読書-マネー:雨読夜話

ここでは、「読書-マネー」 に関する記事を紹介しています。


保険会社が知られたくない生保の話 (日経プレミアシリーズ)
保険会社が知られたくない生保の話 (日経プレミアシリーズ)
後田 亨
日本経済新聞出版社 2013-10-09

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生命保険の問題点について、費用や確率、利回りなどの具体的な数字を挙げて語っている作品。
著者の『生命保険の「罠」』『生命保険のウラ側』が良かったので本書も購入した。

読んでいくと、当然のことながら保証の内容や期間を増やせばそれだけ保険料が上がるわけだが、問題は貯金をして不測の事態に備えておくこととどちらが有利なのか?という問いかけ、多くの商品があまり有利でないという結果となっている。
健康保険などの社会保障もあるので、民間の保険はそれらでカバーできない部分を補うという使い方が正しいのだろう。

最も利用する意義があるパターンとしては子どもが成人したり年金生活に入るまでの保障をつけるという形で、これならば掛け捨ての定期保険となって費用が抑えられるということになる。
こうした話を他の本でも読んでいたので、少し前に大手の生命保険会社の契約を解約し、職場の団体保険に切り替えた経緯がある。

「支払いできないくらいの高額な費用が発生する事態に備えるために支払う」というのが保険の基本的なスタンスであり、例えば入院して数日の費用に保険金が出るようなケースはその分が保険料に上乗せされているわけで、確かに手数料の分だけ損していることになる。

そのため、生命保険のたぐいは例えば100万円単位の貯金ができるまでは加入しておき、ある程度貯蓄ができたら見直すという方法が書かれていて参考になる。

また、学資保険や年金保険のような商品だと、大して利回りが良くない割に早く解約するとペナルティの分だけマイナスになるわけで、資金を積み立てることと比べると流動性や自由度の分だけ負けることも納得しやすい。

こうした話を読んでいて思うのは、貯蓄の性質のある保険商品は「自分で資産管理ができない人が入るもの」ということで、保険以外でできることはそれらの手段を用い、保険でしかできないことを保険でカバーするのが理想的だと考えている。

他にも不透明な手数料率、給料が高いイメージがある保険業界で定着率が低いという現象、ファイナンシャルプランナーの見分けた方など、生保にまつわる多くの話が書かれている。

本書もまた、何となく入っていた保険を見直すきっかけになる良書だと思う。






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「経済の千里眼」と呼ばれる投資家・コンサルタントによる、お金に困らない人生を送るための考え方や行動について、37の項目としてアドバイスしている作品。

孟子の「恒産なくして恒心なし」(一定の資産や収入がなければ気持ちも落ち着かない)という言葉を用い、まずは年収の3年分を貯めることで気持ちに余裕ができるとしていて、それはそうだと思う。

そして節約するのはいいが、食事を安く済ませようとして健康をおろそかにしてしまう人があまりに多いことを指摘し、食事に気をつけること、体調不良の兆候が出たらすぐに休養を取ること、と、お金を貯める前に健康であることがいかに重要かを語っているのも納得できる。

他にも消費するものにめりはりをつけることや、他人のためにお金を使うことがいい結果をもたらすこと、本を読んだり映画を見るなど多くの情報に接することでインスピレーションを得やすくするなど、もっともな話が多い。

そして「お金持ちがしていること」はやり方が分からなかったりして必ずしもできるとは限らないが、「お金持ちがしないこと」は内容がはっきりしているので、ある程度は努力できそうに思える。
例えばたばこ、メタボ、お酒、ギャンブルなどがそれに当たり、確かにポジティブな要素は少ない。

傷を負わないと分からないこともあるので何度もチャレンジしてかすり傷を負うことは重要だが、致命的な傷を負わないようにすべきだという話も印象に残る。

正直あまり期待せずに読み始めたが、思った以上に響く内容が書かれていて参考になった。
著者のこれまでの来歴を語りながら話をしているので、伝わりやすかったということもあるのだと思う。






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年収300万円でもお金持ちな人、年収1000万円でも貧乏な人
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横山 光昭
PHP研究所 2016-05-25

