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読書-ビジネス書:雨読夜話

ここでは、「読書-ビジネス書」 に関する記事を紹介しています。



堀江 貴文 (著)
SBクリエイティブ (2015/12/5)


ホリエモンによる、とにかく行動することと変に本音を押し殺さないことの勧めを語っている作品。

「お金がないから」とか「時間があれば」というセリフは多いがこれらはすべて「言い訳」とバッサリ切り捨て、他にもバランスを取ろうとしないこと、自意識やプライドに縛られる愚かさなどと話が続き、おそらく多くの人が耳が痛いと感じるであろうと思った。

行動することで失敗しても経験が得られること、経験から次の行動が判断しやすくなること、本当にやりたくて実行していたらさまざまな手段を思いつくしできないことや苦手なことは人に頼むこともできるなど、実際にそれらを実現してきた著者らしさが出ている。

人に頼むという手段は簡単にはできないだろうと思ったが、初めの方で著者がお金よりも信用の方が重要だと書いていたことを思い出し、ここにかなりの努力をしてきたのだろうと納得できた。

特に腑に落ちたところは、情報はまずは質よりも量を得るというか浴びるという話で、別に忘れたからと言って脳から完全になくなったわけではないので、思わぬところで別の知識とつながったりするという話である。
これまで読んだ本の内容をかなりの程度で忘れている自信があるが、これはこれで問題ないと安心させてくれた。

著者の考えがよく出ていて、どの程度実践するかは別として参考になった。






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関連タグ : 堀江貴文,




東大の教養課程に所属する教授2人による、今後求められる教養について語っている作品。

日本でこれまで教養とイメージされてきたものは「広い分野で多くの知識がある」ことだが、これだと雑学を知っていることとあまり変わらないと語り、欧米などでイメージされる教養は「異分野の考え方も理解した上で議論ができ、正解のない答えを求めることができる」ことという趣旨の話をしている。

例として借地借家法をめぐって法学と経済学で考え方が異なることや、原発の是非をめぐる議論などを挙げていて、正解がなかったり複数あったりする問題が多いことを再認識させられる。

その上で、「考え方の違う相手を頭から否定しない」、「予測と価値判断を分けて議論する」、「正しい・正しくないですぐに判断しない」などの方法を語っている。

言いたいことは何となく伝わったものの、学者の話だなとも感じた。




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大企業で課長以上くらいのサラリーマンに対し、出世の目がなくなるようであれば後継者難で廃業を検討しているような中小企業を購入して社長になるというキャリアプランを提示している作品。

前半ではゼロから起業することがいかに困難でリスクが高いかや、特に手を出す人が多い飲食業は他業種以上に難易度が高いことを語っている。

そして後半で、本当に書きたいであろう中小企業のオーナーになることの話が書かれている。

このキャリアプランを提示している根拠には、大企業の管理職なら一通りのビジネスの考え方、予算や決算などの見方、業務を効率化するためのシステムやサービスについてを仕事の中で習得していることと、一方で中小企業のオーナーではこれらができていない人が多くてその企業の業績をさらに上げられるのではないか?ということを挙げている。

もちろん企業の見極めや向き不向きといった困難な面も書かれている。

なかなか興味深い内容ではあるが、私のキャリアには該当しないようである。





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大手の冠婚葬祭会社の経営者による、孔子とドラッカーをはじめとして古今東西の哲学者、思想家、政治家、軍人、作家などの言葉やエピソードを用いて、マネジメントについて語っている本。

『論語』など儒教の徳目である「仁」、「義」、「礼」、「智」、「信」をはじめとして最後の「天」にいたるまで、1文字の言葉をキーワードにして4ページで語ったものが48項目で構成されている。

なるほどと思うものも、著者のくせのある語り方にちょっと苦手さを感じるものもありでばらつきはあるが、自身のプロフィールで無類の読書家と書かれているだけあり、さまざまなエピソードを用いて紹介しているところは興味深い。
あくまでマネジメントの立場からのものなので、そうしたところが該当しない読者(私とか)に合ったり合わなかったりということなのだろう。

あまり知らなかった話では「易」のところで、易は統計的研究によって運命を切り開いていくみたいな話が書かれていて、四柱推命などについても少し知りたくなった。

本書と関連する記事を探していたら昨年読んだ『世界一わかりやすい「論語」の授業』の著者ということも分かり、それほどはまらなかったのも分かったような気がする。






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関連タグ : 孔子,


武器を磨け 弱者の戦略教科書『キングダム』 (SB新書)
佐藤 優 著 原 泰久(原作)
SBクリエイティブ 2018/1/6



元外務省で色々あって作家になった佐藤優が、漫画『キングダム』のエピソードを引き合いに出して人生、仕事、人間関係などに関するアドバイスをしている作品。

組織での処世術や奇跡を起こす(ことになるかもしれない)ための努力の積み重ね、不遇な時期の耐え方や過ごし方、目的のための行動、休むことやユーモアの重要性などを語っている。

中でも「紹介」というキーワードの重要性や日本人が紹介を軽く考えがちなことを指摘しているが、先日吉本興業の芸人が紹介によって大変な目にあっているニュースが強烈な実例になっているなと思い出した。

本書は『キングダム』のカットを随所に入れてエピソードとともに書いていることで、『キングダム』ファンの一部が読んでくれることが期待できるわけで、著者が語っている「フォアボール的な仕事」ということになるのだろう。






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