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読書-マネー:雨読夜話

ここでは、「読書-マネー」 に関する記事を紹介しています。




東京郊外の国分寺市にある家賃2万円台のアパート在住、週休5日の労働、年収100万円以下という形で20代から「隠居」生活をしていた人物による、お金や幸福、人生などについて語っている作品。
現在は国分寺市のアパートを引き払って台湾で同じような生活を営んでいるという。

著者は杉並区で家賃7万円のシェアハウスに住んでいたころは家賃と生活費のためにアルバイトに忙殺されて消耗し、この生活から抜け出すために変化を求めて行動していった結果が、隠居生活になったことを語っている。
あくまで結果的にそうなったわけで、隠居を目指したわけではないことを強調している。

ちょっと真似をするのは難しいが、そういった生き方もあるのだと視野を広げてくれる。
お金について擬人的に接するようになったり、自分がどうありたいのかという視点からの行動、やりたいことではなくてやりたくないことから変化をつけてみることなど、参考になる意見もけっこうあった。






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お金の概念や経済情勢の変化、技術の進歩などに備えて、投資や働き方の変化を説いている作品。

お金の本質や資本主義の話から、仮装通貨やそれを支えるブロックチェーンの技術がもたらす社会的な影響、AIやEVといった新技術による産業の変化を背景に、投資や働き方への話に移っていく。

「信じられること」と「わからないこと」を区別するという概念を持つという話は参考になったが、それ以外の話はあまり深みがないというか、ネットで調べた情報をまとめただけでも書けそうという印象を受けた。
うまく表現しにくいが、教養や経験に裏付けられていないような言葉が多かったように思う。

そして投資の話では、金と銀のCDF(差金決済取引)をすることで利ザヤを稼ぐ方法を勧めている上、著者の公式LINEに登録することでさらに深い話をすると書かれているあたりで、「明らかに怪しい・・・」という感想を持った。
CDFは商品先物取引やFXでも用いられる仕組みで、素人にいきなり勧められるものではないはずである。

Amazonで評価を見てみると、果たして被害者らしきレビュアーによる「だまされて困っている」という類のレビューがいくつもあり、怪しいと感じたのは正しかったことを確認できた。

中古本とはいえ手にとって購入したのはあまりいい判断ではなかったかもしれないが、誘導されて情報商材を購入させられるなどの面倒な目に遭わなかったのは良しとしたい。




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本書では会社を辞めて起業する、というリスクの高い方法ではなく、あくまで「給料プラス5万円」を目安としたローリスクな形での副業の方法を解説・推奨している。

多くの人は特に稼げるような特技も知識もないと思っているし、私もそう思っているが、実際には他人からするとすごく助かるような能力や知識があると語っていて、その見つけ方から話をしている。

仕事をしていたりプライベートでの身近な人々とのやり取りで感謝された経験を思い出すのがポイントのようである。

そして「ココナラ」のようにインターネット上のサービスで売り出す方法が書かれている。「ココナラ」では似顔絵や翻訳、占いなど細かな依頼事がフリーマーケットのように販売されており、ほとんど知らなかった分野の話なので非常に新鮮に受け止めた。

売り出すだけでお客さんがすぐにつくわけはないので、ブログなどのSNSを用いた宣伝方法、価格競争にならないような値段の設定、お客さんになる方の選び方、副業が本業やプライベートを圧迫しすぎないようにコントロールするためのコツ・・・と、実践的なアドバイスが多く書かれている。

やってみるとやれるかもしれない、と思わせてくれる内容で、まずはサービスや自己分析をやってみようと思った。
自分で思っているよりも、他人のために役に立てるのかもしれない。







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行動経済学から、消費や投資といったお金にまつわる不合理や行動を突いたセールス手法の注意点を解説し、無駄遣いを減らす方法を語っている作品。

払ったからには元を取ろうというサンクコストに反する心理、一旦所有したものを手放すのがつらい心理を突いた返品OKのサービス、無料や限定という言葉の魔力など、消費や投資をする中で目にすることが多いものがいくつも出てくる。

ついつい引き寄せられてしまう話も多く、なぜそのサービスをしているのか?を考えたり、本当にそれが欲しいのか?を確認することで、無駄遣いを減らしたいところである。

注意しておきたいことがいくつも書かれているので、読んでおくと後々役立つと思う。






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電子マネー、仮想通貨、地域通貨、ブロックチェーンといった多様さを増している通貨や決済手段について、現金払いやクレジットカード、プリペイドカードといった従来の決済手段と対比させつつ解説している作品。
先日読んだ『初心者でもこれなら安心 ビットコイン 知識ゼロでもビットコインの相場がわかるようになる!』で多少知ったものの、もう少し知識を増やしたいと思って読んだ。

日本だとATMやクレジットカード端末が整備されていることが新たな決済手段の普及を妨げている一因となっている一方で、アメリカだと小切手がよく利用されていたりクレジットカードを持つための条件(ローンで沢山払うこと)が厳しかったり、中国のように信用やインフラの面で問題があるためにかえって仮想通貨のような新たな決済手段が普及しやすいという話は示唆に富む。

原理はよく分からないながらも仮想通貨は「暗号通貨」と呼んでもいいくらい暗号化の技術が使われているらしいことや、仮想通貨がらみの事件では仮想通貨の技術的な欠陥を疲れたのではなくてあくまで取引所のセキュリティに問題があったという話、ブロックチェーンの技術は仮想通貨のために生み出されたことなど、あまり知らなかった話が多く出てくる。

限られたページ数の中にタイトルとの関連が怪しい地域通貨の話が出てくるなど、少し範囲を広げすぎて薄くなった気もするが、決済手段というくくりで理解を深めることはできたかと思う。






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