読書-SF(日本):雨読夜話

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刻に抗いし者 エゥーゴの蒼翼〈2〉―機動戦士Zガンダム外伝 ADVANCE OF Z (DENGEKI HOBBY BOOKS)
刻に抗いし者 エゥーゴの蒼翼〈2〉―機動戦士Zガンダム外伝 ADVANCE OF Z (DENGEKI HOBBY BOOKS)
神野 淳一 矢立 肇 富野 由悠季
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刻に抗いし者〈3〉―ADVANCE OF Z (DENGEKI HOBBY BOOKS)
刻に抗いし者 1―ADVANCE OF Z (DENGEKI HOBBY BOOKS)
刻に抗いし者〈2〉―ADVANCE OF Z (DENGEKI HOBBY BOOKS)
機動戦士Zガンダム外伝 ティターンズの旗のもとに 下巻 アドバンス・オブ・Z
ガンダム・センチネル―ALICEの懴悔
機動戦士ガンダムMSV‐Rジョニー・ライデンの帰還 (13) (角川コミックス・エース)


『機動戦士Zガンダム』のサイドストーリーを描いた小説の第2巻。
第1巻が面白かったので、続けて読んだ。

このシリーズはZガンダム本編と並行して話が進んでいて、エゥーゴとアクシズの交渉を護衛するために向かうラーディッシュやエマ・シーンが搭乗するスーパーガンダムも出てきて、ガンダム「ケストレル」を操縦する主人公のヴァンと共闘するシーンが描かれているのはテンションが上がる。

そしてティターンズ所属のアーネストとロスヴァイセが乗るガブスレイとの戦いもあり、その中でヴァンはアーネストからダニカがコンペイトウ(旧ソロモン)にいることを知らされる。
ロスヴァイセはガンダム世界における強化人間のお約束として、戦闘能力を上げるための再調整を繰り返されたために精神に異常をきたしていくところも描かれていて、分かっていても読んでいてつらい。

その後エゥーゴがコンペイトウ攻略作戦を発令すると、ヴァンも巡洋艦デルフォンの一員として参加してダニカを救い出す目的もあって戦っていくが、これまでに何度もヴァンを追い詰めてきたバーダーが操る新型モビルアーマー「ラクシャサ」(ガンダムSEEDのレイダーガンダム・MA形態に色や形が少し似ている)が登場し、ヴァンの「ケストレル」と壮絶な戦いを繰り広げる。

Zガンダム本編のキリマンジャロ基地攻略作戦やダカール演説といったイベントが語られたり、『ティターンズの旗のもとに』の「兎印のガンダム」の話が出てきたりと、他の作品とのリンクがいくつも張られているのはガンダムファンとして嬉しい。
量産型モビルスーツもハイザックやマラサイだけでなく、ガンダムMk-Ⅱを量産化したとされるバーザムが大量に戦線に投入されているのがストーリー進行を感じさせてくれる。

終章にはスピンオフ小説である本作のさらにスピンオフとなる、「アイリス・リターン」という章が収録されている。
ここではヴァンが前作で乗っていて破壊されたジム改のカスタム機「ワグテイル」が修理されていて、ヨーンという青年が「ワグテイル」でキリマンジャロ基地攻略作戦において戦う話が描かれている。
こちらにもティターンズのあの機体が登場するのが印象に残る。

ガンダム世界のストーリーの広がりや、妙なリアルさがあって第1巻と同様に楽しむことができた。
本作で終わりにしてもいいくらいの内容になっているがあと2冊続きがあるので、少し時間を置いてから読んでみようかと考えている。






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刻に抗いし者 エゥーゴの蒼翼〈1〉―機動戦士Zガンダム外伝 ADVANCE OF Z (DENGEKI HOBBY BOOKS)
刻に抗いし者 エゥーゴの蒼翼〈1〉―機動戦士Zガンダム外伝 ADVANCE OF Z (DENGEKI HOBBY BOOKS)
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『機動戦士Zガンダム』のサイドストーリーを描いた小説の第1巻。
図書館に1巻と2巻が置いてあったので、借りて読んだ。

本書には前作があり、地上でジム改のハイスペックな試作機「ワグテイル」と強化人間用のハイザックが戦ったり、両軍の指揮官が壮絶な遂げたりといった話のダイジェストが冒頭で紹介されていて、いきなり本書を読んだ立場からすると助かる。

