読んだ本の感想をつづったブログです。


ニッポン地下観光ガイド
ニッポン地下観光ガイド
小島 健一 栗原 亨 小林 哲朗 津村 匠
アスペクト 2008-01-26

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社会科見学に行こう!
みんなが知りたい地下の秘密 洪水時のあふれた水を取り込む地下トンネルとは?地下鉄の上り線と下り線を同時につくる技術とは? (サイエンス・アイ新書)
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ニッポンの洞窟 (イカロス・ムック)
大東京の地下99の謎―帝都の地底に隠された驚愕の事実 (二見文庫)


国内の地下にある建造物や洞窟などを25選び、カラー写真と文章にて解説している作品。

他の地下に関係する本でも取り上げられることの多い首都圏外郭放水路(埼玉県春日部市)や神流川発電所(群馬県上野村)、大谷石地下採掘場跡(栃木県宇都宮市)の他、2つのダム湖の高低差を利用して発電する大河内ダム(兵庫県神河町)や、自動車が通る関門トンネルとは別に人が通るための関門トンネル人道、岡山県にある井倉洞(新見市)や棚原坑道跡(美咲町)などが紹介されている。

特に放水路や発電所、道路といったライフラインに関係する施設は一般に思われている以上に巨大なものが多いことや、迫力ある機械、長年使用されてきた採掘場の壁のリアルさなどが伝わってくる。

この中には一般公開されている施設も多く、交通アクセスや入場料・見学料の有無、公開時期なども掲載されている。
距離や交通の便などの事情があって行きづらそうなところも多そうだが、いつか行ってみたい気分になる。



あなたの知らない地下のびっくり話 (KAWADE夢文庫)あなたの知らない地下のびっくり話 (KAWADE夢文庫)

現代ふしぎ調査班
河出書房新社 2012-08-11

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宇宙エレベーターの本: 実現したら未来はこうなる
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宇宙エレベーター協会
アスペクト 2014-06-26

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宇宙エレベーターという協会による、宇宙エレベーターのビジョンや研究の状況、識者たちへの宇宙エレベーターへの印象を問うインタビューなどが収録された作品。

冒頭にはゼネコンの大林組が作成した宇宙エレベーターの乗り物やアースポート(地上の発着所)、静止軌道ステーションなどの建設イメージがカラーで掲載され、大林組の担当者が宇宙エレベーターの解説を書いている。

インタビューでは田原総一郎(評論家)、堀江貴文(実業家)、富野由悠起(アニメ監督)、山崎直子(宇宙飛行士)に4名に対して行っている。
この中ではホリエモンと富野氏が宇宙エレベーターに否定的な見解を示しており、おそらくそれを分かっていた上でインタビューしたと思われるのが興味深い。
ホリエモンは宇宙エレベーターよりも安価なロケットが先に普及するという見解で、富野氏はガンダムで宇宙エレベーターを扱っているくせに、宇宙エレベーターなんて100年くらいの期間限定の夢でできっこないと身も蓋もない言い方をしているのに笑ってしまう。

また、宇宙エレベーターのは地球よりも引力が小さい月で建設する方が実現性が高く、小惑星から資源を調達する方法が研究されていることや、成層圏に滞空できる大型無人飛行船の建造が計画されていることなどが書かれていて、少しずつでもさまざまな動きがあることが分かって楽しい。

宇宙エレベーターによって宇宙へ出かけることが日常化することで新たな娯楽が生まれたり、思想にも新たな変化があると思われること、資材が運びやすくなることで「地球内知的生命」による電波の干渉がない月の裏側でSETI(地球外知的生命探査)が行いやすくなることなども書かれている。

他にも以前テレビで見たことのある、宇宙エレベーターでの乗り物の原型となるクライマー(昇降機)のコンテストが開催されてきた経緯や、宇宙エレベーターに関する疑問とそれに対する回答なども書かれていて、盛り沢山の内容となっている。

他の本で知っていることも当然あったが、宇宙エレベーターを推進している団体が出しているだけあって力が入っている作品だと思う。



[本書で紹介されていた、宇宙エレベーターを扱った小説]


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向日葵(エコノミークラス盤)
向日葵(エコノミークラス盤)PASSPO☆
ユニバーサル ミュージック 2014-08-19

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昨日発売となった、PASSPO☆の13枚目のシングル。
7月13日に福岡で行われたPASSPO☆のフライト(ライブ)に行った際、当日の個別握手権つきで予約販売されていたのを購入していたので、昨日受け取った。
ちなみに握手は増井みおとした。(『One World』

