読書-株式・投資信託:雨読夜話

ここでは、「読書-株式・投資信託」 に関する記事を紹介しています。


勝てる! 「優待株」投資
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藤井 明代
幻冬舎 2016-01-27

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カブドットコム証券のアナリストによる、株主優待狙いでの株式投資の魅力と注意点を解説している作品。
当然、ポジショントークには注意すべきである。

株主優待がつく優待株の長所としては個人投資家の割合が大きくて値動きが比較的安定していることを挙げていて、企業側もこれを重視して優待をしている面もあるとする話は納得しやすい。

そこから、優待株投資も株式投資なのでその注意点を記載している。
この中では、株主優待の情報(優待をやめたとか縮小したとか)をできてなくて失敗する事例を挙げていて、購入前に確認は必須だと改めて思った。

また、長期保有する株主を優待する企業も増えているようで、長期投資への志向が強いので紹介されている企業のことを調べてみようと思った。
巻末にはおすすめの優待株が50紹介されていて、優待の内容や最低投資額を見ていくと人によってはある程度候補を絞り込めるのではないかと思う。

30万円以内で長期保有にインセンティブをつけてくれる優待株の購入を検討しようと思っていて、なかなか参考になる内容だったと思う。





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すばる舎 2015-08-18

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藤本 誠之
自由国民社 2015-06-17

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チャールズ・エリスのインデックス投資入門
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チャールズ・エリス (著), 鹿毛 雄二 (翻訳), 鹿毛 房子 (翻訳)
日本経済新聞出版社 2017-12-14

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インデックス投資のバイブル的な作品『敗者のゲーム-なぜ資産運用に勝てないのか』の著者であるチャールズ・エリスによる、インデックス投資が生まれてアクティブ派に嫌われながらも徐々に認められるようになった経緯や、インデックス投資のメリットなどを分かりやすく解説している作品。

前半では著者が仕事で経験してきた、インデックス投資がアクティブ投資をするディーラーなどから敵視されてきた話や、通信技術の発達やディスクロージャーなどで情報の非対称性が改善されたことでアクティブ投資の成績がインデックス投資に負けてくるようになった話などがなされている。

投資家の研究が進んだり情報の非対称性が改善されることで、一時的な市場の歪みを狙っての投資手法がすぐに見つけられてしまうようになり、これが効率的な市場ということになるなるのだろう。
逆に、情報の非対称性が高い新興国などの株式市場だと、アクティブ投資が勝つチャンスが大きいということなのだろう。

後半では、インデックス投資の長所を章立てて解説している。
まずは長期的な成績でアクティブ投資に勝つことが多いことや、コストや税金が安く上がることなどがまず思い浮かぶが、投資に関して心をわずらわされる部分が減ったり、「ミスター・マーケット」からの誘惑に打ち勝ちやすくなるなど、心理的な安定が得られることが重要だと感じた。

投資額の半分以上はインデックス投資に当てていると思っていて、インデックス投資の有効性について再認識することができ、読んで良かったと思う。






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初心者は投信積み立てから始めよう お金を増やす投資信託入門
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西野 武彦
日本経済新聞出版社 2017-09-21

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積み立ての手法を用いた投資信託への投資入門書。

まずは投資手法として積み立て投資と集中投資(ここというタイミングで資金を集中して投資する方法)のそれぞれの長所と短所を書いていて、積み立てばかりを礼賛しているわけでないところに好感が持てる。
投資タイミングの正解を事前に判断することはきわめて難しいことなので、基本は積み立てにしていて確信を持てるタイミングで集中して資金を投入するという話は納得しやすい。

そこから投資信託の内容や種類、日本で問題とされていることなどについての話もなされている。
投資のプロから槍玉に挙げられることが多い毎月分配型の投資信託についても、そうした意見があることを認識して購入している人の意見も紹介されていて、人によって正解が異なることは興味深い。

そして金融庁の森信親長官から金融業界における投資信託の問題点を指摘されている話も書かれているなど、多くの論点を分かりやすく紹介した親切な作品だと思う。






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世界のマーケットで戦ってきた僕が米国株を勧めるこれだけの理由
世界のマーケットで戦ってきた僕が米国株を勧めるこれだけの理由
松本 大 (著), マネックス証券株式会社 (監修)
東洋経済新報社 2013-11-29

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日経マネー(ニッケイマネー)2017年3月号
米国会社四季報2016年春夏号[雑誌]


