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読んだ本の感想をつづったブログです。



内藤 誼人 (著)
三笠書房 (2018/8/30)


視線、仕草、ファッションなどから、人の本音や考え方などを推察する手法を解説している作品。

一般的にイメージされているものと近くてその通りというものも、実は俗説とは異なり少し驚かされるものもある。
後者では例えば「額の広い人は頭がいい」は単なる俗説であまり関係ないとか、「目が大きい人は正直」と思われがちなだけにウソが成功しやすくて実際は逆の傾向があること、そして顔がいい人は性格もいいという身もふたもない話などで、考えさせられる。

本書の内容は仕草やファッションが他人にどう思われるかにもつながっているわけで、例えば腕組みなどは印象が良くないのであまりしてはいけないとあり、ついやってしまいがちなのでできるだけ気を付けたいところである。

全体を通して著者は、本書の内容は相手の考えを察しやすくすることで人間関係を良くすることが目的だと書いていて、確かにそうだと思えた。
著者の近年の作品と同様、1項目当たりのページ数が短めで読みやすいところも良かった。





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内藤 誼人 (著)
大和書房 (2013/6/20)


心理学者の内藤誼人氏による、心理的なテクニックを1項目当たり見開き2ページの構成で100項目紹介している作品。

他の作品と重なる部分が多くて使いやすいもの、簡単に使ってはいけなそうなものなどさまざまだが、最終的には相手に対する思いやり、相手を大切にする気持ちが説得する上で最も重要と、意外ときちんとしたことを書いているのが面白い

無意味なつなぎ文句を言ってはいけないというのは重々理解しているものの、苦しい状況ではどうしても言ってしまうのをなかなか治せない・・・





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内藤 誼人 (著)
宝島社 (2008/2/19)


心理学者の内藤誼人氏による、実際はともかくとして何となく「大物」らしく思わせるような手法を紹介している作品。
必ずしも大物扱いされたいわけでなくても、ビビっているところを隠したり舐められないようにしたりと、一定の利用価値がある。

内容としては見た目、動きや話し方の速度、一緒にいる人など、言動や雰囲気が周囲の人から見てどのように感じられるかが具体的に書かれていて分かりやすい。

必ずしも利用できるものばかりではないが、おごりではなく少し多めに出すことや文書やメールで伝えることの利点、悪いことが続いてもたまたまなので気にしすぎないこと、命令ではなく確認する話し方、相手に結論を出させる誘導話法などが参考になる。

表紙が野中英次作『課長バカ一代』の八神なのも非常に親しみやすく、楽しく読むことができた。





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内藤 誼人 (著)
水王舎 (2018/12/17)


心理学者の内藤誼人氏が、『リーダーのための『貞観政要』超入門』と同様な形で、『孫子』を現代で応用しやすい形で意訳・解説している作品。

『孫子』に書かれている、「兵糧は敵地で略奪すればいい」という趣旨の言葉は「他社などで利用されている考え方や手法は問題にならないレベルでどんどんパクる」とか、「戦いの地には先に到着しておく」だと「遅れた方は心理的に劣位に立つことになるので、先に待ち合わせにくること」など、かなり思い切った意訳が的確に感じてしまうところが面白い。

感じとしては以前読んだ鹿島茂著『社長のためのマキアヴェリ入門』と通じるものがある。

著者も書いているように、古代は戦いで兵の士気が現在以上に重要だったために心理的な働きかけが多く書かれているのだろうという話が印象に残る。
『孫子』は2000年以上経っても基本的にはあまり変わっていない心理を踏まえて書かれていたために、これだけ長年にわたって影響力を持つ古典となったのだろう。

内藤氏と『孫子』の組み合わせが面白く、本書もまた一気に読み進めることができた。






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内藤 誼人 (著)
大和書房 (2011/9/10)


心理学者の内藤誼人氏による、『人は暗示で9割動く! 人間関係がラクになるコミュニケーション心理術』の続編みたいな作品。

『人は暗示で9割動く!』が他人に暗示をかけることがメインで書かれているのに対し、本書では自己暗示をうまく利用していい人生を送るためのテクニックが紹介されている。

まず、人はマイナスの自己暗示をどうしてもかけてしまいがちなことが書かれていて、これは過去の失敗とか嫌な出来事をよく思い出してしまうことを考えても非常に納得できてしまう。
これが良くないので、いかに切り替えていい自己暗示をかけるかという話になる。

そこから、反省は失敗した時ではなくてうまくいった時に「なぜうまくいったか?」を分析して次もうまくいくべくプラスに考えることや、自分を責め過ぎずにある程度は運や他者に責任転嫁するくらいの不真面目さを持った方が生きやすいみたいな話をしている。
もちろん態度や言動に出していいわけはなく、本書の読者が真面目過ぎて病みやすい人だからこのように書かれているのだろうと思う。

また、運動して体調を整えること、行動を早くしてくよくよ考える暇をなくすこと、人づきあいや話し方を上達させることが自信につながるなど、一見暗示とは見えないがプラスの暗示につながる手法が多く書かれているところが非常に参考になる。

著者も語っているように、マイナスの自己暗示は雑草のように生える性質があるもののようなので、うまく処理して少しずつでも前向きな自己暗示をかけていきたいところである。






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