読書-思想(西洋):雨読夜話

ここでは、「読書-思想(西洋)」 に関する記事を紹介しています。


アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
小倉 広
ダイヤモンド社 2014-02-28

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ドイツの心理学者であるアルフレッド・アドラーの著作から、100の言葉を紹介・解説している作品。
アドラーの心理学はフロイトやユングと比べると知名度が低いが、多くの人々に影響を与えたらしい。

アドラー心理学の考え方で印象に残るのは、人は思ったように生きているということで、一見苦しんでいるようなことも自分が招いている場合も多いように語っていて、確かにビジネス書などで読んだような考え方だと感じた。

そして例えば怒りっぽい人は怒ることで周囲の人々から有利な条件を得ようとしていて、よく泣く人や愚痴っぽい人、弱さをさらけ出す人にもあてはまるとしていて、考えさせられる。

このように人はどうしたら人から認めてもらえるのか?というモチベーションで生きているようなところがあることが書かれていて、怒っている人や泣いている人の言うことを聞きすぎるのは誤ったメッセージ(こうすれば言うことを聞く)につながるとあり、どこぞの国との外交などを考えると当てはまると思った。

この考え方からいくと、叱ることだけでなく褒めることもある種の弊害があることになる。
それではどうすればいいのか?というと、ある行為をした結果どうなるのか?どのように自分に降りかかってくるのか?を認識させることだとあり、正しいが辛抱強さが必要になるとも思った。

そして後半では、共同体意識という言葉が多く使用されている。
これは周囲に喜ばれる行動を続けることで、自分も気持ちよく充実感が得られて好循環が生まれる話でなされている。

ポイントとしては見返りを求めると残念な人になるので、見返りを求めないで実行することと書かれている。
見返りを求めずにいいことをしているという意識があることが幸福につながるというわけで、理解できそうである。

アドラーの心理学について読むのはおそらく本書が初めてだと思うが、思っていた以上に前向きかつ受け入れやすい内容だったのには少し驚いた。
興味深く読むことができたので、他にも関連した作品を読んでみようと思っている。






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人生がばら色に変わる50の言葉 (PHPビジネスライブラリー)人生がばら色に変わる50の言葉 (PHPビジネスライブラリー)

ジェームズ アレン (著), 坂本 貢一 (翻訳)
PHP研究所 1999-06

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19世紀の作家であるジェームズ・アレンの著作から50の言葉をセレクトし、現代語訳した作品。

自身に発生していることは偶然ではなく、自分がそうなるべく思ったり行動した結果の必然だという考え方のようで、そのプロセスを正しい方向に向けることで幸せな人生にしていくという話になっている。

また、苦しいことやつらいことも見方を変えると次につながるいいことだという趣旨の言葉も目立つ。

正直、偶然という考えを否定するのはあまり好きではないし、良心などに反さない形で避けられる苦労は避けたいと思っているので、ちょっと厳しいように感じてしまう。

そのため、避けられる困難は避け、避けられなかった場合は教訓を得たり試練として発生したものと腹をくくるくらいのスタンスにするのならばまあ受け入れられるかと考えている。

不平を言う暇があったら目の前のことをきちんとやることで改善に努めるべきという話や、運の良さは努力を続けた結果という話は確かにそうだと思っている。

合う言葉、ちょっと厳しくて合わないかもしれない言葉に分かれるが、読み返すことで考えが変わるような気もするので、重要なポイントを突いているのだろう。
考えさせられる言葉が並ぶ、なかなかいい作品ではあると感じた。






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誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則 決定版 (ディスカヴァー携書)
誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則 決定版 (ディスカヴァー携書)
ジム・ドノヴァン (著), 桜田直美 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014-08-26

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1項目当たり見開き2ページで103項目にわたり、成功するための方法論を語っている作品。

こうしたい、こうなりたいという理想を明確にし、計画を立てて着実に実行していくこと、全て実現できなくても最初の状態からするとかなりいい状態になっているであろうことが書かれている。

うまくいったとしたら感謝を忘れずにさらに上を目指すことや、ビジョンを持つ際は健康、人間関係、物質的なものなどバランスの取れたものにすることなど、一生懸命になりすぎて意識がおろそかになりがちなことへの注意がなされているのもいい。

人はダメだったことはよく覚えているが、いいことはあまり意識しなかったりするので、いいこと、達成したことを記録して見返すことで、自信をつけるというくだりは特に印象に残った。

「ごくわずかな人しか実行していない」という理由も、読んでいて分かってきた。
これは面倒だから、自分に向き合うのは抵抗があるから・・・といった理由のためだろうと考えている。

全てを実施することはないだろうが、いくつかはできそうなのでやってみようと思うものもあった。




[本書の中で紹介されていた作品]

こころのチキンスープ―愛の奇跡の物語こころのチキンスープ―愛の奇跡の物語

ジャック キャンフィールド (著), マーク・ビクター ハンセン (著)
ダイヤモンド社 1995-07

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自分の価値に気づくヒント (ディスカヴァー携書)
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自分の価値を認識して前向きに生きるためのヒントについて、1項目当たり見開き2ページで100項目で語っている作品。
著者の『うまくいっている人の考え方』『心の持ち方』の2冊が良かったので、続けて読んだ。

本書でも心に響く方法がいくつも書かれていて、中でもポジティブなことについて方法や計画を色々と考えてみることや、過去に自分がうまくできたことをリストアップして書き出しておくことなどは、快適な形で効果がありそうだと感じた。

また、他人からのアドバイスや批判についてはまずは内容を吟味すること、その上で本当に自分のために言われたものか、それとも悪意や支配する意図があるものかを判別してそれに応じた行動をすべきというくだりも印象に残る。

自尊心の低さを他人を下げることで晴らそうとする人、他人を支配して操ろうとする人は必ずいることがしばしば書かれていて、こうした人からの影響をいかに排除するかが重要ということは非常に納得できる。

自分の中に批判者と支援者が存在するという表現も面白く、これらが過去に他人から受けた言動に起因するところも大きいとしていて、たまには自分を見つめなおすための方法論としていいと思った。

本書もよく売れていることが納得できるし、折に触れて読み返したい。






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辻秀一
学研マーケティング 2015-01-27

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スマイルズの『自助論』からエッセンスとなる言葉を1つ当たり見開き2ページの構成で抽出し、著者なりの解釈で語っている作品。

『自助論』は竹内均訳齋藤孝訳の作品を読んいてためになる作品だと思っており、期待して読んだものの少し期待外れだった。

それぞれの項目で冒頭に書かれている言葉は非常にいいと思うのだが、それに続けて書かれている著者の解説文が何か気に入らない。
スマイルズ要素よりも著者の主張の方が強く出ているように感じるのか、説教されているように感じるのか、あまり好きになれなかった。

これは出来不出来の問題というよりも、合う合わないの問題によるものだと思う。
著者の別の作品を読んだらまた感じ方が変わってくるのかもしれないが、しばらくは読まないような気がする。






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