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読書-コンピュータ:雨読夜話

ここでは、「読書-コンピュータ」 に関する記事を紹介しています。



津田 義史 (著)
秀和システム (2022/2/22)


昨年、職場で内作でRPAを構築できないか?UiPathでどこまでできるか?ということで学習・調査するために購入してもらった作品。

ベンダーから、UiPathは小規模な企業で内作で構築する分には無料ということを聞いたための選択となった。

本書を読みながら構築を始め、Webサイトにログインして必要なボタンをクリックして・・・というところまで作成して会議で披露するところまでできた。

ただ、その後費用対効果の面や他の業務との兼ね合いなどもあり、結局実施しないままとなった。

これには、別のところでベンダーに構築してもらったRPAでトラブルが発生したら私に問い合わせが来て、自分で調べたりベンダーに調査依頼をしたりとかえって作業が増える羽目になり、自分にとって何のメリットもなくデメリットばかりだということに気付いてやる気をなくしたことも大きい。

使う人自身が調べたり問い合わせるのであればまだしも、使用しない私に調査するよう依頼が来るのは面白くない。

システムツールがノーコードになっても、作業する人の負担が集中したら結局属人化していい結果にならない、というケーススタディを得る結果となった。

・・・そうそう、本書の内容自体は分かりやすくて良かったと思う。




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沢渡あまね (著), 高木咲希 (著)
シーアンドアール研究所 (2020/8/27)


クラウド型の社内ポータルアプリ作成ツールとでもいった感じの製品である、kintoneで業務改善を進める話を小説仕立てで書かれている作品。

中小企業の若手社員がkintoneを知り、アプリを作成していかに社内で定着させるかというストーリーとなっている。

お仕事小説の形式でkintoneの機能やプラグイン(追加プログラム)、そして利用者たちのコミュニティなどを知ることができるのでためになる。

現在勤め先でこの製品を提案しようと色々考えていて、非常に参考になった。
経営陣が有用性を理解し、費用を出してくださるといいのだが・・・まあこの辺は私がどのように話を持っていくかにもよるので、努力する。




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西村泰洋 (著)
秀和システム (2018/3/21)


RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)についてその概略や種類、導入の仕方などを解説している作品。

本当に概略的な感じだが、「RPA Express」というアメリカ企業が提供しているRPAのフリーソフトがあることなど、興味深い情報や注意点などがそれなりに読みごたえがある。

職場でIT補助金を使ってRPAツールを導入してベンダーに設定してもらったものの、費用対効果の点でダメだと判断されて使うのをやめる方向となったが、これはあくまでRPA化する作業をうまく選定できなかったためと思われる。

あと、導入したツールにくせがあって使いにくかったということもありそうである。(価格が廉価という理由で選んだため?)

使い方を工夫すれば効果が出せるものではあるので、色々と考えてみる。




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安藤 昭太 (著), 宮崎 翼 (著), NoCode Ninja (著)
インプレス (2021/6/23)


プログラムコードを書く必要なくアプリやWebページ、データベースなどを作成する、ローコードツールの紹介や技術動向を解説している作品。

コードを書く必要がないのでシステム担当やSEでない一般の従業員がシステムを作る際のハードルを下げる効果が大きい一方で、システム構築をする場合のイメージや考え方がないと使いこなせないとも感じていて、なるほどと思いながら読んだ。

そして、ローコードツールは3~4種類に大別され、ウェブデザイン系、データ管理/顧客情報管理系、タスク自動化ツール、オールインワン系(前述の3種をすべて含むもの)ということになる。

それぞれの具体的な製品・サービスも紹介されていて、この中ではデータ管理/顧客情報管理系として、サイボウズ社の「kintone」にたいして非常に関心があり、もっと調べてみようと思った。

他にも、クラウドサービス間のデータ連携を自動的にしてくれるツールとして「エニーフロー」などがあることや、スマホで基幹システムへのデータ入力を可能とする「ユニフィニティー」などの事例も参考になった。

勤務先に導入するには費用を認めてもらうためにどのように提案するか?説得するか?ということも含め、色々と考えたり試したりしたい。




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矢内 東紀 (著)
実業之日本社 (2023/5/29)


ChatGPTについて読んだ本の3冊目。
さすがに3冊目になると、関心がある部分についてはある程度分かってきた。

本作で印象に残ったのは、著者は本文のほとんどをChatGPTに書かせたと書いているところで、著者が要旨を入力→ChatGPTが文書を出力→著者が手直し・・・という形で書いたということなのだろう。

ビジネスでの利用例も分かりやすく書かれていて、なかなか良かった。




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