読書-読書論:雨読夜話

ここでは、「読書-読書論」 に関する記事を紹介しています。


10分あれば書店に行きなさい (メディアファクトリー新書)10分あれば書店に行きなさい (メディアファクトリー新書)

齋藤孝
メディアファクトリー 2012-10-29

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齋藤孝による、書店通いを勧めている作品。

最近話題となっていることが分かったり、実際に読むかどうかは別としてどのような本が売れているか、その書店ではどのような本を推しているかを知ることができるなどを序盤でメリットに挙げている。

また、書店に行って本を少しめくって内容を確認する際、目次や小見出し、まえがき、あとがき、版数、デザイン、出版社にレーベルといった情報から内容を推定する方法も語っている。

読んだらアウトプットすることも重要だとして、知人に内容を紹介することやブログなどに投稿するを勧めている。
前者は好みもあるのであまりやらないが後者は10年以上続けているわけで、モチベーション維持につながった。

他にも雑誌コーナーの見方、新書コーナーの見方、古典のようなロングセラー作品の見方など、本の種類別の見方や読み方を解説している部分も興味深い。

せっかく読んだのだからと近所の書店に行ってみると、少し間を置いてしまったこともあるのか、興味ある分野の本が新たにいくつも置いてあることに気づいた。

最近はコスト面の観点からブックオフのような新古書店に行くことが多かったので、最近出た本を目にする範囲が狭かったのだと思う。
Amazonのようなネット書店での購入履歴やお気に入りリストから割り出されるお勧め作品も限界があるわけで、こうした部分に気をつけなければならないと改めて感じた。

10分くらいなら近所の書店ならいくことができるので、毎日とはいかなくても毎週くらいなら実践してみようと思う。






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仕事ができる人の読書術--頭がいい、本の選び方・読み方・活かし方とは―― (KAWADE夢新書)
仕事ができる人の読書術--頭がいい、本の選び方・読み方・活かし方とは―― (KAWADE夢新書)
藤野 紘
河出書房新社 2009-09-19

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多読を心がけているライターによる、読書とそれによって得たものを活かす方法を語っている作品。

基本的に本には一定の確率でハズレがあるため多く読むことが重要としていて、本の読み方やアウトプットすることによる活用方法などを語っている。

目立つのは「中谷彰宏氏は・・・」、「斎藤孝氏は・・・」、「渡部昇一氏は・・・」といったように、著名人から引用した話があまりに多いところである。
確かに多く読んだことは分かるが、ひけらかしはほどほどにして欲しい。

必ずしも本は全部きちんと読まなくてもいいという趣旨のことが書かれていたので、本書も遠慮なくざっと斜め読みさせてもらった。
ポイントを太字で強調してくれていたので目で追いやすかったためということもある。

ブックレビューのブログを書くことで考えを整理するだけでなく、ブログのネタを得るためにさらに読書することにつながるとしていて、現在当ブログで行っていることまさに当てはまっている。

他に本書で役立ったところは、難しい本は目次を精読して本の構成をつかむことから始めることや、よく知らない分野については岩波ジュニア新書のように子供向けに分かりやすく書かれている本から始めること、長い本は導入部と後ろの1/3から読むといったところなどで、やってみたいと思っている。

立ち読みなどから本の情報を推定するところでは奥付にある著者の略歴を読むことや、刷数によって人気を知るなどのことが書かれている。
偏った意見が目立つ場合はポジショントークや教育による部分を疑って地位や学歴を確認しているし、刷数の話は子供の頃に伯父から教えてもらった方法だった。

目新しい部分は少ないが、まずまずまとまった内容だったとは思う。





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面白い本 (岩波新書)
面白い本 (岩波新書)
成毛 眞
岩波書店 2013-01-23

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元マイクロソフト日本法人社長で、現在はノンフィクションを紹介するサイトのHonzを主宰する成毛眞による、100冊を紹介している作品。

日常生活には役立たないが、それでも面白いという視点でチョイスされている。

犯罪や戦争にまつわる虚々実々の駆け引きや、ぶっ飛んだ天才の伝記、オーパーツを真面目に解説した作品に、ノンフィクションと見せかけて全くのフィクションの本など、タイトル通り面白そうな本が次々に紹介されている。

特に、切腹する人を介錯する具体的な方法や、築城の方法など、現代の日本では研究者以外には全く役に立たない知識が詳細に書かれている本があることを知り、楽しくなった。

トイレで読むのに適した本と評するなど、決して素直な褒め方をしないあたりがいい。

他の作品でも見られるあけすけな語り口で書かれており、褒めているところはその分だけ本当にそうなのだろうと納得しながら読んだ。



[本書で紹介されていた本の一部]


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読書のチカラ
読書のチカラ齋藤 孝
大和書房 2011-05-22

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TBS系のニュース番組であるニュースキャスターにコメンテーターとして出演している齊藤孝教授による読書論。
ちなみに、著者による読書を扱った本では『齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる!』『読書力』を読んでいる。

まずは読書することによって精神的な落ち着きや強さ、そして客観的な見方ができることなどの効用を語り、ネットや他の媒体とは異なり主体的に読まなければならないという点で異なることを述べている。

その上で、日本語の危機とか知性の低下とか、薄っぺらい本ばかりが売れることなどへの危機感を憂い、読書する人が他人には読書をあまり勧めない傾向への怒りなどを語っていて、おそらくこのあたりが強調したいところなのだろうと思う。

薄っぺらい本がどのような本があるかを少しでも例を挙げてくれればいいのにと思ったり、携帯小説を読まずに批判しているのはいかがなものかとは思ったが。

ただ、さすがに危機感をあおるばかりでは受け容れられないので、読書へのハードルを下げる工夫や入門書の紹介、楽しい読み方や次につながる読み方の解説などに入っていく。

書店で知らなかったジャンルの本を見つけることやレビューの利用方法、そして著者に心酔する読み方や、反対にツッコミを入れていく読み方といったところが書かれている。

この中では、長編で快速読みすることの効用についてが印象に残った。
必ずしも勧められる方法ではないが、読まないよりはましだし、長編を読んだという自信につながるといったことが書かれていて納得しやすい。

また、それなりに関心のある古典や理系の本、美術の本などについての面白さや紹介などが参考になった。
これまで以上に多くのジャンルにおける良書を読み、考える材料を増やしていこうというモチベーションを得ることができた。



[本文中で紹介されていた作品]

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読書力 (岩波新書)
読書力 (岩波新書)
斎藤 孝
岩波書店 2002-09

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斎藤孝氏が読書の重要性を熱く語っている作品。

本を読まない人が本なんて読まなくていいというのは読書の重要性を分かっていないことによるのでまだいいとして、読書の重要性を分かっているはずの読書家がそんなことを言うのは卑怯だと主張していてなかなか手厳しい。

読書よりも実際の経験や感性の方を重視する意見に対しても反論し、経験や感性は読書によってさらに効果を増すと語っていて納得しやすい。

読書の重要性が分かる基準として文庫100冊および新書50冊と設定していて、普段本を読まない人からするとなかなかいい感じの目標のように思える。
これに関連して巻末には「文庫百選」ということでおすすめの作品が紹介されていたのが参考になった。

著者が読書離れの傾向に対して強い危機感を持っていることには共感できた。
基本的には備忘録や考えの整理を主たる目的としてきた当ブログだが、訪問者には多少なりとも本に対しての関心を持っていただけるような記事を書くことも心がけてみようと思う。

[本書の「文庫百選」に挙げられていた作品]

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