読んだ本の感想をつづったブログです。


本多静六 成功するために必要なシンプルな話をしよう (知的生きかた文庫)
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本多 静六
三笠書房 2010-09-21

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私の財産告白
[オーディオブックCD] 本多静六 人生を豊かにする言葉 ()


明治時代に林学や造園などの分野で活躍し、投資家としても知られている本多静六が、自身の経験から人生を豊かに過ごすための方法論を語っている作品。

財産は仕事という道楽をしたカス、功を人に譲ることで勤労貯蓄が貯まるといった独特の言い回しで、努力の重要性やモチベーションの保ち方、健康法、処世術などが語られている。

自分の適性は自分の好みだけでなく人の意見も聞いてから判断することなど、多くの人から助けられたことを感謝していることが伝わってくる。

一方で好ましくない人物と出会うこともあるわけで、借金を申し込まれた際の対応のように金銭トラブルを避けるための方法や、助言がしつこくなって恨みを買わないようにすること、正直すぎることの弊害など、実践的なアドバイスが書かれている。

そして収入から一定の割合を貯蓄に振り分けていき、貯まったら投資をするという形でのスタンダードだが効果的な蓄財方法についても語られている。

分かりやすい言葉で書かれていて、これからも時々読み返してみたい内容となっている。
次は『私の財産告白』あたりも読んでみたい。






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捨てられる銀行 (講談社現代新書)
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橋本 卓典
講談社 2016-05-18

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ここ20年くらいにおける金融庁の政策と、それに伴う地方銀行で発生してきた問題、そして森信親氏が金融庁長官に就任してからの改革の意義などについて解説している作品。

90年代から2000年代前半は不良債権の問題が深刻だったため、金融庁は厳正な検査マニュアルを作成・運用して銀行の放漫経営を取り締まったり、貸し渋りを防ぐために担保・保証制度を整えたりし、結果として不良債権は減った。

その反面、特に地銀は担保や保証に頼れば融資ができる、検査マニュアルに通ればいいという感じで、低金利での融資競争や傾きかけた貸出先からの貸し剥がしに奔走するようになり、地域の中小企業が必要とする経営支援などの役割を果たさなくなったことが深刻な問題になったことが書かれている。

地銀は顧客である中小企業がどのような問題を抱えているのかをヒアリングするする必要も能力も失っている状況は深刻で、いくら日銀が金融緩和をしても実体経済への効果が限定的だったのも理解できる。

こうした顧客や地域経済に向き合わない傾向に対して森長官が強い危機感を抱き、省庁がやるには異例の果敢な改革を実施していることが書かれている。
主導しているのが金融庁のトップなだけに官僚たちや地方銀行がサボタージュする傾向も熟知しているわけで、地方銀行で企業の経営支援などで実績を上げてきた人材などをスカウトしたり、形式的な対策にならないような手法を取っていることが書かれている。

そして改革に携わるキーマンたちの話や地方経済に貢献している地銀の例なども挙げ、顧客である地域の企業のために貢献できない企業は淘汰されていくであろうことが書かれている。

例えば以前読んだ『投資は「きれいごと」で成功する――「あたたかい金融」で日本一をとった鎌倉投信の非常識な投資のルール』のように長期的な視点で中小企業を支援する投資ファンドが出てきたのも、地銀が本来の仕事をしていなかったことが背景にあるのだろうと感じた。

地方銀行が主体となって地域の中小企業を支援するファンドを運営することもひとつの方法として考えられるが、これもまた業界の慣習などが抵抗となってすぐには実現が難しいのだろう。

地域経済を蝕んできた問題の根深さや森長官の改革の行方など読みごたえがあり、色々と考えさせられる内容だった。






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はじめての人のJ-REIT 基礎知識&儲けのポイント
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北野 琴奈
すばる舎 2015-09-10

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J-REIT(日本の不動産投資信託)を投資するに当たっての基礎知識が解説されている入門書。

これまでに読んだ『不動産投信で「儲け」と「副収入」を手に入れる! はじめてのJ-REIT完全ガイドブック』『五輪景気を逃すな!J-REIT「金メダル」投資術』と重なる部分も多いが、テーマが同じであればどうしてもそうなる。

基本的には分配金を主眼とした長期投資で、リスクに備えての調査や選択が必要なことがメインで書かれている。
本書では個別の銘柄の業績などを判断するための指標が多く紹介されていて、まだよく理解できたわけではないものの、参考にできそうである。

