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読書-アンソロジー:雨読夜話

ここでは、「読書-アンソロジー」 に関する記事を紹介しています。



阿刀田 高 (編)
講談社 (2004/2/1)


阿刀田高が選者を務めるショートショート・コンテストで入選した作品を収録したシリーズのうち、2000~2001年の67作品を扱っている作品集。

前作では編者の阿刀田高氏のコメントではいい作品が少なかったようなことが書かれていたが、本作ではそこまで辛辣でもなかった。

確かに前作よりは面白い作品があったよう感じるものの、物足りなさも一部感じるのは、20年という時間が経過したためなのかもしれない。

収録されている中では、「以心伝心」、「まばたき選手権」、「愛を叫ぶ声」、「一年の孤独」あたりが面白かった。

編者としたらプロとして厳しいコメントを出したりするところなのだろうが、いち読者としては面白い・面白くないと素直な感想を抱けばいいのだろう。





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阿刀田 高 (編)
講談社 (2003/2/1)


阿刀田高が選者を務めるショートショート・コンテストで入選した作品を収録したシリーズのうち、1999~2000年の67作品を扱っている作品集。

こう書くのもなんだが、このシリーズでは本作が最も面白い作品が少ないという印象を受けた。

阿刀田氏もあとがきと選評で、「よい作品にめぐりあえないときがある」、「こねすぎ」、「もの足りない」といったコメントをしていて、選んだ作品がいまいちと感じたというよりも、単純にこの時期に応募された作品で当たりが少なかったということだろう。
一定のレベルに達していないから選ばないということもなかなかできないだろうし、選者というのも大変そうである。

本作で面白かったり好きだったりする作品は「詐話師」、「アンドロメダの女王様」、「死ぬ前に」あたりだが、他の回であれば選んでいないと思う。
投稿者の方々には悪いが、不作回と思っている。





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阿刀田 高 (編)
講談社 (2005/2/1)


阿刀田高が選者を務めるショートショート・コンテストで入選した作品を収録したシリーズのうち、2001年の64作品を扱っている作品集。

この時期を反映しているのが、サッカーワールドカップ予選での時事ネタを使っている「絶叫」などで、そんな出来事もあったなと懐かしく思い出した。

他にまあまあ面白かったと思うのは「予知能力」、「離すな」、「死線」、「幸せの予約」、ひょうたんに住む存在の独り言である「瓢箪」、「当選者発表」、友人の上泉君が役割を果たす「あなたが好きよ光線」あたりで、短めの作品で面白かったものが多かったような気がする。

20年前の作品であるが、古びた作品・古びていない作品が分かれているのもちょっと興味深い。





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阿刀田 高 (編)
講談社 (2013/4/12)


阿刀田高が選者を務めるショートショート・コンテストで入選した作品を収録したシリーズのうち、2009年~2010年の60作品を扱っている作品集。

今月にこのシリーズを新しい順に数冊続けて読んでみたが、本作ではアッと驚くような感じの作品で好きな作品が少なく、オチが読めても好きな作品や、くだらなさがいい作品が目についた印象がある。

具体的には「適材適所」、「運命の相手」、「ラブ・ゲーム」、「捕鯨遺聞」、「主張」、「僕と彼女の事情」などで、セリフのやり取りの面白さや話の内容と状況のギャップなどを楽しむことができた。

「五秒間の真実」はコンピュータの発達前であれば面白かったのかもしれないが、読者がFXなどを思いつくと仕掛けが活かしにくく、選者が高齢ということもあって甘い評価だが、もう少し工夫が必要だったようにも感じる。

年によって作品の傾向が異なってくるのも、このシリーズの特徴なのかもしれない。





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阿刀田 高 (編)
講談社 (2014/4/15)


阿刀田高が選者を務めるショートショート・コンテストで入選した作品を収録したシリーズのうち、2010年~2011年の60作品を扱っている作品。

収録されていた作品では、「持ち腐れ」、「中国美人」、「第二の人生」、「よりによってこんな日に」、「見えない少女」、「嗅覚」、「立つ鳥あとを濁さず」、「オリジナリティ」、「諦めて、鈴木さん」あたりが面白かったと思う。

「よりによってこんな日に」や「立つ鳥あとを濁さず」などは読み始めて何となくオチが予想できても雰囲気や話が好きで繰り返し読めそうな作品だし、「オリジナリティ」は「スカットジャパン」に出てきそうな爽快感がある。

後ろの方で面白いと感じる作品が少なかったのが少しつらいが、好みやコンテストを実施した月によるばらつきもあって致し方ないところだろう。





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