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読書-心理:雨読夜話

ここでは、「読書-心理」 に関する記事を紹介しています。



齊藤 仁重 (著)
セルバ出版 (2020/3/25)


整体師による、ストレスに押しつぶされないような形での生活方法や考え方などについて語っている作品。

著者自身の経験や、これまで施術してきた顧客の方々とやり取りしたり聞いたりしたエピソードも書いていて、具体的な内容となっている。

著者が整体師とはいえタイトルには「心のつくり方」とあるように、自分でできるストレッチ方法などはほとんど書かれていないことは、一応指摘しておく。

読んでいくと、「たまには体に悪いことをしてみる」とか、「食事ではエネルギーを消費するので、体調が悪い時は食べない方がいい場合もある」など、必ずしも一般的に勧められているわけでもないが、何となく当たっていそうなことが書かれているのが興味深く、やってみようと思わせてくれる。

そして、仕事や人間関係についての考え方や行動などのアドバイスも書かれていて、こちらも参考となる。
自分がやったいいことは忘れて受けた恩は記録しておくとか、逆境でもできることをきちんとやること、いつ来るか分からなくてもチャンスに備えておくなど、人生訓的な話が多くなるのが意外だが納得しやすい。

整体から行動、考え方、人生と話を広げている語り口が受け入れやすく、うまい構成だと感じた。





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内藤 誼人 (著)
三笠書房 (2018/8/30)


視線、仕草、ファッションなどから、人の本音や考え方などを推察する手法を解説している作品。

一般的にイメージされているものと近くてその通りというものも、実は俗説とは異なり少し驚かされるものもある。
後者では例えば「額の広い人は頭がいい」は単なる俗説であまり関係ないとか、「目が大きい人は正直」と思われがちなだけにウソが成功しやすくて実際は逆の傾向があること、そして顔がいい人は性格もいいという身もふたもない話などで、考えさせられる。

本書の内容は仕草やファッションが他人にどう思われるかにもつながっているわけで、例えば腕組みなどは印象が良くないのであまりしてはいけないとあり、ついやってしまいがちなのでできるだけ気を付けたいところである。

全体を通して著者は、本書の内容は相手の考えを察しやすくすることで人間関係を良くすることが目的だと書いていて、確かにそうだと思えた。
著者の近年の作品と同様、1項目当たりのページ数が短めで読みやすいところも良かった。





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内藤 誼人 (著)
大和書房 (2013/6/20)


心理学者の内藤誼人氏による、心理的なテクニックを1項目当たり見開き2ページの構成で100項目紹介している作品。

他の作品と重なる部分が多くて使いやすいもの、簡単に使ってはいけなそうなものなどさまざまだが、最終的には相手に対する思いやり、相手を大切にする気持ちが説得する上で最も重要と、意外ときちんとしたことを書いているのが面白い

無意味なつなぎ文句を言ってはいけないというのは重々理解しているものの、苦しい状況ではどうしても言ってしまうのをなかなか治せない・・・





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内藤 誼人 (著)
宝島社 (2008/2/19)


心理学者の内藤誼人氏による、実際はともかくとして何となく「大物」らしく思わせるような手法を紹介している作品。
必ずしも大物扱いされたいわけでなくても、ビビっているところを隠したり舐められないようにしたりと、一定の利用価値がある。

内容としては見た目、動きや話し方の速度、一緒にいる人など、言動や雰囲気が周囲の人から見てどのように感じられるかが具体的に書かれていて分かりやすい。

必ずしも利用できるものばかりではないが、おごりではなく少し多めに出すことや文書やメールで伝えることの利点、悪いことが続いてもたまたまなので気にしすぎないこと、命令ではなく確認する話し方、相手に結論を出させる誘導話法などが参考になる。

表紙が野中英次作『課長バカ一代』の八神なのも非常に親しみやすく、楽しく読むことができた。





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向谷 匡史 (著)
光文社 (2011/4/12)


ヤクザの取材が多かったライターによる、過去に出会ったヤクザなどから聞いた話などを元に、ヤクザが交渉事や組織での立ち回りなどで実施している手法を紹介している作品。

手の内を見せずに相手に誤解させるように仕向けたり、ちょっとした相談事をされただけだったのが責任を押し付けられるように持っていく方法、情報の断片を組み合わせて思った方向に持っていくなど、そのままでは使用できなくてもビジネスなどで応用できそうな話も多い。

ヤクザが相手の言葉尻を捉えて因縁をつける場面などは、ヤクザが多く登場する今野敏の小説の『とせい』(『任侠書房』に改題)『マル暴甘糟』に書かれていたのと似ていて、どちらの作品もポイントを抑えているということなのだろう。

具体的にセリフを多く使って分かりやすく書かれていたのが面白く、思っていた以上に早く読み終えることができた。






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