主人公はエゥーゴに加入した青年のヴァンで、宇宙に上がってから新型ガンダム「ケストレル」のテストパイロットになるあたりから話が始まる。

ケストレルは元々強化人間用に開発されたものらしく、高出力に伴う強力なGのために誰でも乗りこなせるものではないが、近いタイプのワグテイルを操縦したヴァンが選ばれたという事情が語られている。

前作でヒロインに当たるダニカはティターンズに囚われて宇宙に移動したという情報も明らかになったことで、ヴァンはダニカを救い出すという目的でも戦っていくことになる。

そしてティターンズではダニカの兄でヴァンともともに育ってきたアーネスト、そしてアーネストといい仲になりつつある強化人間のロスヴァイセが重要な役割を果たしていく。

エゥーゴではリック・ディアスやメタスのカスタム機、ネモなど、ティターンズではガブスレイのカスタム機、ハイザック、マラサイのようにZガンダムに登場するモビルスーツの他、旧型に属するジムキャノンⅡや偵察型ザクⅡのカスタム機が登場するのも面白い。

また、今野敏の『ティターンズの旗のもとに』や『宇宙海兵隊 ギガース』のように宇宙空間での戦闘における環境的な制限が書かれているのも、設定に厚みを持たせている。

思っていた以上に面白くて比較的早く読み終わったので、本作に続く第2巻も早速読み始めた。






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どこかの事件 (新潮文庫)
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星 新一
新潮社 1986-10-28

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星新一による、21編のショート・ショート集。

夫の寝言で恨みによる殺人計画が語られて妻が聞いているしかない表題作の他、
  • 金と暇のある老婦人がある経験をする「入会」
  • ある会社の社員が売上金を突然失うことから事情が分かってくる「消えた大金」
  • ぱっとしない男が悪魔と出会って契約するかどうか悩む「お願い」
  • 期待外れとされる会社員がある話を持ちかけられる「企業の秘密」
などが収録されている。

星作品の前半によく見られるあっと驚く展開の作品あり、後半で目立つ少しシュールだったり妙な読後感を抱かせる作品ありと、著者の作品の面白さを楽しむことができる。

この中では一見うまくいっていたりいなかったりする事態の別の側面が分かる作品や、ドタバタに近い展開の作品が特に良かったと思う。






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ありふれた手法 (新潮文庫)
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星 新一
新潮社 1990-11-27

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星新一による後期に書かれた30編のショートショート集。
久しぶりに読み返してみた。

口下手で自己アピールが苦手な料理人がある青年に出会って自分を変えられるか試みる表題作の他、想像力豊かなアトランティスの王が国の終わりを神に告げられてからの行動を描く「レラン王」、著者の『できそこない博物館』で検討されていたアイデアが一部形になったのではないかと思われる「忘れ物」、著者の作品でしばしば見た題材を使用した「サイドビジネス」など、全く古びていないことに改めて感心する。

後期の作品ということで、鋭さよりももやもやした感じを狙ったような作品が多いところは『夜のかくれんぼ』などと共通している。

著者によるあとがきでは、自身がいかにして作品の構想を得ているかや、そうした構想をいかに形にするかという話をしているのも興味深い。
せっかく思いついたアイデアを生かせなくなければ意味がないので、小話を覚えたりストーリーの要約などを行うことで、ストーリーを作るコツを得ることが重要というあたりも作家志望の人にとっては役立つ部分かと思う。

やはり、星作品は深くて面白い。






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宇宙軍士官学校─前哨─ 8 (ハヤカワ文庫JA)
宇宙軍士官学校─前哨─ 8 (ハヤカワ文庫JA)
鷹見 一幸
早川書房 2015-07-23

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鷹見一幸による宇宙軍士官学校シリーズの第8巻。

前作のラストで行われたかく乱戦法に加え、粛清者からはさらなる新兵器が投入され、地球人類が属する銀河文明評議会軍は苦戦・敗戦といった感じの戦況となってしまう。

主人公の恵一が指揮を取る軍は色々あったとはいえこれまで順調すぎたくらいだったので、本作ではかなり重いストーリーとなっている。
恵一たちよりも粛清者の襲撃を受けているモルダー星系の人々の話が多く、全体の話の調整を行っているような部分になるかとも思う。

この後どのように結末へ持っているのかが非常に気になっていて、次作も既に購入して読むことにしている。




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