マネックス証券の社長による、米国株投資のすすめ。
メインで利用している証券会社ということもあり、読んでみた。

米国株投資を勧める理由としては、米国経済が長期的に最も有望なことと、円安ドル高による円建て資産の実質価値の低下リスクへの備えという2つの方向から書かれている。

そして米国株を購入する方法としては下記の4種類を上げていて、立場上当然ながら4番目を勧める流れとなっている
  1. 国内の株式市場に上場している米国企業の株を購入する(少ない)
  2. 米国株を組み入れた投資信託を購入する
  3. 米国企業の日本法人の株式を購入する
  4. 国内あるいは海外の証券会社を通じて、米国株を購入する
この選択肢の立て方は偏っていて、例えば
  • 国内の株式市場に上場している米国株式のETFを購入する
のような選択があるのに挙げていない辺りは恣意的だと思う。
(ETFも投資信託に含むという言い訳はできるが)

当然ながら米国株には為替リスクと値動きのリスクがあるわけだが、前者に対しては米ドルのまま投資を続けること、後者に対しては米ドル建てのゼロ・クーポン債と組み合わせることでリスクヘッジする方法が紹介されていて、ここは参考になる。

インデックス投資か個別株投資かという話では後者に妙味があるようなことが書かれているが、研究に時間をかけるほどのやる気もないので、私は前者で問題ないと思っている。
(日本株でさえ銘柄選びができているとは言えないのに、米国株の銘柄選びなんて面倒と感じる)

本書では書かれていないが、東京証券取引所には米国株式のインデックスに連動するETFが複数上場されている。
取引数や種類が少ないという弱点はあるものの、手数料や信託報酬が比較的安いものが多く、円建てで損益が分かりやすいのは大きな魅力である。
それで、昨年から今年にかけて以下の3種類を少しだけ購入している。
  • SPDR S&P500 ETF(1557)
  • iシェアーズ エマージング株ETF(1582)
  • iシェアーズ 米国小型株ETF(1588)
この3つはニューヨーク証券取引所でも(おそらく)上場されていて、本書に書かれている時点でのETFの取引数ランキングでそれぞれ1位、2位、6位に該当しているようだったので、そう悪い選択でもなかったのだろうと勇気付けられた。

すぐに実行に移すかといえば上記の理由からしないが、マネックス証券で米国株を取り引きする手続きが丁寧に書かれているので、関心のある人には役立つ内容だろうと思う。






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「普通の人」が「日本株」で年7%のリターンを得るただひとつの方法
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伊井 哲朗
講談社 2013-05-09

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コモンズ投信の社長による、日本株で成長する銘柄を選定して投資する方法、そしてこの方法で運用を行う投資信託への投資について語っている作品。

著者とともにコモンズ投信を経営する渋澤健氏、「ひふみ投信」を運営するレオス・キャピタルワークスの藤野英人氏、セゾン投信の中野晴啓氏らとほぼ同じスタンスで投資についての考え方が書かれている。

大雑把に要約すると、日経平均やTOPIXなどの経済指標に連動するインデックスファンドはいまいちな大企業を含んでいるのでパフォーマンスが悪く、長期的に成長していく企業を集めるという考え方で投信を設定しているということになる。

コモンズ投信による30社くらいに厳選する形での投資方法がどれくらいのパフォーマンスを出すのか?については、ここ数年だとTOPIXと比較して少し分が悪いようなのと、インデックスに組み入れられている銘柄もけっこう入っているらしいのは、説得力に欠ける気がしないでもない。
(その点、中小企業の株式を多く組み入れている「ひふみ投信」は結果を出しているので説得力がある)

「数年くらいの短期で評価しないでほしい」と反論があるかもしれないが、理念自体はそう間違っているとも思わないので、パフォーマンスをチェックしておくことにしたい。

本書に書かれている考え方からすると、上記のようなアクティブファンドを利用するのも一案だが、JASDACや東証マザーズのような新興市場の指数に連動するインデックスファンドやETFを利用する形でもいいのではないか?と思っている。
この比較についても、当記事で挙げた方々に語ってほしいところである。

タイトルはいまいちだが、語られている投資に対する考え方はしっかりしていると思うので、まずまずの内容だと思う。
もちろん、何にどれくらいの額を投資するかは、コストやリスク、パフォーマンスなどを考慮の上で選定していく。






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