読んだ本の感想をつづったブログです。


30歳から読む論語 「自分磨き」のヒントが必ず見つかる!
30歳から読む論語 「自分磨き」のヒントが必ず見つかる!
中島 孝志
マガジンハウス 2010-06-24

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『論語』の言葉を超訳し、現代でもすぐに理解しやすい形で仕事や人間関係、生き方などに応用できる形で語っている作品。

先日『できる人の論語: 「自分の価値」を高める戦略』を読み、そういえば以前購入したままになっていた同じ著者による本書を開いたところ、ほぼ同じ内容だった。

本書も『できる人の論語』も2000年に書かれた『休日にじっくり読む「論語」』という作品を加筆・再構成したものだそうで、タイトルが異なるので違った部分があると思い込んでいた。

買い物としては失敗だが、ブックオフで200円で購入してコストは抑えられているわけだし、たまにあることなのでそのあたりは割り切る。






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できる人の論語: 「自分の価値」を高める戦略 (知的生きかた文庫)
できる人の論語: 「自分の価値」を高める戦略 (知的生きかた文庫)
中島 孝志
三笠書房 2015-05-22

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『論語』の言葉を超訳し、現代でもすぐに理解しやすい形で仕事や人間関係、生き方などに応用できる形で語っている作品。

孔子やその弟子たちの話は抑え、松下幸之助や盛田昭夫のように近い時代の人物、著者自身が出会った人々などを例に出しているので多くの解説を要さずに理解しやすい。

不確かな情報に惑わされずに長期的な視点で物事を考えること、早い変化の中では朝令暮改も恐れずに行動すること、失敗を受け入れて次に生かすことなど、受け入れやすい内容が多く書かれている。

良くも悪くも『論語』っぽさが削ぎ落とされていて、一般的なビジネス書に近い感じを受ける。

著者の『超訳 韓非子 善をなすために、悪を知る』と同様に読みやすい構成にもなっていて、その違いを考えながら読むのもいい。






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渋沢栄一 「明日の不安」を消すにはどうすればいいか? (知的生きかた文庫)渋沢栄一 「明日の不安」を消すにはどうすればいいか? (知的生きかた文庫)

大下 英治
三笠書房 2010-10-21

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渋沢栄一の事跡をたどりながら、彼が事業を興したり運営する上で大切にしてきた『論語』の言葉とともに教訓となりうるエピソードを紹介している作品。

渋沢は武蔵の豪農の家に生まれ、尊皇攘夷の志士としての活動に挫折してから一橋家、徳川幕府、静岡藩、明治政府の大蔵省を経て、資本主義を興すべく多くの企業や団体を設立するなどの活動をしていることで知られている。

その中でも銀行、製紙、煉瓦、人口肥料、海運、紡績といった分野の企業を設立した際の苦難について多く扱われている。
明治政府の政策による逆風、スポンサーの倒産、技術の未熟さによる品質の低さ、資金繰りの行き詰まりなど、何度も経営破たんの危機に追い込まれながらも、これからの日本に必要な産業だからと断固として経営を続けた姿には感銘を受ける。

海運事業では三菱の岩崎弥太郎との確執があったり、水道事業に関する意見の相違から暴漢に襲撃されるなど、何度も大変な目にあっていることが分かり、明治の殺伐とした時代に事業を興すことがいかに困難だったかが伝わってくる。

1つのエピソードが数ページという構成で区切りよく読むことができ、分かりやすく書かれていてなかなか良かったと思う。






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論語を知らなくても使える ビジネス「論語」活用法
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小宮 一慶
三笠書房 2011-10-26

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経営コンサルタントによる、『論語』のエッセンスをいかにビジネスに活かすことができるかを解説している作品。

職業柄か道を踏み外した経営者の話が多く扱われていて、経営者にならなくても多少調子に乗る時期は誰にでもあるはずなので、こうした時期こそ気を引き締めることが必要なのだと再認識させられる。

他にも役立つ話が多いが、強く印象に残ったのは以下の2点である。

1つ目は、分かることはすぐにできるとは限らないということで、中途半端に分かったつもりになっていることがいかに危ういことなのかが書かれている。
できる人ほど謙虚で努力を続けていることが紹介されていて、継続して学習し続けていかなければならないと思った。

もう1つが、目の前の仕事に全力を尽くすことの大切さで、これができていないと広い視野からの意見を出しても受け入れてもらえないわけで、納得ができる。

タイトルには「論語を知らなくても」とあるが、『論語』は読んでおいた方がいいと考えている。
重要なポイントが分かりやすく表現されていて、比較的早く読み進めることができた。






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孔子、老子、韓非子から孫子、尉繚子まで 知っていると役立つ「東洋思想」の授業
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中国の春秋戦国時代に活躍した諸子百家から、孔子、孟子、荀子、老子、荘子、韓非子、孫子、呉子、尉繚子の思想を分かりやすく解説している作品。

それぞれ文献の来歴や構成、著者とされる人物の業績、ポイントとなる言葉の解説、故事成語となった言葉などが書かれている。
この中では特に、著者とされる人物についての話が充実しているように感じた。

知っている話も多いが、春秋時代に活躍した人物(孔子や孫子)とその後の戦国時代に活躍した人物(荀子や韓非子)では経済の発達や国際政治が複雑になったこともあり、より政治的な話が多くなっているという傾向を指摘しているのはなるほどと思った。

この手の作品では扱われることが少ない荀子や尉繚子についてそれなりにページが割かれているのも好感が持てる部分となっている。

それぞれの書物が江戸時代や明治時代に及ぼした影響についても書かれていて、いかに時代を通用する思想となっているかを再認識することにもなった。

ところどころでケアレスミスと思われる記述が散見されるのはマイナスポイントだが、それ以外は入門書としてまずまずの内容になっていると思う。






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