読んだ本の感想をつづったブログです。


フリー完全活用本 (知的生きかた文庫)フリー完全活用本 (知的生きかた文庫)

創藝舎
三笠書房 2010-06-21

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2010年に出された、『FREE-<無料>からお金を生み出す新戦略』に便乗して書かれたと思われる、無料サービスなどを紹介している作品。

当時はあったが廃止されたサービス、より便利なサービスが出てくるなどの変化はあると思うが、気になるサービスがウェブ上にいくつもあることが分かる。

この中では、FAXがなくてもFAXの送受信がPC上で行えるサービスや、「もれなく当選商品」をチェックできるサイト、携帯電話(おどらくガラケー)の無料アプリを集めているサイトなどをチェックしてみようと思った。

この中には入っていないが、書評を書くという条件で献本をいただいている、「本が好き」さんと「レビュープラス」さんも本書で扱うカテゴリーに入るかと思う。


使い方によってはかなり役立つ作品だと思うし、最後のところに個人情報の取り扱いなど注意点もきちんと書かれているのは重要なところだと感じた。

便利なところと不便なところ、リスクなどを把握して活用していきたいと思う。



フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

クリス・アンダーソン (著),
小林弘人 (監修, 監修), 高橋則明 (翻訳)

日本放送出版協会 2009-11-21

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メンターが見つかれば人生は9割決まる!
メンターが見つかれば人生は9割決まる!
井口 晃
かんき出版 2015-07-10

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メンター(お手本とする人物)を決めて、その言動や考え方を模倣していくことで効率よく成功を得て、さらに次のステップへ進めるということを語っている作品。

メンターには例えば下記のような条件を設けていて、そんな人物って見つかるのか?と思ってしまう。
  • 自分が進んでいる道、進もうとしている道でトップにあり、3年後もトップにいることが予想される
  • 自分と考え方が大きくは食い違っていない
  • 上司や先輩、家族といった身近な人物はダメ

以前読んだ『パクる技術』『個性を捨てろ! 型にはまれ!』『成功したければマニュアルどおりにやりなさい。』あたりとも既に成功している実績のある方法を実践すること、忠実に真似することで学んでいくなどの意味では通じるところもあるが、本書ではあくまで人に焦点を当てているところが特徴のように感じる。

一度決めたら成功するまでメンターの思考や行動をなぞっていくという感じの方法論として書かれていて、一歩間違うと自己暗示や催眠みたいな感じにもなりそうで、いまひとつ好感が持てない。

この方法を読んでいたら、陳舜臣の『中国任侠列伝』に収録されている「似てくる男」を思い出した。
これは侠客の大親分のところに入ってきた子分が大親分を尊敬するあまり、その言動を徹底的に真似していった結果、後に彼も大親分になったというもので、こうした方法で成功する人はいつでもいるものなのかもしれないと思った。

少々ハードルの高い方法のようにも感じられるが、ひとつの方法論として興味深く読んだ。





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先週末、福岡市博物館で開催中の「徳川家康没後400年記念 大関ヶ原展」(2015年8月7日~10月4日)を観に行った。

関ヶ原の合戦の模様を描いた屏風や絵巻物、秀吉が亡くなる前後から関ヶ原の戦後処理にかけての時期のさまざまな書状、合戦に参加した武将たちの鎧兜などが展示されていて、タイトルに「大」がつくだけあってかなりのボリュームとなっている。

合戦の模様を描いた絵では武将の名前がついていたり、旗指物の模様などから有名な武将の位置が分かるのでじっくり見ることができる。
旗指物では徳川軍の「厭離穢土 欣求浄土」、石田軍の「大吉大万大一」、宇喜多軍の「兒」、井伊軍の赤く染め抜かれた「井」、蜂須賀軍の「卍」、徳川軍伝令の「五」などが識別しやすい。

他にも家康のそばに「南光坊」と書かれた鎧兜の人物が南光坊天海(徳川家の顧問に当たる僧侶)のことらしかったり、石田三成の家老である島左近が黒田長政軍に銃撃を受けて家来に運ばれる模様なども見ることができた。

