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読書-アート:雨読夜話

ここでは、「読書-アート」 に関する記事を紹介しています。



妖怪 水木しげる画集
水木 しげる
講談社 2019/3/10



水木しげるの生誕97周年を記念して出された、妖怪画の画集。
カラー画62作品、モノクロ画12作品の74作品が収録されている。

『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する砂かけ婆や一反木綿、ぬらりひょんなどをはじめ、日本各地に伝わる怪奇現象や妖怪の言い伝え、ローカルな神などが描かれている。

それにしても人がいないはずの場所で「さわられただけ」とか「声や音がしただけ」といった目に見えない現象も妖怪のしわざとしてキャラクター化しているのは改めて考えるとすごいことだと思う。

ひさしぶりに水木作品の絵を見たが、改めて独特の魅力を感じ取ることができた。




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関連タグ : 水木しげる,

ヘンな浮世絵 (コロナ・ブックス)
日野原 健司 (著), 太田記念美術館 (監修)
平凡社 (2017-08-30)



幕末に2年8ヶ月間という短い期間に広重や北斎のパロディというかパクリみたいな面白い浮世絵を出した、歌川広景(うたがわひろかげ)の作品『江戸名所道戯尽』を紹介・解説している作品。

50作におよぶこのシリーズは広重の『名所江戸百景』や北斎の『北斎漫画』の背景やキャラクターを模倣していて、そこに登場するキャラクターが変な失敗したり、とんでもないハプニングが発生したシーンを描いていて面白い。

人を化かす狸や狐、河童、雷様なども登場していて、河に落ちた雷様から尻小玉を取ろうとする河童などの絵には笑ってしまった。

監修は過去に何度か行ったことがある原宿の太田記念美術館によるもので、また行ってみたいと思った。






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大津絵 民衆的諷刺の世界 (角川ソフィア文庫)
クリストフ・マルケ (著), 楠瀬 日年 (イラスト)
KADOKAWA/角川学芸出版 (2016-07-23)


江戸時代に東海道や伊勢神宮参拝の宿場町だった大津で土産物として販売されていた大津絵を紹介・解説している作品。

大津絵は浮世絵と同じように量産されて手頃な値段で普及していて、それゆえに希少価値がないと判断されてあまり残っていないという。
使い方は元々は仏教などの宗教画として描かれ、その後風刺画や護符としても流通したことが書かれている。

中盤では明治時代に活躍した篆刻家の楠瀬日年による、リバイバルとして作成された大津絵をカラーで掲載している。
表紙にあるように、漫画家としてはさくらももことか、見ル野栄司などの作風を髣髴とさせる、ゆるいタッチの絵となっている。

扱われているのは七福神や仏様、天狗、鳥獣、江戸時代の人々などで、現代の絵としても十分見れる出来となっている。
こうした作品はおそらく最初に自分で描いたか、発注して描いてもらったかした人がいたはずなので、どのような人物だったのかがけっこう気になった。

楽しい絵を多く見ることができて良かった。




大津絵こう話
片桐 修三 (編集)
サンライズ印刷出版部 1997/5


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ARTBOX ゆるかわ妖怪絵
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安村 敏信
講談社 2016-06-24

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しずおか 妖怪・奇談を訪ねて―現代に残る不思議スポット
ゆる妖怪カタログ
北斎決定版 (別冊太陽 日本のこころ)


タイトル通り、ゆるかわな妖怪画をカラーで紹介している作品。

これまで本や博物館の特別展などで見たことのある河鍋暁斎や歌川国芳、鳥山石燕らの浮世絵、『百鬼夜行絵巻』のバリエーション、源頼光と四天王による酒呑童子や土蜘蛛の退治を描いた絵巻物などもあれば、初めて見る妖怪絵も収録されている。

初めて見た中では江戸時代中期に耳鳥斎(にちょうさい)という人物が描いた「別世界巻」というものが印象に残る。
これは地獄に落ちた人間が生前の行いに応じた地獄で苦しむ姿を描いたもので、残酷な絵のはずなのに鬼も人間もとぼけた表情とタッチでゆるい感じとなっている。

例えば喫煙者は鬼から人間キセルや人間タバコ入れにされたり、仲居さんが急須などの器物に追いかけられたり、華道家が剣山に何人かとまとめて生けられたりと、風刺画の要素も強い。

画家や絵、妖怪などに関する説明も充実しているが、これを抜きにして単純に絵のみを楽しむこともできる。





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門賀 美央子
山と渓谷社 2016-07-08

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天使、ドラゴン、女神、ペガサス、ユニコーンなど、聖なる存在とされるもの絵と解説で構成されている絵本。

著者はちょっとしたきっかけからこうしたタイプの絵を知り、さらには自分でも描くようになってサイト上にアップなどをしているうちに引き合いが増えたことで、本書のような作品も出すようになったことを語っている。

見ることで運がよくなるのかどうかは分からないが、やさしいタッチの絵なので、眺めていて悪い気持ちはしない。
時々めくっているうちに、効果があるかどうかという使い方がいいのだろう。





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