また、J-REITの構造や種類、これまでの歴史などについても書かれていて、多くのことを知りたい人にとっても役立つ内容となっている。

株式とはまたことなる動きをする金融商品であり、こちらにも少しずつ投資しているので、より理解を深めて投資のスタンスをより強固にしたいところである。





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水野 和夫
文芸社 2017-03-01

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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
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小倉 広
ダイヤモンド社 2014-02-28

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ドイツの心理学者であるアルフレッド・アドラーの著作から、100の言葉を紹介・解説している作品。
アドラーの心理学はフロイトやユングと比べると知名度が低いが、多くの人々に影響を与えたらしい。

アドラー心理学の考え方で印象に残るのは、人は思ったように生きているということで、一見苦しんでいるようなことも自分が招いている場合も多いように語っていて、確かにビジネス書などで読んだような考え方だと感じた。

そして例えば怒りっぽい人は怒ることで周囲の人々から有利な条件を得ようとしていて、よく泣く人や愚痴っぽい人、弱さをさらけ出す人にもあてはまるとしていて、考えさせられる。

このように人はどうしたら人から認めてもらえるのか?というモチベーションで生きているようなところがあることが書かれていて、怒っている人や泣いている人の言うことを聞きすぎるのは誤ったメッセージ(こうすれば言うことを聞く)につながるとあり、どこぞの国との外交などを考えると当てはまると思った。

この考え方からいくと、叱ることだけでなく褒めることもある種の弊害があることになる。
それではどうすればいいのか?というと、ある行為をした結果どうなるのか?どのように自分に降りかかってくるのか?を認識させることだとあり、正しいが辛抱強さが必要になるとも思った。

そして後半では、共同体意識という言葉が多く使用されている。
これは周囲に喜ばれる行動を続けることで、自分も気持ちよく充実感が得られて好循環が生まれる話でなされている。

ポイントとしては見返りを求めると残念な人になるので、見返りを求めないで実行することと書かれている。
見返りを求めずにいいことをしているという意識があることが幸福につながるというわけで、理解できそうである。

アドラーの心理学について読むのはおそらく本書が初めてだと思うが、思っていた以上に前向きかつ受け入れやすい内容だったのには少し驚いた。
興味深く読むことができたので、他にも関連した作品を読んでみようと思っている。






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お金に強くなる生き方 (青春新書インテリジェンス)
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佐藤 優
青春出版社 2015-10-02

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元外務省で外交、インテリジェンス、歴史、資本主義など多岐にわたるテーマの著作を出している佐藤優による、お金に関する考え方を語っている作品。
外交官として旧ソ連・ロシアに赴任していた頃のエピソードや、多くの本から得た多くの知識に裏付けられた話がしばしばなされている。

まず、マルクスの『資本論』を引き合いに出し、サラリーマンでは年収を増やすことに限界があり、一定以上を稼ぎたければ経営者側になる必要があるとしている。
そして経営者になったらなったで、従業員を搾取するなど孤独な立場になるという修羅の道を歩むことになるとも語っている。
そして多く稼ぐために厳しい道を歩むか、少ない稼ぎなりに充実した人生を目指すかという話になっている。

金持ちになった場合は何もしなければ周囲からの妬みや恨みを買って潰されることも多く、その例としてホリエモン(堀江貴文氏)を挙げている。
それを防ぐために効果的なのは味方を増やすことで、ビル・ゲイツが奨学金を出すことで多くの学生からの支持を得たことを例に挙げていて、欧米で大金持ちによる寄付が盛んなのは税制や宗教だけでなく、こうした理由もあるのだと少し納得した。

お金で失敗しがちな要因である、借金やギャンブルなどへの依存の恐ろしさについても、当然書かれている。
ここでは『闇金ウシジマくん』のように具体的な例を描いた作品を紹介しているので伝わりやすい。

さらに、お金があれば多くの問題を解決できるが、それで幸福になれるかはまた別問題と、まあ当然ながら忘れがちなことも書かれている。
人生でうまくいかない場合はお金がないことよりも人間関係の構築に失敗したことによるものが多いようで、人への投資が重要ということはこのところ少しずつ分かり始めた部分でもあり、参考にしたい考えだと感じた。

お金についての考え方の本はある程度の範囲で重なるものだと思う一方で、著者らしい例の出し方や考え方を知ることができ、興味深く読むことができた。





[ブックガイドに挙げられていた作品]


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