読書-投資一般:雨読夜話

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銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術
銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術
高橋 忠寛
日本実業出版社 2015-10-22

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銀行員の経験のあるファイナンシャルプランナーによる、金融商品を販売する立場と購入のアドバイスをする立場の違いを踏まえての資産運用のアドバイスをしている作品。
著者が銀行で法人営業と個人営業を経験し、その中で知ったことや考えたことを書いたという。

はじめの方で資産運用には3段階があり、「よく分からない・怖い」→「ノリノリで色々と手を出す」→「ある程度できること・できないことが分かって淡々と運用するようになる」という趣旨のことが書かれていて、思い当たる部分が大きい。
現在のところ基本は3番目だが、2番目として何かいい情報がないかと時々チェックしているような感じである。

銀行員は(癒着を防ぐために)定期的に転勤があって顧客との長い付き合いがしづらいため、手っ取り早く手数料を稼げる金融商品を、例えば退職金を得たばかりの中高年の人などに販売するケースが多いことが書かれていて、確かにそうだろうと思う。
そして不合理な投資行動を取りそうになっても、売り上げが上がるのであれば止めないことが多く、銀行員の言いなりになると大変な目に遭うことを再認識させられる。

顧客にとっては投資する対象や時期を分散した積み立て投資が望ましいが、販売側の儲けが薄いので、銀行員やひも付きのファイナンシャルプランナーがこうしたアドバイスをすることは構造上無理があることも語っている。

同じ元銀行員でも、長岐隆弘氏みたいにハードルが高い不動産投資を勧めたり、銀行員はちゃんとしているみたいなことをあまり書いていないところに好感が持てる。

それぞれの項目ごとに「顧客に勧める」と「家族に勧める」と対比してまとめが書かれているので、分かりやすい。
銀行員などの勧誘に乗って金融商品の購入に失敗しないための基本が抑えられていて、役立つ内容だと思う。





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高橋忠寛
大和書房 2017-06-24

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全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)
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山崎 元 水瀬ケンイチ
朝日新聞出版 2015-06-12

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以前読んだ『ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド』の全面改訂版。

経済評論家で投資に関する著作の多い山崎元氏と、インデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチ氏が、インデックス型投資信託やETFを資産クラス別に組み合わせて積み立て投資する方法のメリットやポイントを語っている。

海外債券の割に合わなさ、投資信託のインデックス型VSアクティブ型の神学論争、積み立て投資するためのモチベーションを維持する方法、問い合わせを受けることが多いという売却タイミングについての話などが印象に残る。

私は既にこの投資方法を一部実践しているので新たな発見は少ないが、投資に関心があるが怖さも感じる人にはお勧めできる内容だと思う。






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全面改訂 超簡単 お金の運用術 (朝日新書)
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山崎 元
朝日新聞出版 2013-09-13

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以前読んで大いに参考になった『超簡単 お金の運用術』の全面改訂版。

「全面改訂」と書かれているだけあり、NISAやiDeCo(確定拠出年金)への対応はもちろんのこと、年月が経過したことを受けて勧める金融商品の配分や商品の例などもきちんと新しくなっているところに好感が持てる。

重要なポイントはいくつもあるが、債券投資はリスクに見合うリターンが期待できないとの話が印象に残る。
これは好条件の債券は一般には出回らないということもあると思うので、投資するにしても個人向け日本国債あるいは米国債くらいにとどめておいた方が良さそうである。

iDeCoは今年から始めたとして現行のNISAは5年という限られた期間というのが引っかかってやっていないが、来年から積立NISAが始まるので、こちらはやってみようと考えている。

不動産投資では色々な自由が失われてしまう問題を指摘していて、たまに勧誘の電話がかかってくるマンション投資などは近づかないのが無難という話も納得できる。
これもまた、庶民にいい商品が勧められるわけがないという話につながるだろう。

ギャンブルは真剣に頭を使うことと世の中思い通りになるものではないことを知る意味で肯定的な評価をしている一方、依存症になる問題についても触れている。
「やめようと思えばいつでもやめられる」と思っていてもそうとは限らないと語っていて、他の事にも当てはまると感じた。

