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読書-産業・技術:雨読夜話

ここでは、「読書-産業・技術」 に関する記事を紹介しています。






IoT(Internet of Things)の進展により、下記4つの強みを持つ日本企業が今後の発展が期待できることや、IoTによってどのようなことが実現できるかなど、技術や経済、社会などの分野にわたって解説している作品。
  • レガシー半導体
  • 電子部品
  • モーター
  • 電子素材

AIやドローンの効率的な利用による期待できることについては予想の範囲をそれほど超えるものでもなかったが、IoTに関連した企業にどのようなところがあるのかという話は、株式投資の参考になるので興味深く読んだ。

おそらくいいことばかりでもないだろうが、そんなことばかり考えても仕方がないので、希望を持ちつつ技術動向などに注視していきたい。






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タイトル通り ビットコイン(などの仮想通貨)とブロックチェーンの概念やその長所と短所、今後起こる可能性がある変化などについて、一問一答の形で解説されている作品。

少し前のIT革命と呼ばれたインターネットの発達で弱点となっていたのは経済的な価値を移管する手段や、管理者がいることが前提なので管理者が不正をしたらどうしようもないという点であり、管理者がいない、というか、関係者すべてが管理者のようなブロックチェーンの仕組みが世の中を変えていくのではないか?という基調で書かれている。

この仕組みは不正を行うハードルが極めて高くなり認証などのコストが抑えられる一方で、管理者というか責任者がいなくて現行の法整備が追い付いていなかったり、認証に時間がかかるなどの課題も挙げられている。
インターネットの世界でも民主制のデメリットが現れているのはちょっと面白い。

技術的な話からサービス、そして働き方に至るまで、この技術が実現するかもしれない方向性が書かれていて、分かることも分かりにくいこともあったが、興味深く読むことができたと思う。






ブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現
野口 悠紀雄
日本経済新聞出版社 2017/1/19



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総合商社が時代に応じて業態を変化させたり、日本以外の国ではあまり成立していない事情、今後の展開などを解説している作品。

現在総合商社とされる企業は7社(三井物産、三菱商事、伊藤忠、丸紅、住友商事、双日、豊田通商)で、大きく分けると財閥に由来する企業(三井物産、三菱商事、住友商事)、繊維の商社に由来する企業(伊藤忠、丸紅など)、鉄鋼の商社に由来する企業(双日の前身・日商岩井など)の3種類になっていて、幅広い分野を手掛けることは共通するものの、その内訳はそれなりに異なっていることも書かれている。

明治時代に外国の商人に対抗すべく国策で組織された経緯や、第一次世界大戦で商圏を広げた話、第二次世界大戦時に国から統制されてそれまで扱っていなかった商品も扱うようになったこと、終戦後にGHQから三井物産と三菱商事が一時期解散を命じられたことで他の総合商社が伸びてきた経緯など、さまざまな激変に適応してしたたかに業績を上げてきたことが分かる。

総合商社の業務についても扱われていて、取引の手数料を得るトレード、製造業や小売業といった他業種の企業に投資して配当を得る方法、さらに他業種の経営に参画することなどが挙げられていて、それぞれの業務が相乗効果を上げていることも伝わってくる。

欧米や新興国はこうした日本の総合商社を自国でも育成しようと試みられたらしいが、韓国を除くとあまり成功しているとは言えず、どこの国でも成立しやすい業種というわけでもないようである。
例えばイギリスにも似た業態の商社があったが、イギリス内の他の企業とのつながりをあまり持っていなかったことが大きく異なるなど、その企業だけでなく他業種の企業や政府の役割なども関連しているのかもしれない。

このように総合商社という業態はムーディーズのような格付け会社もどのように評価したらいいのか悩ましい存在のようだが、徐々に認められつつあることも書かれているのは朗報だと感じた。
もちろん、三菱商事などが総合商社のメリットや役割を伝えてきたことも記しておきたい。

経営や商業の用語などで少し難しく感じるところもあったが、おおまかなところを知ることができて非常に興味深かった。
株式投資においても、総合商社をチェックしておきたい。







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AI(人工知能)まるわかり (日経文庫)
古明地 正俊 長谷 佳明
日本経済新聞出版社 2017/3/25



AI(人工知能)の現在の技術でどこまで発達してきたか、どのような種類のものがあるのか、今後のリスクや限界などについて解説している作品。

ディープラーニングやビッグデータの活用、インターネット技術の発達などでこれまで限界があった学習が可能となったことが書かれている。

AIは予見などなしに確率などから判定していくため、時に人間が想定しなかったような解答を出すことが、AIを利用するメリットの1つとなっている。
例としては医療ロボットが、これまでにない組み合わせでの薬の調合を行い、医師が妥当性を判断する話が興味深かった。

技術的な話はよく分からない部分もあったが、さまざまな可能性や注意点があること、できることと難しいことなどの一端が分かったのは良かったと思う。




ビジュアル AI(人工知能) (日経文庫)
城塚 音也
日本経済新聞出版社 2019/3/16



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CMなどをあまり出していなかったり、BtoBを主力とするなどであまり知られていないが実はすごい日本の優良企業を紹介している作品。
先日読んだ『新しいニッポンの業界地図 みんなが知らない超優良企業』の続編に当たる。

企業のことも知らなかったことがほとんどだが、CNF(セルロースナノファイバー:木材から採れるセルロースから抽出した素材)やこれも木材から採れるリグニン、魚のウロコから抽出したコラーゲンの化粧品や再生利用への応用、人工的なクモの糸の生産など、企業以前に新素材の話は知らないことが多くて驚かされる。

他にもアフリカやインド、宇宙といったまだ日本からするとフロンティアとされる分野へ進出している企業、植物工場や内陸部で魚の養殖工場で安定的な食糧供給を進めている企業、魚の保冷にはブロックアイスよりも多くの点で優れるスラリーアイス(シャーベット状の氷)の生産や供給に独自技術を持つ企業など、産業や技術について普段目にするニュースではいかに限られたところしか知ることができないかを思い知らされる。

本書に掲載されている企業は非上場のところが多くてすぐに投資には生かしづらいが、著者も語っているようにチェックしておくと後々いいことがあるかもしれない。






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