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読書-コミックエッセイ:雨読夜話

ここでは、「読書-コミックエッセイ」 に関する記事を紹介しています。





スウェーデン出身で日本のアニメや漫画の文化に憧れて日本に在住するようになった漫画家による、日常生活を送る中でスウェーデンと比較して驚いたり感心したりすることを4コマ漫画で描いている作品。

出た頃にチェックしていたのだがすっかり忘れていて、見つけて思い出したので読んでみた。

『日本人の知らない日本語』のシリーズでも扱われていた日本語の表記の仕方や話し方の使い分け、婉曲にノーを言う表現(難しい、行けたら行くなど)の外国人から見た分かりにくさ、物価の違いや驚くほど便利な商品の数々など、著者が驚いたり失敗したりしているところをコミカルに描いている。

著者がスウェーデンに帰省した時期の話も扱われていて、夏の白夜で寝れなかったり冬の黒夜(昼でも暗い状態が続く)に滅入ったり、実家の食事なのに食べておなかを壊すなど、著者の日本歴が長くなって体質も日本人的になってきているのが面白い。
また、スウェーデンの社会や文化の一端を知ることができるのもいい。

普段意識しないようなことを新たな視点で楽しく認識できる作品なので、続編も読んでみたいところである。








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父70歳、母69歳、娘40歳と現代に比較的いそうな沢村さん一家の日常を描いたコミックエッセイの第4作。

正月や大晦日のように季節のネタはしばしば出てくるが、その期間を過ぎても当然年を取ることはないわけで、サザエさんを連想してしまう。
読んでいる限りだと登場人物たちは健康で大きな悩みもなさそうなので、ある意味うらやましくもなる。

四朗が絶賛した白和えが実はいただきものだったために夫婦げんかになったり、典江がヒトミに独身いじりをチクリとやって怒られるシーンなどが面白い。

1冊に1話くらいの登場頻度というレアキャラだが、ヒトミの職場にいる「経理部のアイドル白鳥さん」も本作で登場しているのもくすっとしてしまう。

安定して楽しめるシリーズなので、著者の他の作品も読んでみようかと思う。






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父・四朗(70)、母・典江(69)、娘・ヒトミ(40)の沢村さん一家を描いたコミックエッセイの第3作。
タイトルにあるように四朗と典江が函館旅行したり、ヒトミが沖縄旅行に行ったりしているがほんの一部で、基本的には先日読んだ『沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳』と同様の日常を描いた話が中心になっている。

四朗が自分史を執筆していたり、昔の話をすると典江が四朗に言い放つ「今だから言うけど」の攻撃力、ヒトミが「もう・・することはないかもしれないし」といったセリフの重さなど、第1作からさらに設定が充実していっていることを感じる。

基本見開き2ページで2+4+4+4の14コマという構成が長くも短くもなく、ゆったりした感じで読むことができる一因なのかもしれないとも思っている。





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定年退職した父(70歳)、専業主婦の母(69歳)、未婚で実家暮らしの娘・ヒトミ(40歳)で平均年齢60歳の沢村さん一家の日常をゆるいタッチで描かれているコミックエッセイ。
『週刊文春』で連載されたものがまとめられている。

家族での会話ややり取りでのあるあるネタや、70歳や40歳という年齢になってからの感じ方の変化、先行きを考えた時のちょっと怖い残酷な現実をさらりと入れているなど、初めて読んだが人気がある理由の一部が分かったような気がした。

図書館で借りたものだが、一緒にシリーズでもう2冊借りているので、それらも読んでみる。





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大家さんと僕
矢部 太郎
新潮社 2017/10/31



芸人コンビ・カラテカの矢部太郎が、入居したところの大家さんとの交流を描いて大人気となったコミックエッセイ。

大家さんは高齢だが育ちの良さもあってか上品でちょっと天然に見えるところもあり、ほのぼのとしたユーモアと矢部のひとりごとでのツッコミがいい味を出している。

大家さんが伊勢丹で買い物をするのは昔から変わらないからというコメントをしていて、高齢社会でのマーケティングへのヒントになるかもしれないとも感じた。

矢部が見栄を張って俳優かと聞かれて否定できなかったり、相方の入江の描写にちょっとだけ悪意が見られたり、テレビの企画でいじられたりスベったりするところも隠さずに描いているのも、人気が出たポイントなのかもしれない。

少し前に大家さんは亡くなられたとのことで、ご冥福をお祈りする。





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