基本的な考え方は同じだし前作も十分有効だが、本書では新たに書き下ろされた文章を新鮮な気持ちで読むことができた。






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将来が不安なら、貯金より「のんびり投資」 (PHPビジネス新書)
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澤上 篤人
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長期投資を謳う独立系の投資信託であるさわかみファンドの創業者・澤上篤人氏と、現在さわかみファンドの投資責任者を務める草刈貴弘氏による、(日本株を中心とした)長期投資のすすめを語っている作品。

「なくなっては皆が困る企業」を応援するスタンスで書かれていて、このあたりは澤上氏の他の著作と共通している。
そして預貯金は銀行やゆうちょ銀行に運用を委託しているわけで、国債の購入に向かったのは無責任なことではないかと主張している。

ここまでは目新しくないが、そこから債券が現在バブルの状態にあり、今後暴落の可能性があるという話は一考に値する。
債券への投資はリターンがリスクに見合っていないという話を読んだこともあるので、債券投資は少し休んだ方がいいかもしれないと思った。

そして企業への応援というスタンスでの長期投資が日本で広まれば、海外の企業も短期の利益を求めずに長期投資してくれる日本の株式市場の魅力を感じて東京証券取引所で上場するようになるのではないか?という夢も語っている。

コストが安くて最近脚光を浴びることが多いインデックスファンドの弱点としては、市場全体に投資するために滅ぶべき運命にあるゾンビ企業を含んでいることを挙げているが、長期的に見れば過去の倒産した多くの企業のように株式市場から退場させられることには変わりなく、この手の企業に投資する期間が生じることを我慢するかしないかの違いなのだろう。

日本ではインデックスに勝っているアクティブファンドの割合が他国よりも高いらしいこと、別にどちらかに絞る必要があるわけでもないと考えていることもあり、インデックスファンドだけでなく、さわかみファンドやひふみ投信も積立購入をしている。

澤上氏だけでなく草刈氏も語っていることで澤上氏の他の著作と比べて変化が出ており、興味深く読んでいくことができた。






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投資の鉄人 (日経プレミアシリーズ)
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岡本 和久 大江 英樹 馬渕 治好 竹川 美奈子
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情報、相場、商品、自分(の不合理な心理)と、投資において惑わされがちな4つの要素について、4人の識者たちが語っている作品。
基本的な話も多いが、これまでやった投資経験で思い当たることがいくつも書かれている。

まず、割安・割高というのを判断して投資するのが正しいやり方なのだろうが、いまだによく分かっていない。
「よく分からないけど何となく買った」株式の銘柄が2つか3つあり、上がっているものも下がっているものもある。
これはきちんと調べた上で保有を続けるか見切りをつけて整理するかを決めるべきなのだろうが、配当も出ているのでそのままとなっている。

ポートフォリオで同じ資産クラスに投資する投資信託を複数の種類購入するのはあまり良くないということが記載があり、少しギクッとした。
私の場合日本株というくくりでは、
  • さわかみファンド
  • ひふみ投信
  • ニッセイTOPIXインデックスファンド
  • eMAXIS JPX日経中小型インデックス
と、多少内容は異なるが4本を積み立てている。
これは種類を絞ると面白くないので変化をつけているのと、趣味みたいな気持ちによる。

投資信託でアクティブ型とインデックス型の比較をする話では、日本では他国に比べてインデックス型に勝っているアクティブ型の投信の割合が高いという話は少し意外だった。
日本の株式市場が非効率的なためか、ファンドマネージャーの能力が高いためなのか、他に理由があるのかは分からない。

本書の終盤では投資のコツとして、失敗経験をしておくことという趣旨のことが書かれていて、いくつも思い当たる。
はっきり失敗だと認識しているのは、以下のあたりになるだろうか。
  • FXで高めのレバレッジをかけて米ドルや英ポンドに投資し、円高になって早めに損切りする踏ん切りがつかずにロスカット(強制決済)となった。自分の中ではかなりの損失額で、その後FXをやっていないくらいの心理的ダメージがあった。
  • BRICsブームの頃にブラジルや東欧に投資するファンドを購入し、値下がりが続いたために諦めて損切りした。その後この手のテーマ別投信は購入しなくなった。
  • 証券会社の販売手数料無料キャンペーンにつられ、信託報酬が高めのファンドを2本購入した。1本がプラスでもう1本がマイナスとなっていたが、保有する意味が見出せなくなったので売却・整理した。

このように投資について自分の経験を省みたりするきっかけにもなり、思っていた以上に参考になる内容だったと思う。






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