読書-言葉・名言・詩歌:雨読夜話

ここでは、「読書-言葉・名言・詩歌」 に関する記事を紹介しています。


癒しの言葉 (いのちの言葉)
癒しの言葉 (いのちの言葉)
いのちの言葉編集部
角川春樹事務所 2011-05-25

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ほめた自分がハッピーになる「止まらなくなる、ほめ力」


古今東西のさまざまな人物による名言、小説や映画、アニメなどの名セリフなどの中から、癒されたり勇気づけられたりするような言葉を100紹介している作品。

ゲーテや西郷隆盛、チャーチルのようないかにも偉人という感じの人による言葉から、爆笑問題の太田光や中川家の剛(お兄ちゃん)のような芸人、ミスチルやザ・ブルーハーツのようなミュージシャンと、語り手は多岐にわたる。

扱われている言葉としては、失敗したり迷うのが人間で当然だとする言葉や、時間が悲しみや苦しみをいやすという言葉、生きていること自体が大切ですばらしいことだと語る言葉などで、味わい深いものが多い。

『炎の宅急便』というゲームからは「逆風も振り返れば追い風!」という言葉が収録され、その原作を書いた島本和彦という漫画家の作品はこの手の熱い言葉が散りばめられているそうで、かなり気になっている。

手元に置いて読み返したい言葉が多く、読んで良かったと思う。






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楽しく使える故事熟語 (文春文庫)楽しく使える故事熟語 (文春文庫)

謡口 明 (著), 渡辺 雅之 (著), 堀江 忠道 (著), 石川 忠久 (監修)
文藝春秋 2009-02

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主に中国の古典に書かれた故事からできた熟語を紹介している作品。
先日読んだ『エピソードでわかる「故事成語」―歴史を変えた名言名句』と似たテーマを扱っているが、重なっていない言葉も多く収録されている。

1つの言葉あたり1ページで構成されているので読みやすい。

孔子や孟子、諸葛孔明のような有名な人物だけでなく、「酒は百薬の長」が前漢を簒奪して新王朝を開いた王莽の言葉だったり、前漢の高祖劉邦が項羽によって漢中に遠ざけられたことを「左遷」と表現したのが韓王信だったりと、史書では悪役や脇役に当たる人物による有名な言葉もしばしば入っている。

中には本書で「春秋に富む」、「断じて敢行すれば鬼神も之を避く」、そして本書に入っていないが「馬鹿」のエピソードなど、秦を滅亡に追い込んだ悪役として知られる宦官の趙高が複数の言葉の語源になっているのに少々驚く。

3人で執筆されていて、名字の頭文字のアルファベットで誰が書いたのか分かるようになっている。
この中では謡口(うたぐち)氏が最後の1行でしばしば、具体的な提案などもなく現代の風潮を嘆いたり説教しているような言いっぱなしの愚痴を書いていてがっかりする。

この手の本の趣旨は故事による言葉を紹介することであり、現在の風潮を嘆くことではないと考えている。
これがあると読む気を削がれるので、哲学や思想、名言などの解説書を書く人は気をつけてほしいと思う。

渡辺氏と堀江氏の文章は読みやすく、思っていた以上に身近に使われている言葉が故事に由来することに驚いたりするなど、興味深く読むことができた。






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今日を楽しむための100の言葉
今日を楽しむための100の言葉
伊藤 守
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2006-11-15

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考え方を楽にする100の言葉を集めている作品。
以前読んで感銘を受けた『勇気をくれた このひとこと』と同じ出版社、同じ体裁だったこともあり、ブックオフに108円で販売されていたのを購入した。

他人からの評価を気にしすぎないこと、幸福も不幸も感じるのは自分自身の感情によるものであること、さまざまなマイナスの感情を抱く自分も受け入れるなど、無意識のうちにかけてしまっている考え方の制限を外すといった形の言葉が多く書かれている。

その中では、満足することに勇気を持つという趣旨の言葉が印象に残った。

言葉によって文字の組み方やフォント、サイズなどを意図的にバラバラにしているが、やりすぎていて少々読みづらい。
本当に内容に自信があるのなら、揃えてほしい。

全体的には玉石混交の感じも受けたが、刺さる言葉もしばしばあった。






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エピソードでわかる「故事成語」―歴史を変えた名言名句 (コスモ文庫)
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一校舎国語研究会
永岡書店 2005-09

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黄帝(神話上の君主)から文天祥(南宋の忠臣)、邪律楚材(元の宰相)に至る時代の、中国の故事成語をエピソードとともに紹介している作品。

「奇貨居くべし」(呂不韋)、「白眉」(馬良)、「三顧の礼」(諸葛亮・劉備)、「覆水盆に還らず」(太公望)のように『史記』や『三国志』などでも扱われて言葉もエピソードも有名なものから、普通の言葉だと思っていたのが故事に由来することを知らなかった言葉まで多くのものが扱われている。

「旱魃」(黄帝・魃)、「影響」(兎)、「辟易」(項羽)、「暗中模索」(許敬宗)、「歯牙にも懸けない」(叔孫通)などが後者に当たり、悪神を熱で退治した魃という黄帝の娘が力尽きて天に帰れなくなったために日照りの神になった話や、楚漢戦争で項羽の軍が包囲してきた劉邦の軍を一時的に圧倒したのが辟易の由来となっているなど、いかに故事が日本語の中にも定着しきっているかを再認識できる。

ほとんどの言葉が1~2ページに収められている関係上、話がさらに面白いところまでいかなかったり、もう少し丁寧に書いて欲しかったところもあるが、全体的にはまずまず興味深く読むことができた。






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みんなのたあ坊の哲人訓―今こそ必要な100のことば
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辻 信太郎 サンリオ
サンリオ 2005-09

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サンリオの社長による、古今の欧米における哲学者や作家、政治家などによる100の名言をたあ坊のイラストとともに解説している作品。

古代ローマ帝国のセネカ(哲学者)やマルクス・アウレリウス(皇帝)といったあたりから、近代のアラン(哲学者)やエジソン(発明家・実業家)あたりに至るさまざまな人の名言を扱っている。

単純に名言だけだと堅い感じになりがちだが、たあ坊のゆるいイラストおよび分かりやすく読者を励ます感じの解説が一緒になっているので受け入れやすい。

このシリーズでは西洋人の名言、中国人の名言についての作品はあるが、日本人の名言を扱った作品もあっていいように思う。
短くて簡単な構成だが、重要なポイントが多く書かれた作品だと感じた。





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