読書-投資一般:雨読夜話

ここでは、「読書-投資一般」 に関する記事を紹介しています。


ダマされない金融商品の買い方 (マイコミ新書)ダマされない金融商品の買い方 (マイコミ新書)

永野 良佑
毎日コミュニケーションズ 2007-12-21

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金融商品を購入する上で気をつけるべきことと、よく分からなくて恐れている気持ちに対してリスクを判断できれば恐れなくてもいいことを解説している作品。
さまざまな金融商品があるが、購入する上でタイプ別に検討する上で重要なポイントがいくつも書かれている。

まず印象に残ったのは、オプション(権利)という概念についてである。
これは保険や預金などでも使われているもので、契約によってオプションを持つ側が相手に見返りとして費用などを支払う形(例としては保険料の支払い)で、オプションの対価が見合っているものとそうでないものがあることを語っている。
その中でも、銀行側に続けるかどうかのオプションがある預金などは、顧客からするとかなり不利であることが分かってくる。

そしてFXや商品先物取引、株の信用取引のようにレバレッジをかけるタイプの手法は危険なイメージが強いが、レバレッジの倍率をコントロールすることでリスクを下げたり、使い方によっては保有する金融商品の値下がりに対するヘッジを効かせることができることが書かれている。

ただ、丁寧に解説されていてもまだ理解が追いついていなかったり、コストが見合ったものなのかの判断がついていなかったりするので、実施する上では最低限の情報と方針が必要なことは変わらない。

また、レバレッジをかけた取り引きをする場合は証拠金の額を意識することが多いが、本当に意識すべきなのはレバレッジがかかった実際の投資額という話は心しておきたいと感じた。

他には、投資信託はアクティブ型の投信がインデックスに勝つのは難しいために著者は投資信託をインデックス型のもののみにしていることも書かれている。
私も基本的には近い考え方だが、「さわかみファンド」、「ひふみ投信」、「朝日Nvest グローバルバリュー株オープン」といったアクティブ型の投信も買っているのは自分でも中途半端だと自覚している。
まあ納得してやっていることなので、今のところ変更するつもりはない。

TSUTAYAに中古として108円で販売されていたものをそれほど期待せずに購入して読んだわけだが、思っていた以上に参考になる部分が多く、得した気分になった。






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金(ゴールド)という投資対象の性質や歴史、実際に投資する方法などについて解説している作品。

書かれたのが2011年で少し期間が経過しているため、情勢分析などについては現在どうなっているのかよく分からないが、金の価格がどのようなニュースによって変動するのかが分かればいいと割り切りながら読んだ。

金投資の方法が最も知りたかったところで、これはゴールドバー、地金型金貨、ゴールドETF、純金積立の4種類に大別されるようで、管理の手間を考えるとやるならゴールドETFか純金積立になるかと考えている。
また、手数料が他の投資対象と比較すると高そうなのが気をつけるポイントになりそうである。

興味のあるところとないところの差が大きかったが、投資の具体的な方法については参考になった。





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池水 雄一
日本経済新聞出版社 2013-05-25

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投資を始めようとして失敗しがちなパターンと、そうならないための対処方法を解説している作品。

ついつい銀行などの金融機関で言ってしまってカモと判断されがちな言葉、金融機関の担当者がよく使うセールストーク、手数料が高い金融商品を購入させられないために言ってみた方がいい言葉という部分が特に参考になる。

金融商品は種類が多いこともあって金融機関の担当者もそれらの違いや顧客のニーズに合わせて提案できないことも多く、どうしても手数料のような販売者が儲かる金融商品が勧められるという、考えてみれば当然の話がなされているのも納得しやすい。

本書が書かれたのが2011年ということで、当時はブラジルを投資対象とする投資信託などがよく販売されていたことが多く書かれていて、時代を感じる。(その後のブラジル経済の惨状を考えると感慨深い)
ブラジルというところを、ラップ口座とかフィンテックとか、ロボット投資などに話を置き換えれば、現在でも十分通用する内容となっている。

