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読書-漫画(4コマ):雨読夜話

ここでは、「読書-漫画(4コマ)」 に関する記事を紹介しています。



谷 和也 (著), 矢立 肇 (その他), 富野 由悠季 (その他)
KADOKAWA/角川書店 (2015/10/26)


安彦良和著『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に登場するキャスバル(11歳)の元に、10年後にシャアとなった自分自身が登場するという設定で描かれた、スピンオフの4コマギャグ漫画。

机の引き出しから出てくるという、某青いネコ型ロボットが登場する漫画を思わせるシーンから、全体の作風が分かってしまって面白い。
そして、しょうもないひみつ道具まで出しているのが笑える。

大和田秀樹『機動戦士ガンダムさん』に登場するシャアに近い、ダメなキャラクターのシャアに対し、冷静にツッコミを入れつつもシャアが10年後の自分だと信じたくないキャスバルの対比が面白い。

妹のアルティシア(後のセイラ・マス)や、キシリアやデギンといったザビ家の人々、ジンバ・ラルとランバ・ラルの親子なども登場して話を盛り上げていて、楽しく読むことができた。

初期型ガンタンクの話など、元ネタの『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』をまだ読んでなくていまひとつ伝わらない部分もあったので、こちらも読んでおきたいところである。






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関連タグ : ガンダム,


あずま きよひこ (著)
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2000/2/10)


高校生活を舞台とした、ゆるくて面白い4コマ漫画の第1巻。
かなり以前にどこで読んだか忘れたが読んだ記憶があったので、ブックオフに販売されていたものを購入してみた。

10歳だが飛び級で入学したちよ、クールで怖そうな外見だが実はネコやぬいぐるみが大好きな榊さん、マイペースな大阪(あゆむ)、強烈なエピソードが多いゆかり先生とそれに振り回される黒沢先生など、多くのキャラクターが登場する。
説明はあまりなくても、読み進めるうちにそれぞれのキャラクターが分かってくるのがいい。

パソコンを使い始めていたり、ポストペットの話題が出てくるところは時代を感じるが、それ以外はあまり古びていないと思う。
そうそう、こんな感じだったと思いながら楽しく読むことができた。





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いがらし みきお (著)
竹書房 (2014/5/30)


1986年から30年以上にわたって連載が続けられてきた4コマ漫画『ぼのぼの』から、癒されそうな話を集めている作品。

この作品は初めて読んだが、独特のゆるさ・ほのぼのとした感じと、ちょっとシュールで考えさせられそうなところがあり、哲学的だと評価されることもあり、そうした部分が本書につながったようである。

主人公でラッコのこどもであるぼのぼのをはじめ、シマリスくんやアライグマくん、プレーリードックくん、スナドリネコさんといったキャラクターとの掛け合いが楽しい。
特に、ぼのぼののボケにアライグマくんやスナドリネコさんがツッコミをいれるところがいい。

大好きとまではまだいかないが、読み続けるうちにしっくりくるものなのかもしれない。





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90年代に連載されていた、幕張にある大学を舞台として大学生たちによるゆるい日常を描いた4コマ漫画の第1巻。
作者の作品では『いとしのムーコ(1)』や横浜ベイスターズを題材にした『ササキ様に願いを』を読んでいて、『ササキ様に願いを』にかなり感じが近い。

幕張は幕張メッセやマリンスタジアムがあって未来都市の様相を見せる海浜幕張駅周辺と、そこよりも湾岸道路をへだてて内陸で下町という感じの総武線の幕張駅に分かれていて、舞台は後者となっている。
そして柏、三咲、津田沼、誉田、君津、薬園台など、登場人物は千葉の地名や駅名が名字になっている。

極端な面倒くさがりですぐ汚部屋にしてしまう「サボテン女」の明日香を中心に、見た目は清楚だが恐ろしい一面を見せる桜子と弟のミチル、バイトの鉄人を自称し空回りをすることが多い誉田、男性らしからぬ料理好きで家庭的な津田沼らのキャラクターが魅力的で、楽しく読むことができる。

携帯電話がまだ珍しかったり、ポケベルが使われていたり、サイゼリアがまだ全国区ではなかった(千葉には多かったが東京でも珍しかった)など、90年代半ば頃ということが伝わる描写に時代を感じるのも味わい深い。

長らく連載され、読者から愛されてきた作品ということが伝わってきた。






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葛飾北斎の次女で「応為」の名で自らも絵師として活躍したお栄を主人公とした4コマ漫画の第1巻。

自由人過ぎる父・北斎や、それに似て破天荒な言動も多いお栄、そして渓斎英泉や歌川派の広重や国芳、お栄の絵にボツを出してくる版元(現在で言うところの編集者)などが登場して話を盛り上げている。

締め切りを守れずに版元に追いかけられる絵師たちの姿は、現在の漫画家に通じているのが面白い。

北斎が住むと汚部屋になるので引っ越しを頻繁に繰り返していた話や、広重が火消しが本職だったこと、猫の絵が多い国芳が猫っぽく描かれているなど、史実を抑えているのであなどれない。

この時代の絵師について知っていても知らなくても楽しめる作品で、なかなか良かった。






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