読書-雑学:雨読夜話

ここでは、「読書-雑学」 に関する記事を紹介しています。


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しばしば使われているが必ずしも皆が理解しているとは限らないカタカナ語について、かなり思い切ったがニュアンスをつかんでいる訳し方をして解説している作品。

知っていて理解している言葉、知っているが理解があやしかった言葉、全然知らなくてそういう言葉が使われていることから初めて知った言葉(特に美容や健康に関する言葉)と分かれるが、それぞれそのようなつかみ方をすればいいのか、と思う部分も多くて興味深い。

例えばオリエンテーションのことをオリエンと略して表現することもあるのは知らなかったので、知らないカタカナ語が実は単純に略されていただけということもあることには気をつけようと思った。

思ったのが、語源となる言葉が理解できていれば初めて読むカタカナ語でも類推がしやすいことで、学校である程度習う英語に由来する場合は類推しやすい一方、馴染みがあまりないフランス語やドイツ語などに由来する場合は類推がしづらいと感じた。

カタカナ語ということは漢字での言葉に定着していないくらい新しい言葉であることが多いわけで、比較的新しいボキャブラリーを得るという使い方もできたので、まずまず役立つ1冊であると思っている。






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福岡ローカルのコラムニストによる、福岡県の風習や言葉、文化などを100の項目で紹介している作品。

以前読んだ『博多ルール 博多よかよか!ライフを楽しむための48のルール』と重なる部分も多いが、それ以外に初めて知ることも多く、福岡県に行くことは多くても住んだことがない者としては興味深い。

例えば原を「はる」、京都郡を「みやこぐん」と読むところまでは分かっていたが、稲荷町を「とうかまち」というのは分からなかったのが少し悔しい。

職場などでしばしば「なるほどですね」という言葉を聞いたりつられて使ってしまったりしたことがあるが、これは近年生まれた福岡などでの方言の一種とあり、全く意識していなかったので驚く。

北九州の屋台ではお酒がなくて代わりにおはぎが出るというところでは、北九州を本拠とする資さんうどんでうどん屋なのにぼたもちも人気があり、行ったら必ず注文するか持ち帰ってしまうので、その文化が反映されたものなのだろうと納得した。

他にも私鉄のN鉄O牟田線が便利のいい隣県の鳥栖市を通らずに県内の小郡市を通るというもやもやした感じや、手榴弾を見つけて通報したら10万円の報奨金が出るという修羅の国の恐ろしさ、博多駅の改札に漂うクロワッサンの甘いにおいというあるあるなど、多くの話が収められている。

著者は北九州出身で福岡市在住ということもあり、久留米や筑豊についての話が少ない気もするが、福岡市に住む知人との話で出てきたことがけっこう出てきて、面白く読んだ。






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語源に隠れた世界の歴史: 世界史の重要知識もわかる! (知的生きかた文庫)
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世界史上の人名や地名、出来事などからきている語源を紹介している雑学本。
著者は『名古屋学』、『博多学』、『札幌学』など、県民性に関する本を多く著している。

キリスト教国とイスラム教国の戦いや、西欧列強による植民地争奪戦のような戦争によって品物や技術とともに名前も伝わるケースが多いことがよく分かる。

この中で特に印象に残るのは、アメリカを代表するウイスキーのバーボンが、独立戦争の際に味方になってくれたフランス王家のブルボンからきていることと、ゴシック様式というのが元々はイタリアから見てバランスを崩した感じがゲルマン人の一派である「ゴート人の」というラテン語からきているという話である。

また、カーディガンやボイコットが人名に由来していて、前者がクリミア戦争での防寒着として、後者がイギリスによるアイルランドでの圧制への抵抗として生まれたとあり、それぞれのエピソードが興味深い。

他にも、南米のアルゼンチンと国境を流れるラ・プラタ川の名前は西欧の征服者たちが求めていた銀に由来していることや、ホンコン、マカオ、カンガルーといった名称が現地人の発音からきていることなど、ちょっとしたトリビアがいくつも出てくる。

「世界史の重要知識もわかる!」という副題に期待しすぎてはいけないが、ちょっとした気晴らしに読むにはまずまずの本だと思う。






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必ず役立つ! 「○○(マルマル)の法則」事典 (PHP文庫)
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烏賀陽 正弘
PHP研究所 2012-05-02

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ハインリッヒの法則(重大事故の背景には多くのヒヤリがある)、パレートの法則(20%:80%)、パーキンソンの法則(官僚制の弊害)、ピーターの法則(無能さと出世の関係)など、過去の経験からありそうだと判断されて多くの人から何となくの支持を受ける法則を70個紹介している作品。

例えばマーフィの法則(最も望ましくないところで失敗が発生するなど)は確かにそうだと思わせられる一方、失敗につながりかねないことをやって成功したケースは見過ごされることが多く、悪いことが記憶に残りやすいことを考慮すると法則というよりも心理的な要素の方が強いのかもしれないと考えたりもする。

著者の文章のせいか解説が長いような気もするが、このような法則とされる概念がいくつもあることを知ること、再認識することができたので、読んだ意義は十分にあった。






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ナショナルジオグラフィック 秘密の地下世界
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日経ナショナルジオグラフィック社 2015-12-19

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ナショナルジオグラフィックによる、地下の建造物や自然環境をきれいなカラー写真で紹介しているムック本。

初めの方ではフランスやイタリアにあるカタコンブ(地下墓地)が掲載されていて、人骨が積み上げられていたり、服を着たままのミイラが並んでいる光景は慣れていないと見ていないとあまり気持ちが良くない。

そしてパリにカタコンブのような地下施設が多いのは、大理石などの良質な石材を採掘することができ、できた穴を有効活用する意味もあったことが書かれていて少し驚いた。

他にもマダガスカル島などにある石灰岩が侵食されてできたとげとげの岩山、高層ビルの高さがあるベトナムの洞窟、マグマがたぎる火山湖、海底に沈められた戦車や廃船が漁礁となっている様子など、すごさを感じる写真がいくつも掲載されている。

見たことのない光景が多く入っていて、興味深く見ることができた。





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