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読書-株式・投資信託:雨読夜話

ここでは、「読書-株式・投資信託」 に関する記事を紹介しています。



藤本 壱 (著)
自由国民社 (2019/12/27)


タイトル通り、高配当・連続増配株の方法を解説している作品。

銘柄を選ぶにあたってのポイントや過去の事例、著者が期待する銘柄などが書かれている。

近いテーマの作品を何冊か読んで重なる部分もあるが、作者によって期待する銘柄が多少異なってくるのは面白い。

本書に書かれている中だと、ユー・エス・エス(4732)を新NISAで購入してみようかと考えている。
理由は、懇意にしている自動車屋さんと中古車を見に行ったのがこの企業の中古車展示場だったから、というもので、やはり気になるポイントがあると投資対象の候補に挙がりやすくなる。




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ペリカン (解説), 柳生大穂 (編集), 夢野ゆめじ (イラスト)
standards (2023/8/29)


高配当株投資でFIREに成功したブロガーによる、高配当株投資のポイントを語っている作品。
先日受け取った株主優待のクオカードで購入した。

表紙にはよくある漫画仕立ての本に見えるが、漫画部分は最初の導入部だけでほとんどが活字になっており、あの手の漫画仕立てが苦手な者からすると安心して読むことができた。

株価の上下によって取得価格からしての配当利回りを確認することや、購入タイミングを気にしすぎないことなど、現在想定している投資方法とそれほど差がない内容だったので、非常に参考になった。

来年から新NISAが始まるが、積み立てでない部分は配当株重視でやっていこうと考えている。




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奥山月仁 (著)
日経BP (2018/10/18)


株式投資で資産を築いたブロガーによる、株式投資のポイントを語っている作品。
著者が影響を受けた『ピーター・リンチの株で勝つ』を自身なりに解釈して投資に活用したという。

著者はサラリーマンを本業にしていて、投資を無理なくするには中期から長期のスパンで、銘柄選びには決算書などの数値と企業の製品やサービスで気になった銘柄をチェックするなど、基本として抑えておくと良さそうなことが書かれている。

心理的にミスしてしまいやすいこととその対策なども語られていて、思い当たることがいくつもある。

ここしばらくは『会社四季報別冊「会社四季報プロ500」』を購入して適当に選ぶようになって大外れしにくくなったような気がするが、基本的にはきちんと数値で裏を取ることが必要なんだろうな・・・と少しだけ反省した。




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菅下 清廣 (著)
実務教育出版 (2023/6/28)


昨今の政治や経済の情勢と長期的な展望、そして株式投資のポイントを語っている作品。

展望としてはアメリカを中心としたインフレと円安は当分続くものとしていて、これらは日本経済に好影響を与え、バブル期を超える株高になるとの話がなされている。

背景としてはロシアのウクライナ侵略や米中冷戦の本格化による資源の高騰があり、不安要素はあるものの日本は結果的に恩恵を受けられるという見立てである。

日銀の金融政策もポイントで、総裁となった植田和男氏が前任の黒田東彦氏の金融緩和路線を継続するのも好影響を与えているという。

反対にバブルのつぶし方を失敗した三重野康とデフレ大不況を招いた白川方明は反省や謝罪もしないとんでもない人々だと語っているのも印象に残る。

その後、著者の作品でしばしば登場する波動理論やチャートの話になっていて、必ずしも理解できるところばかりではないものの一定の説得力がある。

株高が続いたとして発生するのは、株式を保有している人とそうでない人での格差が拡大していくという話で、多少は投資経験を積んでいて良かったと思っている。

本書の後半では今後有望な株式の銘柄50が紹介されていて、日本郵船や日本製鉄、三菱重工のような重厚長大産業が目立つ。

先日購入した中古車が出品されていたオークション会場を運営するユー・エス・エスも一覧に入っていて、「ああ、あの会社か!」という感じで強いインパクトがあった。

来年に新NISAの制度が始まって節税をするために今年は投資を控えめにしているが、新規で購入したり既に保有している株式からの乗り換えに当たっては本書の内容を参考にし、投資銘柄を選ぶ準備を進める。




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関連タグ : 菅下清廣,


配当太郎 (著)
クロスメディア・パブリッシング (2023/2/1)


配当株投資で知られる投資家による、自らの投資方法のポイントを紹介している作品。

私が今やっている個別株投資は配当を重視するスタンスになっており、株主優待で貰ったQUOカードで本書を購入した。

知っていて自分の投資について後押ししてくれる記述もあったし、1株当たり利益を重視するのがいいといったあまり知らなかったポイントが書かれていて参考になったりもした。

注意したいのは保有する銘柄数を多くすると管理ができなくなるというところで、これは今実際にそうなっている。
これ以上増やすのは慎重にすることと、パフォーマンスが微妙な銘柄を整理することを考えている。




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