仙石秀久(漫画『センゴク』で有名)、近江時代に石田三成や大谷吉継、中国攻めで黒田官兵衛と、主君だった信長から与寄としてつけられたり自らスカウトするなどで人材の充実を図っていく様子が書かれている。
育成した部下としては加藤清正や福島正則らが有名だが、その一世代前にも羽柴四天王(宮田光次、神子田正治、尾藤知宣、戸田勝隆)というマイナーな武将たちがいることが書かれている。
彼らは初期の秀吉を知っていて突いていけなかった部分もあるのか、4人とも不幸な死に方をしているのが哀愁を誘う。

秀吉が天下人になるに従って石田三成のような官僚タイプの家臣が幅を利かせるようになるのは必然だと思うが、人事や賞罰が秀吉の気まぐれによって決められたことも、家臣間の対立に拍車をかけたことが書かれている。
恩賞によって家来を引っ張るやり方なのも含め、秀吉はこのやり方でなければ成功しなかったのだろうし、それ故に死後の混乱が発生したのだと思う。

秀吉が活躍した時期ごとにどのような家臣が現れてどのような活躍をしたのかが分かりやすく書かれていて、思っていた以上に読み応えのある1冊だった。






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