商品の違いについては既に知っていることも多かったが、金融商品はあくまで売買を繰り返して利益を上げるものという趣旨のことが書かれていて、ほったらかしの投資方法はあまり感心しないというくだりには少しギクッとなった。
積み立て投資をしている投資信託、配当がそこそこ出ていれば多少の値下がりは耐えられる個別株などを長期保有する傾向があるので、定期的に見直しをしておくことは重要だと再認識させられる。

基本的ではあるが重要な話が多く書かれていて、投資でしなくてもいい失敗の確率を減らすのに役立つ1冊だと思う。






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以前読んだ『臆病者のための株入門』の著者による、金融商品や不動産投資の勧誘などにまどわされずに資産形成するための手法について語っている作品。

宝くじ、金融商品、保険、不動産などについて、販売者側にミスリードされて不利な商品を買わされてしまいがちな話が多く書かれており、特に前半は少し前に読んだ『金融商品にだまされるな!』に近い内容となっている。

例えば、宝くじにおける期待値のべらぼうな低さについて、金融商品に適用されている但し書きを適用するといかに悲惨な表現になるかを語っているところは、リアルすぎて少し引いてしまう。

中盤には具体的な資産運用の方法が書いてあり、「世界的な株式の暴落時に、世界経済全体に投資するインデックスファンドやETFを購入する」というものだが、タイミングを見計らってさらに下がる恐怖に耐えて購入するのは難しい。
そのため、経済の動向を読む自信がなければ、購入タイミングを分散して購入するのが無難かと思う。

また、円安による購買力の低下というリスクに備えて、一定の割合で外貨、例えばドルを保有しておくことも書かれている。
ただし金利と通貨の価値はトレードの関係にあるので、高金利を狙うという戦略には疑問を呈している。

そして終盤では、不動産市場が一般の人にとってははなはだしく不利な構造になっていて、素人が持ち家の購入やマンション投資などでいい物件を購入することはできないと、かなりシビアなことが書かれている。
株式や為替の市場はオープンなためにプロでも勝てるとは限らない(し、素人も勝てる可能性がある)ことと比較しているので分かりやすい。

不動産会社の社員が賃貸の住宅に住んでいて、持ち家を購入するのはいい物件を回してもらえる地位に出世してからとか、マンション投資で家賃保証というシステムがあるが、この家賃は低く抑えられるとも書かれていて、うまい話なんてないと再認識させられる。

変に夢を持たせるようなことも書かれていなくてかなり辛口だが、それだけに参考になる内容で、あとがきにもあったように遅い思考をすることで変な勧誘にひっかからないように気をつけようと思った。






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金融資産の値上がりによるキャピタルゲインではなく、配当や分配金、利息といったインカムゲインをメインとした投資方法を解説している作品。
債券に投資する海外ETF、REIT、FXなどの為替投資といったあたりを中心に書かれている。

一般的な投資の入門書ではあまり書かれていない部分を意識して書いていることがあとがきで語られていて、投資に関する一定以上の経験や知識がある人向けの内容となっている。
そのため、あまり知識のない人が安易に手を出すべき内容ではないように思う。

そのあたりも考慮しているのか、一見有利そうに見える金融商品に隠された罠や仕掛けについての解説も丁寧に書かれている。
この部分は吉本佳生著『金融商品にだまされるな!』『金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか』あたりと読み比べることで、さらに理解が深まるかと思う。

インカムゲインの有効性はある程度以上の投資額があってのことと考えているので、「長期投資の結果として資産が増えたら、このような方法で安定して増やすこともできる」くらいの気持ちで読むのがいいのだろう。

まだ大した知識も金融資産も持ち合わせていない現状からすると、国内の金融機関で購入でき、流動性も一定以上あって仕組みが理解できる一般的な金融商品に投資するのが身の丈に合った投資方法だと改めて感じた。






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