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読んだ本の感想をつづったブログです。


プリズンホテル〈4〉春 (集英社文庫)
プリズンホテル〈4〉春 (集英社文庫)
浅田 次郎
集英社 2001-11

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プリズンホテル〈3〉冬 (集英社文庫)
プリズンホテル〈2〉秋 (集英社文庫)
プリズンホテル〈1〉夏 (集英社文庫)
三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫)
血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)

ヤクザだらけのホテルで繰り広げられる物語である、プリズンホテルシリーズの完結編。

清子と結婚した孝之助が日本文芸大賞にノミネートされ、その後継母の富江が姿を消すところから始まる。今作では他にシェフの服部の出戻り問題や、伝説の老侠客の52年ぶりの出所などいくつもの人生をからめており、これまでの作品同様バラエティ豊かな内容になっている。

あくの強い人物だらけなので何事も起こらないわけはなく、最後の大団円に向かって突き進んでいく。
ああ面白かった。



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プリズンホテル〈3〉冬 (集英社文庫)
プリズンホテル〈3〉冬 (集英社文庫)
浅田 次郎
集英社 2001-09

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プリズンホテル〈4〉春 (集英社文庫)
プリズンホテル〈2〉秋 (集英社文庫)
プリズンホテル〈1〉夏 (集英社文庫)
血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)
三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫)

ヤクザ直営のホテルを舞台としたプリズンホテルシリーズの第3作。今回は救急病棟での獅子奮迅の活躍から”血まみれのマリア”と呼ばれる鬼婦長の他、良心から安楽死を実施した平岡医師、天才登山家の武藤などがゲストとしてプリズンホテルに宿泊し、生と死が背景のテーマとして語られる。

また、主人公の極道作家である木戸孝之介は前作で自分を捨てた母親との葛藤を演じていたが、今作では愛人のパープーお清こと清子との屈折した愛の形について描かれていて、相変わらず面白い。

また、前作で意外にインテリっぽさを見せていた副支配人の黒田(若頭)が、ビジネス書を読むなど涙ぐましい努力をしていたのもなかなか良かった。



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プリズンホテル〈2〉秋 (集英社文庫)
プリズンホテル〈2〉秋 (集英社文庫)
浅田 次郎
集英社 2001-07

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プリズンホテル〈3〉冬 (集英社文庫)
プリズンホテル〈4〉春 (集英社文庫)
プリズンホテル〈1〉夏 (集英社文庫)
血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)
三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫)

ヤクザ任侠団体が経営するホテルが舞台となる小説・『プリズンホテル〈1〉夏』の続編・第2作。
今回は桜の代紋を背負った極道捜査4係をはじめとする警視庁青山署のご一行と、武闘派暴力団任侠団体の大曽根一家が同じ日にプリズンホテルに泊まることになり、騒動が繰り広げられることになる。

また、ゲストとして息子が覚せい剤所持で服役中の元有名歌手や、確固とした哲学を持つ集金強盗も宿泊し、ストーリーに華を添えている。

レギュラーも健在で、小説家の孝之助や組長オーナーの仲蔵叔父、花沢支配人や服部シェフなど個性豊かな面々が登場する。中でも、若頭番頭の黒田が会話にクラウゼヴィッツなど偉人の言葉を引用するなど教養あるところを見せるのが面白かった。



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沙高楼綺譚 草原からの使者
沙高楼綺譚 草原からの使者
浅田 次郎
徳間書店 2005-02-19

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沙高樓綺譚 (徳間文庫)
あやしうらめしあなかなし
霧笛荘夜話
お腹召しませ
五郎治殿御始末 (中公文庫)

『沙高楼綺譚』の続編となる4篇の連作。
競馬の世界で起きた事件を語った表題作の他、小心者の総理大臣候補者が占い師に頼ることで起こった不思議な出来事の「宰相の器」、財閥の御曹司に生まれた語り手の体験である「終身名誉会員」、それとアメリカの退役将校のヨタ話である「星条旗よ永遠なれ」で構成される。

奇妙な感じと独特な読後感が楽しめる作品集で、その点では前作と同様だが、最後の「星条旗よ永遠なれ」は沙高楼で語られるにはレベルが低いと感じた。


[本書の文庫版]
草原からの使者―沙高樓綺譚 (文春文庫)草原からの使者―沙高樓綺譚 (文春文庫)

浅田 次郎
文藝春秋 2012-01-04

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三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫)
三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫)
浅田 次郎 (著)
光文社 1999-07

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血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)
真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)
オー・マイ・ガアッ! (集英社文庫)
極道放浪記〈1〉殺られてたまるか! (幻冬舎アウトロー文庫)
春 プリズンホテル(4) (集英社文庫)

活躍して懲役を受けたのに見捨てられたピスケン、自衛隊でひとりクーデターをやって自決にしくじった軍曹、収賄事件の責任を取った元キャリアのヒデさんと、不器用でどこか抜けている三人の悪党が、彼らを見捨てた巨悪に痛快な復讐をとげる小説。

三人の際立った個性の違いがコミカルな掛け合いとなっていて、テンポ良くストーリーが進んでいく。

著者のプリズンホテル・シリーズに通じる面白さがあって、読みやすかった。


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