読書-漫画:雨読夜話

ここでは、「読書-漫画」 に関する記事を紹介しています。


殿といっしょ 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
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大羽 快
メディアファクトリー 2008-06-23

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殿といっしょ (10) (MFコミックス フラッパーシリーズ)
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戦国武将を題材とした4コマ漫画の第2巻。

第1巻に登場していたキャラクターに加え、切腹や謀略のネタを使う平手政秀、もっともらしいことを言ってすぐに眠ろうとする朝倉義景、かぶき者を気取るがいい人であることを隠せない前田慶次など、新たな戦国武将が登場する。

ネタによって好き嫌いが出てきて、好きなのは信長と関係者のネタ、お笑い好きの秀吉、爽やかな雰囲気でダメ出しをしまくる直江兼続、萌えキャラの長宗我部元親などで、あまり好きでないのは伊達政宗の眼帯ネタ、若き日の武田晴信(信玄)と山本勘助のやり取り、真田信之が昌幸や幸村に振り回される回といったところである。
後者がいまいちと感じるのは、似たネタを繰り返してくどくなったためかと思う。

島津義弘がキャラの薄さに悩んだり、今川義元が息子の氏真からモテないといじられて否定に躍起となるなど、既存のキャラクターにも新たな性格を持たせているところには工夫が感じられていい。





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千夜一夜物語 (まんがで読破)
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バラエティアートワークス
イースト・プレス 2010-02-28

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イスラム文学として名高い『千夜一夜物語』を漫画化した作品。

女性を信じられなくなったシャハリヤール王が毎朝女性を殺すようになったある日、シェラザードという大臣の娘が王宮へ行き、面白い話をすることで続きを聞きたい王から処刑されることを引き延ばしたというのがこの話で、本作では以下の6作が収録されている。
  • 「せむし男の物語」
  • 「美しきジャリスとアル・ディンの物語」
  • 「アジズとアジザの物語」
  • 「空飛ぶ黒檀の木馬の物語」
  • 「床屋と紺屋の物語」
  • 「靴直しのマアルフと女房ファティマーの物語」
カリフ(教王)やスルタン(世俗の王)などイスラム社会の予備知識があったほうがいい部分もあるが、基本的には分かりやすくて楽しめる話となっている。

ややコメディタッチのもの、愚行を乗り越えてハッピーエンドとなるものとバッドエンドとなるもの、微妙な人間関係にまつわる感情が物語に影響を与えるものと多彩で、他にも面白い話がいくつもあるのだろうと期待させてくれる。

扱われている話も文章だともっとこまかな描写が書かれていると思うので、入り口として読むにはなかなか良かったのではないかと思っている。






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学問のすすめ (まんがで読破)
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福沢 諭吉 バラエティアートワークス
イースト・プレス 2008-03-01

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福沢諭吉の『学問のすすめ』を漫画化している作品。
そのままだと漫画にしても面白くならないためか、福沢が『学問のすすめ』を著すまでの事跡を2/3くらい、『学問のすすめ』の内容についてが1/3くらいという割合になっている。

福沢自身のことを描くなら『福翁自伝』でもよかったのでは?とも思ったが、これだと福沢による面白いエピソードの数々を割愛しなければならなくなるので、この形に落ち着いたのかなとも思った。

福沢をはじめとする絵のタッチは内容とまあまあ合っているように見えたし、福沢の事跡を分かりやすく伝えることに成功しているようだったので、入門書として悪くないと思う。






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エリートヤンキー三郎(1) (ヤンマガKCスペシャル)エリートヤンキー三郎(1) (ヤンマガKCスペシャル)

阿部 秀司
講談社 2000-07-04

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2000年代前半によく売れていたヤンキーもののギャグ漫画。
散髪に行った際に待ち時間に久しぶりに読み返した。

大河内一郎・二郎という県内でも有数のヤンキーを兄に持つ大河内三郎が主人公で、三郎が兄たちと同じ徳丸高校に入学するところから話が始まる。
三郎は悪人だらけの一族で勉強ができないことを除くとやや気弱でオタクな高校生として描かれるが、兄たちのこともあって不良たちが周りに集まってきて、当人の意思を無視して三郎軍団が形成されてしまう。

三郎が流される状況を嫌がっている独白が随所で書かれているのと、三郎の言葉を都合よく解釈して広める河井の言動によってどんどん事態がエスカレートし、三郎の不幸さが面白い。

第1作ではまだ絵のタッチが荒いこと、武闘派キャラの石井がまだ頭の切れる硬派で変態キャラではなかったこと、河井の相方である福士が「オウヨ」以外の言葉を話しているなど、その後の変遷を考えると著者がこのシリーズを描いていくうちにどんどん筆が進んでいったことが分かる。

なかなかどぎつい感じの絵柄ではあるが、内容との組み合わせはこれしかないと思わせるようなインパクトのあるものになっているのもいい。

以前読んでから10年以上は経っているはずだが、意外に古びていなくて楽しむことができた。






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茶の本 (まんがで読破)
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岡倉 天心 バラエティアートワークス
イースト・プレス 2010-12-01

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明治時代に岡倉天心が欧米人向けに日本の文化や考え方を紹介した『茶の本』(原題:『THE BOOK OF TEA』)を漫画で分かりやすくアレンジして描いている作品。

内容はサラリーマンの建治が幼馴染の明美のすすめで茶道の教室に行き、アメリカ出身のクラーク先生から茶道や日本文化について説明を受けるというものになっている。

千利休や小堀遠州に代表されるわび・さびというものや日本と西欧の美意識の違い、日本では中国のように遊牧民の王朝による断絶がなかったために多様なお茶の文化が続いてきたことなど、多くの話題がクラーク先生の口から語られている。

お茶には道教の考え方が強く残っていることや、明治当時での欧米での美意識ではある種のくどさが天心には消化不良を催すものだったなどの話が印象に残る。

『茶の本』の雰囲気が何となく伝わったような気がするので、次は『茶の本』の現代語訳版を読んでみたいところである。






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