茶んた (著), トキメキフラグ委員会 (著)
宝島社 (2021/3/15)
映画や漫画などでしばしば登場するときめく(?)シーンを面白おかしく紹介・解説している作品。
以前読んだ『明日から使える死亡フラグ図鑑』の続編のような扱いになっている。
『マトリックス』に登場した銃弾をスローモーションで避けるシーンや『ターミネーター』で観たことがある豪快な銃の再装填シーン、大物キャラが試合を最後まで観ずに立ち去るシーンなど、あるあるネタが多く描かれている。
そこそこは面白いものの、これはフラグなのか?という疑問があったりするなど、『明日から使える死亡フラグ図鑑』に比べるといまひとつという感想になった。
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- 『明日から使える死亡フラグ図鑑』

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スエヒロ (著)
集英社 (2020/1/24)
以前読んだ『【至急】塩を止められて困っています【信玄】』の作者による、昔話を現代のもので表現したらどうなるか?で遊んでいる作品。
タイトルにある週刊少年ジャンプの連載だったらでは、『ONE PEACH』や『金肉マン』、『カメマン。』、『ジジジージ・ジージジ』など、絶妙なネーミングが多くて笑ってしまう。
近い傾向だと、「ブラ地蔵」、「天才!さるかにどうぶつ園」、「桃にしやがれ」などの土曜日の夕方から夜にかけてのテレビ欄も秀逸である。
Twitter、LINE、インスタグラムといったSNSでのやり取り、Amazonのレビューでの金太郎の腹掛けや白雪姫での鏡といった小道具のレビュー、ガリバー旅行記のツアーパンフレットやネバーランドの旅行ガイド本など、いかにもありそうな体裁で書かれていて面白い。
こんなパロディの仕方もあるのか、という驚きもあり、楽しく読むことができた。
- 著者の作品について書いた記事
- 『【至急】塩を止められて困っています【信玄】』

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古野 まほろ (著)
幻冬舎 (2019/3/28)
元キャリア警察官の経歴を持つ作家による、警察組織での用語の使い方や階級制度、部署の役割などを解説している作品。
一般的に使われていると思われる用語(ホシや本官など)が実際は使われていなかったり、刑事ドラマやミステリー小説に登場するキャラクターの言動が実態と合っていたりいなかったりすること、あまり警察ものに出てこないが重要な役割を果たす部署など、警察を扱った作品が好きな人には興味深い話が多く扱われている。
先日読んだ著者の『新任警視』で「そう言えばそんなシーンがあった」と思い起こす話も多く、他の著書も読んでみようかという気にさせてくれる。
関心を惹かれるところとあまり関心を持てないところの差はあるが、それなりに楽しめる作品ではある。
- 著者の作品について書いた記事
- 『新任警視』

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茶んた (著)
宝島社 (2020/10/12)
映画やドラマ、アニメなどで、「このような言動をしていたら後で死ぬ」という死亡フラグのシチュエーションをイラストと文章で解説している作品。
アクション、サスペンス、SF、ホラー、バトル、パニック、サメ・ゾンビと、作品の種類ごとに構成されている。
すぐに殺さずにためたり「冥土の土産」として語りすぎる悪役、極秘情報を電話で話せないので直接会って話すと語る人物、数を頼んで圧倒しようとする人物など、そんなシーンがあった作品が連想できるシチュエーションが扱われていて、まさにあるあるネタの作品となっていて面白い。
ただ、映画ネタが多くて漫画ネタが少な目のような気がしていて、漫画ネタはもっとあるのではないか?と思っている。
そのあたりは出るか出ないか分からないが、続編が出ることを期待したい。

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