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読書-心理:雨読夜話

ここでは、「読書-心理」 に関する記事を紹介しています。





声や仕草、言葉のちょっとした言いかえなどから相手の反応が変わる場合が多いことを示し、これを利用して自らに有利な形で暗示をかけるための手法を紹介している作品。

相手を刺激しないように反対と言わず「少し様子を見ませんか」と消極的な提案で引き延ばす方法や、イメージをはっきりさせる場合とあえて曖昧にぼかす場合の使い分け、心証を良くするための言葉など、具体的な手法が多く紹介されていて大いに参考になる。

後半では自己暗示について書かれていて、ポジティブな自己暗示をかける方法やモチベーションの維持に目標の立て方を工夫すること、相手から暗示をかけられそうになった場合の対策などについても書かれていて、バランスのいい構成になっていると感じた。

著者の他の作品と同様に実践的な手法が分かりやすく書かれているので、別の作品も読んでみようという気にさせてくれる。
特に、ここ10年くらいはより構成が分かりやすくなっているように感じている。






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関連タグ : 内藤誼人,




日本の職場で正論を振りかざすと嫌われてしまう事象を取り上げ、いかに周囲の人の感情を刺激せずにうまくやっていくかを語っている作品。

欧米流のロジカルな考え方と、日本社会の対立を避ける考え方の違いを対比させた上で、いかに衝突を避けてコミュニケーションを図るかが書かれている。

著者はあとがきで、以前の自分が正論ばかり語っていたような反省をしていて、自ら振り返ってどうだったかを考えるという使い方もできる。

事例を多く紹介した上で書かれていて、まずまず納得できたかと思う。






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落ち込んでいる時、周囲と比べて劣等感にさいなまれている時、何らかの変化に際して不安に思っている時などに、目にすると元気づけられたり自信を取り戻させてくれるような言葉が書かれている作品。

1項目当たり1~2ページで構成されていて、どこからでも読むことができる。

イヤなことから逃げてもずっとついてくるので、イヤなことをあえてやってみることで苦手意識をなくすことができるなど、経験上そうだったという話もあり、納得しやすい。

現在職場でちょっとした変化を経験しようとしていて、少し落ち着かなかったり不安だったりする気持ちがあるので、読んで助けてもらえそうな言葉があって良かった。






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関連タグ : 植西聰,




気の弱さに悩む人向けに、実際はそうでなくても気が強い人物に装うテクニックを紹介している作品。

まず、ポイントとしては自己暗示の重要性を挙げていて、ビビる人はマイナスの自己暗示をかけてしまっているので、それをせずにプラスの自己暗示をどのようにかけるかを語っている。

具体的には話し方、しぐさ、姿勢、服装などを挙げていて、自分が自信を持てるポイントをいかに意識するかという話になっている。
ここでは話している時に沈黙になってもいいから「えーっと・・・」を使わないようにすることや、人の目を見て話せない場合はまばたきをゆっくりすること、ゆっくりした動作が重厚そうな雰囲気をもたらすなどの話が印象に残った。

また、仕事では仕事そのものよりも同僚や取引先、顧客といった人間関係にこそ力を入れるべきで、対人関係を嫌がって仕事に逃げるのは良くないというくだりもその通りだろうと感じた。

終盤ではそれまでの話と異なり、「ビビること」は必ずしも悪いことではなく、周りの人のことを細やかに配慮できる人でもあるため、ビビる自分を否定的に捉える必要はないと書かれていて、気持ちを楽にしてくれる。

ちょっと意識してみようかな?という手法がいくつも書かれていて、参考になった。






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関連タグ : 内藤誼人,




疲れたり余裕がなくなったりして、悪い想像ばかりしたり、考えても仕方がないことを考え込んだりするなど、ふとしたことから気にしすぎてしまう人に対し、精神科医が心理的に少しでも楽になる方法を語っている作品。

攻撃的な言動をしてくる人には「問題を抱えたり困ったことがある人」と捉えてみたり、自分みたいに悩んでいる人がいたらどう接するかを考えて自分自身に語り掛けているとか、悩む時期はしばらくすると治まる病気みたいなものと考えるなど、悩んでいる自分を客観視しての対応が多く、アドラー心理学を引用したのかも?と思う記述が多い。

対人関係で攻撃的な人への対処は本書だけでは難しいような気もするが、疲れている状態を認識していかに脱却するか、自分のありのままを出す楽な状態にするには?といったところの話が参考になる。

まずは疲れていたら眠ること、疲れていたり悩んでいる状態では性急に判断や行動することはできるだけ控えることは肝に銘じておきたいと感じた。

著者が精神科医らしく、読者が反発しないような表現や書き方を工夫しているようなところにも好感が持て、興味深く読むことができた。






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