読書-株式・投資信託:雨読夜話

ここでは、「読書-株式・投資信託」 に関する記事を紹介しています。


世界のマーケットで戦ってきた僕が米国株を勧めるこれだけの理由
世界のマーケットで戦ってきた僕が米国株を勧めるこれだけの理由
松本 大 (著), マネックス証券株式会社 (監修)
東洋経済新報社 2013-11-29

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マネックス証券の社長による、米国株投資のすすめ。
メインで利用している証券会社ということもあり、読んでみた。

米国株投資を勧める理由としては、米国経済が長期的に最も有望なことと、円安ドル高による円建て資産の実質価値の低下リスクへの備えという2つの方向から書かれている。

そして米国株を購入する方法としては下記の4種類を上げていて、立場上当然ながら4番目を勧める流れとなっている
  1. 国内の株式市場に上場している米国企業の株を購入する(少ない)
  2. 米国株を組み入れた投資信託を購入する
  3. 米国企業の日本法人の株式を購入する
  4. 国内あるいは海外の証券会社を通じて、米国株を購入する
この選択肢の立て方は偏っていて、例えば
  • 国内の株式市場に上場している米国株式のETFを購入する
のような選択があるのに挙げていない辺りは恣意的だと思う。
(ETFも投資信託に含むという言い訳はできるが)

当然ながら米国株には為替リスクと値動きのリスクがあるわけだが、前者に対しては米ドルのまま投資を続けること、後者に対しては米ドル建てのゼロ・クーポン債と組み合わせることでリスクヘッジする方法が紹介されていて、ここは参考になる。

インデックス投資か個別株投資かという話では後者に妙味があるようなことが書かれているが、研究に時間をかけるほどのやる気もないので、私は前者で問題ないと思っている。
(日本株でさえ銘柄選びができているとは言えないのに、米国株の銘柄選びなんて面倒と感じる)

本書では書かれていないが、東京証券取引所には米国株式のインデックスに連動するETFが複数上場されている。
取引数や種類が少ないという弱点はあるものの、手数料や信託報酬が比較的安いものが多く、円建てで損益が分かりやすいのは大きな魅力である。
それで、昨年から今年にかけて以下の3種類を少しだけ購入している。
  • SPDR S&P500 ETF(1557)
  • iシェアーズ エマージング株ETF(1582)
  • iシェアーズ 米国小型株ETF(1588)
この3つはニューヨーク証券取引所でも(おそらく)上場されていて、本書に書かれている時点でのETFの取引数ランキングでそれぞれ1位、2位、6位に該当しているようだったので、そう悪い選択でもなかったのだろうと勇気付けられた。

すぐに実行に移すかといえば上記の理由からしないが、マネックス証券で米国株を取り引きする手続きが丁寧に書かれているので、関心のある人には役立つ内容だろうと思う。






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伊井 哲朗
講談社 2013-05-09

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コモンズ投信の社長による、日本株で成長する銘柄を選定して投資する方法、そしてこの方法で運用を行う投資信託への投資について語っている作品。

著者とともにコモンズ投信を経営する渋澤健氏、「ひふみ投信」を運営するレオス・キャピタルワークスの藤野英人氏、セゾン投信の中野晴啓氏らとほぼ同じスタンスで投資についての考え方が書かれている。

大雑把に要約すると、日経平均やTOPIXなどの経済指標に連動するインデックスファンドはいまいちな大企業を含んでいるのでパフォーマンスが悪く、長期的に成長していく企業を集めるという考え方で投信を設定しているということになる。

コモンズ投信による30社くらいに厳選する形での投資方法がどれくらいのパフォーマンスを出すのか?については、ここ数年だとTOPIXと比較して少し分が悪いようなのと、インデックスに組み入れられている銘柄もけっこう入っているらしいのは、説得力に欠ける気がしないでもない。
(その点、中小企業の株式を多く組み入れている「ひふみ投信」は結果を出しているので説得力がある)