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先日読んだPHP文庫から出ている『「お金が貯まらない! 」が治る本』がベースとなって加筆された作品。
体裁を比較すると、本書の方が読みやすいように感じる。

先日ブックオフで本書が200円、『「お金が・・・』が108円で販売されていて、その日は活字本20%オフの日だったので安く抑えられたとはいえ、ほとんど同じ本を童子に購入したのはちょっと失敗で、本書の趣旨と反する買い物となった。
(タイトルが異なるので、違う内容もそれなりにあると思い込んだ)

再読することで理解を深めたり記憶しやくする効果があったかもしれないので、必ずしも無駄ではないと自分に言い聞かせることにした。
そして本書の方を保管し、『「お金が・・・』を売却することにした。

著者が同じで趣旨が似ている本で立ち読みが可能であれば、確認して無駄な買い物にならないよう気をつけているつもりだったが、たまにこういうこともある。






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働く君に伝えたい「お金」の教養
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出口 治明
ポプラ社 2016-01-13

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ライフネット生命会長による、20代の人向けにお金にまつわる考え方を語った作品。
30代以降の人にも役立つ内容となっている。

まず、「日本の財政は危ない」とか「年金で世代間の不公平がひどい」という話がよく報道されていることに対し、これらは不安に乗じて儲けようとする人たちの陰謀だと断じているのが痛快である。
不安がっているだけでいいことはないし、現状からいかにして現実的な手段でよりよくできるかを考えるべきというロジックには納得できる。
(このあたりに関しては、「年金カット法案」だなんだと騒いでいた野党の人々のレベルの低さを思い起こす)

現在の年金にしても掛けた額の2倍はもらえる計算になるそうで、実際の数値に当たらないとだまされると思った。
当然、それだけでいいかというと別の問題となるので、確定拠出年金の利用を検討している。

お金の使い方については、高度成長期やバブル期のように経済が右肩上がりで成長していた頃の消費を基準にしている世代、通称「バブルおじさん」の言うことを真に受けてはいけないと書かれていて、その通りだと思う。

著者が専門とする生命保険については、保険でしか対応できない掛け捨て型のものが基本であり、投資信託などで代用可能な払い戻しのある生命保険は顧客にとって不利でしかないとし、このあたりも近年感じていたことと一致する。

例えば独身だったら高額な死亡保障は必要でなく、むしろ働くことができないリスクに備える終業不能保険の方が役立つという話も参考になる。
他の社会保障との兼ね合いにもなるが、検討に値するのでもう少し調べてみたい。

自分自身への投資の重要性、比較的スタンダードな形での株式や投資信託への積立投資、今後に予想される働き方の変化、欠陥は多いが民主主義以上の政治制度が現在存在しないことなど、幅広い事柄について分かりやすく語られており、大いに役立つ内容だった。






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関連タグ : 出口治明, ,

「お金が貯まらない! 」が治る本 (PHP文庫)
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横山 光昭
PHP研究所 2012-09-05

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ファイナンシャルプランナーによる、これまで多くの顧客に接してきた経験から、お金が貯まる人、貯まらないの違いや貯めるための方法論、考え方について解説している作品。

貯めることは基本的に「収入>支出」を続けることで、貯まっているかどうかは年収と同額以上の貯金があるかどうかだとしていて、使う用・貯める用・殖やす用に口座を分ける場合の振り分ける額について参考になる。

見得による消費、ストレス発散による浪費、クレジットカード払いでの失敗、お得や限定という言葉によって必ずしも必要でないものを購入してしまうケースなど、このあたりは思い当たる部分が多い。

また、貯まらない原因に心理的に安定していない場合や、他人の意見に流されてしまう場合などのことも書かれていて、貯まらない考え方があることを再認識する。

自分の好きなものやこだわるもの、それほどお金をかける必要がないと思うものをきちんと認識できているかどうかがポイントのようで、自分の場合は本、旅行、食事、ライブあたりがお金をかけがちなもの、ファッション、お酒、ギャンブルあたりがあまりお金をかけないものということになるだろうか。

預金の引き出しタイミングなど、必ずしも納得できることばかりではないが、ある程度貯金に関する考え方の整理ができ、自身の行動で見直した方がいいかもしれないポイントもあったので、読んで役立ったと思う。






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