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読んだ本の感想をつづったブログです。


女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)
女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)
野尻 抱介 (著), むっちりむうにぃ (イラスト)
富士見書房 2006-10

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野尻抱介による、近未来を舞台としたSFライトノベルのシリーズ第1作。

話は、南太平洋のソロモン諸島にある日本の宇宙基地で始まる。
度重なるロケット発射失敗で後がなくなった日本の宇宙開発機関では、予算打ち切りを避けるために有人の小型ロケットを検討することになった。

ただしそのためにはパイロットの体重も軽くする必要があって悩んでいたところに、父親探しにソロモン諸島へやってきた女子高生のゆかりが遭遇することになる。

そこからはなりゆきでパイロットとして契約することになり訓練して・・・という、ライトノベルにありがちな展開となるが、これまでに読んだ著者の作品、例えば『沈黙のフライバイ』『ふわふわの泉』のように、細かな設定がしっかりしているので、わりと安心して読んでいくことができる。

本書が書かれたのは15年以上前の1995年ということだが、さほど古びていないところもすごいと思う。
気軽に楽しむことができたので、気が向けば続編も読んでみるかもしれない。



     [本書の新装版]
      
女子高生、リフトオフ!  (ロケットガール1)女子高生、リフトオフ! (ロケットガール1)

野尻 抱介
早川書房 2013-11-08

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     [本書の続編]


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関連タグ : 野尻抱介,

南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)
南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)
野尻 抱介 (著), KEI (イラスト)
早川書房 2012-02-23

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ボーカロイドの小隅レイと、ニコニコ動画をモデルとしたピアピア動画が重要な役割を果たしている、近未来を舞台としたSF連作。
下記の4作が収録されている。
  • 月面に彗星が衝突し破片が飛び散ったために宇宙開発に障害が出るが、ある種の気流が発生したのを利用して宇宙進出を果たそうとする表題作
  • あるコンビニにあった真空殺虫器での発見が、・・・・・・・・につながっていく「コンビニエンスなピアピア動画」
  • 小隅レイやピアピア動画を押し出して予算を獲得した潜水艦で、海底探査をして事件が発生する「歌う潜水艦ととピアピア動画」
  • 「歌う潜水艦ととピアピア動画」の続編として書かれている「星間文明とピアピア動画」

タイトルやカバーからは萌え系のライトノベルっぽい印象を受けるが、この著者らしく登場させた小道具をしっかりと活かしていたり、どんどんエスカレートしていくストーリーとなっていたりで、かなり楽しみながら読んでいくことができた。
小ネタも多く、ネタバレになるのであまり具体的に書けないのが残念である。

例えば後ろの2作に登場するあるキャラクターの名前は、AKB48のメンバーである森川彩香のニックネームを連想したし、小学生の名前が某掲示板サイトの管理人だったので半笑いしたりもした。

きわめつけは、ニコニコ動画を運営している株式会社ドワンゴの会長が解説を書いていることで、著者のニコニコ動画に対しての皮肉に対しての弁解?を述べているところも面白い。

先日読んだ著者の『ふわふわの泉』の流れをくむ作品で、SFとしてもエンターテイメントとしても良作だと感じた。

ニコニコ動画や初音ミクをそれほど知らなくても十分楽しむことができる。
正直それほどこれらは知っているわけではないので、気が向けば試してみようかとも思う。



AKB48 生写真 AKB48 in TOKYO DOME 1830mの夢『森川彩香』AKB48 生写真 AKB48 in TOKYO DOME 1830mの夢『森川彩香』

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ジェネオン・ユニバーサル 2010-09-01

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ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)
野尻 抱介 (著), 撫荒 武吉 (イラスト)
早川書房 2012-07-24

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天冥の標6 宿怨 PART 2 (ハヤカワ文庫JA)
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野尻抱介による、画期的な新素材が発明された近未来を描いたSF小説。
化学部の部長を務めるJKの泉は、後輩の昶(あきら)とともにフラーレン作成の実験をしていたところ、雷などの偶然が重なり、炭素や窒素で構成されるにもかかわらずダイヤモンドよりも堅く空気よりも軽いという素材を作成してしまい、ふわふわと名付けることにした。

このふわふわが世に広まることで多くの物理的な制約が緩和され、飛行船や建物、橋梁などが大規模に造れるようになり、大きく世の中が変わっていく。
そして宇宙エレベーターやマスドライバーといったものに近いものも計画されていく。

本書では空中と宇宙の境目あたりを対象とした建造物や乗り物などが登場し、現在の宇宙開発で関心のあるところのひとつでもあるので興味深かった。

タイトルにも使用されているように、アーサー・C・クラークの『楽園の泉』をもじったシーンも多く、以前読んでいたので小ネタを楽しむこともできた。



南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)

野尻 抱介 (著), KEI (イラスト)
早川書房 2012-02-23

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ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
野尻 抱介
早川書房 2003-11

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アンクスの海賊 クレギオン (3)
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サリバン家のお引越し クレギオン (4)
ベクフットの虜 クレギオン7 (ハヤカワ文庫 JA)

以前読んだ『太陽の簒奪者』『沈黙のフライバイ』といったSF作品が面白かった著者による、初期のスペースオペラ。舞台設定はクレギオンというゲームのものを使用しているらしい。

ストーリーとしては、山っ気のある社長と美人操縦士からなる運送会社の宇宙船が、失われた技術で制御された機雷源に包まれた惑星に挑むというもので、ナビゲーターとして新人の少女が加わることになる。

軽く読めるエンターテイメント性と、現代の科学知識をきっちり利用した舞台設定のうまさが両立されていて面白い。 ただまあ、上記で述べた2作品の方が重厚さがあって好みではある。

ちなみに、このシリーズは以下の7作まで書かれている。
気が向いたら、これらも読んでみようかと思う。


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野尻 抱介 (著)
早川書房 (2007/2/1)


近未来における人類のファーストコンタクトや宇宙進出を描いた5作品からなるハードSFの短編集。
以前読んだ 『太陽の簒奪者』 が面白かったため、同じ著者が書いた本書を読んでみた。

表題作は極小サイズの探査機を大量に宇宙空間にばらまくという、現在既に検討されているアイデアをもとにしたファーストコンタクトもの。研究所の技術者たちが、”赤い小人”というコードネームの異星人が放った探査機が太陽系に来つつある事を突き止め、それらとの邂逅を描いている。

他には自身が60過ぎになってから小惑星を訪れて現在の疑問の答えを探すという「轍の先にあるもの」、火星への植民を扱った「片道切符」と「ゆりかごから墓場まで」、そして女子大生が思い付きから大気圏外への進出をする「大風呂敷と蜘蛛の糸」が収録されている。

どの作品でも荒唐無稽さが少なく、スタートレックのようなスペースオペラ好きには地味に感じられるかもしれないが、その分現在の宇宙調査の状況をよく踏まえているようで、リアリティが感じられ面白かった。
最近読んだSFの中では、かなり当たりの部類に入る。


[著者の他の作品]
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)
野尻抱介 (著), 撫荒武吉 (イラスト)

早川書房 2012-07-24

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南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)

野尻 抱介 (著), KEI (イラスト)
早川書房 2012-02-23

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