表題曲はその増井がセンターとなっていて、こぶしを振り上げて踊るロック調の曲となっていて、最初に聴いた時からいい曲だと思った。
フライトで披露された際もパッセンジャー(ファン)も全員でこぶしを振り上げて盛り上がっていたので、今後もフライトでの定番曲になりそうだと感じた。

また、この曲はPASSPO☆のサポートバンドでベースを担当していて5月に急逝した横山明裕氏に捧げる意味もあって書かれたそうで、歌詞にいろいろな思いがこもっていることも伝わってくる。

そしてカップリング曲は「Shiny Road」というもので、こちらは表題曲とは違ってバラード調で対比となっているのがいい。

ここ5作くらいの中では最も好きな曲になりそうだと感じた。




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関連タグ : PASSPO☆,




先日福岡市博物館に、NHK大河ドラマ特別展である「軍師官兵衛」展(2014年7月26日~8月31日)を観に行った。

福岡が主人公が晩年を過ごし、息子の長政が初代藩主となった土地ということもあり、下記のような通常では一度で見ることが難しい展示品が展示されていて、かなりテンションが上がった。
  • お茶碗を伏せたような形の「赤合子」(あかごうす)と呼ばれる官兵衛の鎧兜
  • 教科書でおなじみの織田信長の肖像画
  • 官兵衛が信長に賜った名刀「圧切り長谷部」
  • 母里太兵衛友信が福島正則からもらって黒田節のモデルとなったことで有名な「日本号」の槍
  • 黒田長政が若い頃使用していた水牛の角を模した兜と、福島正則と交換した一の谷型兜
  • 官兵衛が有岡城に幽閉となった際、家臣たちが官兵衛の妻に提出した起請文
  • 母里太兵衛、栗山善助、井上九郎右衛門といった重臣たちの肖像画
  • 黒田二十四騎の肖像画
  • 官兵衛が小寺祐隆という名で初めて歴史資料に登場する文書
※一部は複製

また、黒田長政の鎧兜のコーナーの壁には、大河ドラマで長政役を務める松坂桃李のサインが書かれていたのも面白い。

やはりある程度の成功を収め、その家が続いている人物の場合は史料や物品が多く残っているという感想をまず感じた。
そして官兵衛がキリシタンだったことを史料から隠している形跡があったり、官兵衛が秀吉から朝鮮での戦争での不手際を叱責された際に秀吉から長政に出された書状で許された事情が書かれたものが隠されていたことなど、当時の事情で公にしづらかったことなどが分かるのも興味深かった。

かなり充実した特別展となっており、行って良かったと思う。





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河鍋暁斎絵日記: 江戸っ子絵師の活写生活 (コロナ・ブックス)
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幕末から明治時代初期にかけて活躍した絵師である河鍋暁斎が長年つけていた絵日記の一部をまとめている作品。
この絵日記は同時代でも欲しがった人が多かったようで国内外に散在してしまっているようだが、本書に入っている約4年間分だけでもその面白さは伝わってくる。

その日の天気や出掛けた場所、訪問客の顔ぶれや顧客との取引、家族や弟子たちの行動などがマンガ風のタッチで具体的に描かれていて、楽しいだけでなく当時の雰囲気が分かる資料にもなっている。

交流のあった人物には紙商や装丁職人、版元といった仕事相手から、お得意様と思われる商人、親交のあった僧侶、評判を聞きつけた外国人など多岐にわたる。
とくに有名なのは建築家として日本に招かれた後に暁斎に弟子入りした英国人のジョサイア・コンドルで、暁斎がコンドルの自宅に稽古をつけに行き、あぐらがかけないコンドルがうつぶせに寝そべったりするなど苦労しながら絵を描いている様子が描かれている。

また、フランスの実業家であるエミール・ギメに連れられてきた画家のレガメとお互いの似顔絵を描き合った際のエピソードも紹介されていて、暁斎によるレガメの似顔絵が現代の画家が描いたと言われても分からないくらいの感じなのがすごい。

暁斎らしいユーモラスな描き方はここでも発揮されていて、妻のシャクレ、長女がおたふく顔、次男がイノシシ顔などといったところから始まり、装丁職人が鬼の顔だったり(人力車の)車夫の辰蔵が龍のような顔で描かれていたりと、そのデフォルメぶりが面白い。

来客に聞いた話が吹き出しの中に絵として描かれているところは日本の絵と西洋から伝わった漫画の描き方を合わせているようなのも興味深い。

暁斎の魅力をここでも楽しむことができ、読んでよかったと思う。




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