「数年くらいの短期で評価しないでほしい」と反論があるかもしれないが、理念自体はそう間違っているとも思わないので、パフォーマンスをチェックしておくことにしたい。

本書に書かれている考え方からすると、上記のようなアクティブファンドを利用するのも一案だが、JASDACや東証マザーズのような新興市場の指数に連動するインデックスファンドやETFを利用する形でもいいのではないか?と思っている。
この比較についても、当記事で挙げた方々に語ってほしいところである。

タイトルはいまいちだが、語られている投資に対する考え方はしっかりしていると思うので、まずまずの内容だと思う。
もちろん、何にどれくらいの額を投資するかは、コストやリスク、パフォーマンスなどを考慮の上で選定していく。






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ETF(上場投資信託)の授業
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石森 久雄
中経出版 2009-10-23

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ETF(上場投資信託)の入門書。
おそらくこれまでに読んだ同一カテゴリーの本の中で、最も初歩から解説している作品だと思う。

ETFと個別株式や一般の投資信託との比較から、証券会社に口座を開設する手続き、購入するに当たってのポイントなどを丁寧に説明している。

これまで知らなかった話も書かれていて、例えば市況を判断する1つの目安として使用されるNT倍率(日経平均÷TOPIX)というものがあることや、ETFの情報を調べるサイトについての説明が参考になった。

本書が発行されたのが2009年で、紹介されているETFの種類が少なくて偏っているように見えるのは、ここ数年で新たに上場したETFが増えて選択の幅が広がったということなのだろう。

少しずつでもETFへの投資環境が整いつつあるのではないかということも知ることができ、ざっと読んでみるくらいの価値はあった。






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気弱な人が成功する株式投資(祥伝社新書)
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岩崎日出俊
祥伝社 2014-02-03

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アメリカの投資銀行に勤めていたことのある人物による、個別株をメインとした株式投資の方法を語った作品。

バフェット、グレアム、フィッシャー、ケインズ、是川銀蔵など東西の有名な投資家の例を挙げつつ、多くの情報の中から確かだと思う情報を選択してから長期投資、ミスと分かったら損切りする形での投資方法を語っている。

「気弱な人が成功する」とあるようにシンプルな形での方法が書かれているが、上に挙げた投資家たちも大きな失敗を何度もやっているわけで、凡人はなおさら失敗する確率が高いわけで、必ずしもやりやすいとは言えないと感じた。

こうした意見も織り込んでいるのか、企業の選択が難しかったり、分散することを重視するのであればインデックスファンドやETFの利用も勧めている。
特に日本の投資家はもう少しETFを活用してもいいのではないかと書かれていて、信託報酬と流動性を考慮しての利用をすることになる。

即効性のある情報はあまりないような気もしたが、個別株投資を行う上で重要な考え方がいくつも書かれ、参考になった。






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なぜあなたは株・投信で失敗するのか (日経ビジネス人文庫)
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日本経済新聞出版社 2014-02-04

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個別株や投資信託に投資する上で失敗しがちなこと、誤解されがちなことなどについて、いかにそうした失敗を避けるかを解説している作品。

リスクの意味や投資時期を分散して高値掴みしすぎないようにする方法などから始まり、投資信託の評価方法、企業分析、チャート分析、ちょっと素人にはハードルの高い投資手法にまで踏み込んで書かれている。

現在のところ投資は投資信託をメインでやっていて個別株についてよく分からない部分も多いが、日経電子版で実施しているというQUICKコンセンサスのような指標については知らなかったので、そういうものがあるのかと興味深く読んだ。

そして投資信託については、旬のテーマについて設定されたファンド、何かの受賞をしたファンド、仕組みが複雑で分かりにくいファンドはそう簡単に手を出してはいけないことを再認識した。

よく分からない部分が多かった分、個別株についての学習も進めてみようと思わせてくれる1冊だった。






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