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読書-言葉・名言・詩歌:雨読夜話

ここでは、「読書-言葉・名言・詩歌」 に関する記事を紹介しています。



藤子 F不二雄 (著), 幅 允孝 (選)
小学館 (2016/2/24)


ドラえもんの原作漫画に出てくるグッとくるような名言を、必ずしもそのセリフを言った場面でなくても似合う場面のカットとともに紹介している作品。

特に解説などもないシンプルな構成なので、すぐに読み終えることができる。

ドラえもんはアニメで大山のぶ代がドラえもんの声をやっていた時期のもののイメージしかなく、水田わさび版も1回観たことがあるかどうかくらいで、原作のコミック版をほとんど知らなかったので、アニメと印象が異なるカットもけっこうあると感じた。

アニメではあまり出てこないと思われる、妙に印象に残る言葉があってそれなりに楽しめた。





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真山 知幸 (著)
彩図社 (2021/5/18)


エジソン、モーツァルト、アインシュタイン、上杉謙信、夏目漱石など、古今東西の多くの偉人たちによる残念なことばと背景となるエピソードを紹介している作品。

周囲の無理解へのいら立ち、家族を失った辛さや家族とうまくいかないことへの愚痴、病気や死に際しての偽りのない吐き出しなど、偉人達も悩み苦しんできたことが伝わってきて親近感を持つことができる。

特に、カエサルやナポレオン、ビスマルク、大久保利通のような強い指導者というイメージが強い人物もその手の弱音を吐いているのは意外な感じがあるが、あれだけの業績を上げるには大変なことも多かったわけで、彼らも人間ということだろう。

カフカやモーツァルト、宮沢賢治のように複数の言葉で紹介されている人物がいたり、石川啄木、野口英世、中原中也、種田山頭火、ドストエフスキーなどクズなエピソードの多い人物が予想通りに登場しているのも面白い。

以前読んだ『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』と感じが似ていて、楽しく読むことができた。





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ブレインナビ (著, 編集)
PHP研究所 (2008/9/1)


漫画『北斗の拳』に登場する人物が発した言葉とその背景などを紹介している作品。

この漫画では有名なセリフが多く、戦闘シーンでの「お前はもう死んでいる」→「あべし」、「ひでぶ」というやり取りや、ラオウの「わが生涯に一片の悔いなし」という最後のセリフ、「退かぬ媚びぬ省みぬ」という聖帝サウザーの言葉、聖皇軍兵士の「汚物は消毒だ~」やジャギの「おれの名を言ってみろ」といった悪党のセリフなど、さまざまなところで引用されたりネタにされているのを見る。



ケンシロウやラオウ、レイ、ジュウザなど、以前アニメで観ていたシーンでの言葉も多く収録されていて、ああそんな言葉もあったと思いながら読んだ。
そしてセリフと言えるか分からないが、アニメでの千葉繁による拳王軍兵士の「拳王様ぁ~」やジュウザの手下の「アニキぃ~」といった掛け声も印象に残っている。

また、修羅の国編はあまり観たり読んだ記憶がなくてカイオウやアイン、ヒョウ、シャチなどのセリフは伝わりづらかったので、改めて漫画を読んでみるのもいいかもしれないと関心を持ったりもした。

『北斗の拳』は原哲夫氏による漫画のタッチもさることながら、ストーリーやセリフなども濃くて、こうしたあたりが30年以上人気であり続けているのだろう。




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桑原 晃弥 (著)
PHP研究所 (2016/8/3)


アメリカの不動産王で前大統領でもあるドナルド・トランプが大統領になる前の言葉をエピソードととともに紹介している作品。

少し前に読んだ『ドナルド・トランプ、大いに語る』では暴言のようにいかにも報道で見るトランプっぽさが出ていたが、本書では有能な実業家としてのトランプを知ることができる。

不動産業者の息子に生まれて大成功も大失敗もしてきただけあって、細かなことにもきちんと目を通していたり、度重なるトラブルにも前向きに立ち向かっていく姿勢、周囲を巻き込むためのテクニックなど、ぐっちーさんが『勇敢な日本経済論』で語っているように、暴言を連発するのはあくまでキャラクターであって実際は賢い人であることが分かってくる。

大統領としてどうなのか?はともかく、ビジネスマンとしてはすごい人物であり、熱狂的なファン(とアンチ)がいるのは納得しやすい。

現大統領のジョー・バイデンが失政を繰り返し、共和党の他の次期候補がパッとしないようだと、「トランプの方がましだった」という理由でトランプが再度大統領になることもあるかもしれない。





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本郷 和人 (著)
新潮社 (2013/11/28)


源平時代から西郷隆盛までの、武将や大名などの言葉を紹介・解説している作品。
1つの言葉当たり見開き2ページで、右が言葉と出典、左が言葉や背景の解説と人物の話という構成になっている。

基本的には他のこの手の本と重なるところは多いが、著者が東京大学史料編纂所教授ということもあり、「本当はこの人が言ったのではなく別の人の言葉だが」とか「創作らしいがその人のキャラクターに合っているので収録した」というような裏側の話をしているのが面白い。

必ずしも教訓となるような言葉、かっこいい言葉だけでなく、現代からは残酷だったり非常識に感じられても当時の時代背景からは当然だった言葉なども収録されているのも厚みが出ていていい。

読みやすい構成になっていて、楽しむことができた。




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