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読書-コミックエッセイ:雨読夜話

ここでは、「読書-コミックエッセイ」 に関する記事を紹介しています。



真船 きょうこ (著)
KADOKAWA (2016/8/24)


明治時代、日本に博覧会の取材に訪れた英国人の女性記者に対し、日本の書生が日本美術史を解説するという設定で描かれたコミックエッセイ。

古代から明治時代にかけて、縄文の火焔式土器、阿修羅像、源氏物語絵巻、龍安寺石庭、唐獅子図屏風、北斎の神奈川沖浪裏、高村光雲の老猿などが扱われ、その時代のエピソードが語られている。

絵のタッチはあまり好みではないが、龍安寺が応仁の乱で焼失していていつ石庭が造られたのか今もよく分からないなど、日本美術であまり知らなかった部分などを知ることができたのは良かった。




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K.Kajunsky (著), ichida (イラスト)
PHP研究所 (2018/4/27)


映画化もされたコミックエッセイの3巻分から、ダイジェストしたもの、映画化に際して追加された分、オリジナル分を収録している作品。初めて読んだ。

妻のちえがある時期から帰宅時に死んだふりをするようになり、そのパターンが増えたことをインターネット上で相談したことからこのシリーズができたようである。

男性と女性は分かり合えないとはよく言われる話だが、シュールなコントのような言動をするちえの発想に笑ってしまう。

主人公がちえの思考パターンを読めなくて振り回されることと、それでもお互いが大好きなことが伝わってくるところがポイントのようで、人気になったのも分かる気がする。




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谷仲ツナ (漫画), たけだひで&いずみ (原作)
KADOKAWA (2015/12/18)


関東出身の夫と福岡出身の妻が語る福岡県民の風習をコミック化している作品。
地域は異なるが、以前読んだ『北のダンナと西のヨメ』に感じが似ている。

うどんがラーメン以上に食べられていることや福岡市周辺ではごみの収集が夜間など知っている話もあり、海藻を固めた「おきゅうと」という食べ物や待ち合わせに遅れた時に使う言い訳の「博多時間」のようにあまり知らなかった話もありで面白い。

夫のひで氏が、福岡の魅力にハマっている過程が分かるのも楽しい。



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見ル野 栄司 (著)
小学館 (2016/6/28)


以前読んだ『シブすぎ技術に男泣き!』の作者による、日本各地の工場への取材をまとめたレポート漫画。

モテることに異常な情熱を燃やす『週刊P』のプロフェッサーHから指令が出て、外部編集者のゴタ氏と作者が工場を取材に行き、その結果プロフェッサーHが期待したようにはモテないという展開がお約束となっている。

行った会社は製品名がダジャレ(例えば「草刈機まさお」)なのにすごい性能の農機メーカーの筑水キャニコム、杜氏がいなくて獺祭を作る旭酒造、乾電池99個で電車を走らせたパナソニック、常に尖った芯を出すシャープペンシルを出した三菱鉛筆など、有名な企業もそうでもない企業もあり、それぞれの発想や技術のすごさを改めて知らされることになる。

素顔が出ているのかいないのか分からないタッチで描かれるプロフェッサーHに、自虐もあってかクズな言動をしばしば見せる作者、趣味人の面と知ったかぶりの面が目立つゴタ氏のやりとりもあり、楽しく読むことができた。





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山田全自動 (著)
辰巳出版 (2022/10/21)


江戸時代の町人風のイラストで知られる山田全自動による、SNSなどで投稿していた自身の生活や趣味を描いたコミックエッセイをまとめている作品。

1人で楽しめる趣味や、気分転換に気が向いたらすぐにできそうな楽しみがいくつも書かれていて、共感しやすい。

特に、遠くに旅行するわけでもないのにビジネスホテルに泊まってみたり、日帰りで旅行する話が自分でも楽しさを知っているつもりなので、「そうそう!」と思いながら読んだ。

ビジネスホテルに関して私の場合は、保有する株式の株主優待(宿泊料金の3割引券×5枚)が使用できるホテルAZでしばしば泊まってみたりしている。

本作では町人風の人物ではなく作者本人が出てくるのがほとんどで、これはこれで楽しく読むことができる。





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