書状のところでは、毛利輝元が国元にいる叔父の元康に宛てた書状が多く、徳川派が増えていらだったり、毛利家と親しい細川家や黒田家が家康につくことを知ってショックを受けるなど、刻々と移る情勢に対する感情が伝わってくる。
また、石田三成が真田家に対して味方するように働きかけている書状では、かなり必死に説得している感じが分かる。

そして書状の宛先が苗字、氏名、官名などを略したものが多く、例えば房州(真田安房守昌幸)、豆州(真田伊豆守信之)、備中(備前中納言宇喜多秀家)、芸中(安芸中納言毛利輝元)といった具合で、歴史小説などで予備知識があるとちょっと面白い。

鎧兜については、九州国立博物館「戦国大名-九州の群雄とアジアの波涛」でも見ている黒田長政(一の谷型兜、水牛の角つき兜、羊歯つき兜)や立花宗茂(日輪ととさか)といった九州に縁が深い武将の他にも、加藤清正(烏帽子型兜)、加藤嘉明(イカに見えるが富士山型兜)、榊原康政(胴に「無」の篆字)、鍋島勝茂(深緑のおしゃれな甲冑)などバラエティ豊かな意匠が楽しい。

また、先日読んだ『家康、真骨頂: 「狸おやじ」のすすめ』で扱われていた、家康の60歳頃の肖像画(一般的に太ったイメージのものと比較すると中肉中背に描かれている)や、久能山東照宮に収められている島左近の兜も展示されていて、読んでからさほど期間が経っていなかったこともあってテンションが上がった。

戦国時代や戦国武将が好きな人なら満足できる内容の特別展だと思うので、おすすめする。




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戦わない知恵「戦国策」―戦略と説得術 (学びやぶっく)
戦わない知恵「戦国策」―戦略と説得術 (学びやぶっく)
遠藤 嘉浩
明治書院 2013-04

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中国の戦国時代のエピソード集である『戦国策』の中から、戦いを回避するためにさまざまな人物が弁舌を駆使して必死の説得を行った話を紹介している作品。

下記に挙げている関連作品と重ならない話もあってエピソード自体は面白いが、それぞれの話の後ろに著者が解説文めいたものを書いているところがいただけない。

妙に「昔の人物は偉かったが、それに比べて現代は・・・」といった感じで、日本やアメリカといった国家から政治家、企業人などをこき下ろしていることを書いていて、上から目線なところが鼻につく。

タイトルにある「戦わない知恵」というところも、本書が書かれた頃にも話題になっていた集団的自衛権や安保政策に対する不満が込められているようでもある。
そもそも『戦国策』の中では武力を背景とした脅しや抑止力があった上での説得がなされていることも多く、軍事力の裏づけのない言説ではないのではあるが。

本書の中で「蛇足」のエピソードを紹介しているが、著者の解説文がまさに「蛇足」で、本書の評価を大きく下げている。

これまでに読んだ4冊の『戦国策』関連本の中で、最もつまらない作品だったのが残念だった。




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4コマちびまる子ちゃん (1) (ビッグコミックススペシャル)
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さくら ももこ
小学館 2008-01-30

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東京新聞や西日本新聞で連載されていた、『ちびまる子ちゃん』の4コマ漫画を単行本化したものの第1巻。
長らく連載されていた『ほのぼの君』が作者の逝去によって交代したと記憶している。

基本的にはTVアニメで観るのと同じ世界観で、ゆるさと少しのブラックさが入り混じった感じを楽しむことができる。
まる子と父・ヒロシの掛け合いや、藤木の卑怯さいじり、まる子の祖父・友蔵のとぼけた感じなど、さまざまなキャラクターによるやり取りが面白い。

この4コマ漫画は、元の漫画やアニメとの比較があるためかAmazonで厳しい評価のレビューが多いように見えるが、少なくとも現在東京新聞や西日本新聞などで連載されている、江戸時代の浪人とその子供が出てくる4コマ漫画よりも評価している。




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