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読書-漫画(読切):雨読夜話

ここでは、「読書-漫画(読切)」 に関する記事を紹介しています。





浮世絵風イラストであるあるネタを面白く描いた『山田全自動でござる』の続編。

前作同様のタイプのあるあるネタの他、SNSでフォロワーの方々から都道府県あるあるネタを募集したものを元に作成した「全自動四十七次」も収録されている。

これは他の地方の人でも伝わるもの(茨城は「いばら」ではなく「いばら」など)と、伝わりづらいもの(地元ではメジャーだた他では知られていない商品や店の話など)によって出来不出来にばらつきがあるように感じた。
地元の人にはディープなものが受ける部分もあり、選択が難しかったのではないだろうか。

絵のタッチで最も好きなところはドヤ顔や落ち込んだ顔、複雑な表情などの描き分けのところで、悪意のある笑いの時などがつぼにはまる。

基本的に登場するのは町人風の人が多いので、武士や僧侶など他の身分のキャラクターも扱うともっと面白くなるのではないか?と思っている。

この作品に近いものを読んだ記憶があると官がていたら、歌川広景の浮世絵を扱った『ヘンな浮世絵』だった。

著者はあとがきであるあるネタの加減や探し方の難しさにも言及していて難しいとは思うが、あと1冊くらいはできそうな気がするので、できれば続編を期待したいところである。





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山田全自動でござる
山田全自動
ぴあ 2017/9/8



福岡を拠点にさまざまな活動しているデザイナーが、SNSで浮世絵風のあるあるネタをアップしていたのが好評となって書籍化された作品。

基本的に1コマで日常生活でのあるあるネタが江戸時代の人物っぽいキャラクターによって描かれていて、ちょっとした違和感を感じながらクスッと笑うことができる。

作者があとがきで書いているように、描かれている内容はそのままなので言及するよりも見た方が早いということになるが、このゆるさは好きである。






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百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)
Posted with Amakuri
光瀬 龍, 萩尾 望都
秋田書店 1997/4/1


光瀬龍のSF長編『百億の昼と千億の夜』を萩尾望都がコミック化した作品。
現在原作を読むモチベーションがなく、本書をブックオフで108円で販売されていたのを見つけたので購入して読んでみた。

ギリシアのプラトンが登場するところから話が始まり、アトランティス文明で司政官を務めるオリオナエ、シッタータ(お釈迦様)、阿修羅などが宇宙的に滅び行く運命を調査するストーリーとなっている。

さらにはトリックスター的なイエス・キリストと彼に疑いを抱くユダ、さらには弥勒、最後の審判、輪廻、帝釈天といった仏教およびキリスト教の概念やキャラクター、そして惑星での壮大な実験といった大掛かりなSF的な道具立ても使用され、かなり壮大なスケールの話となっている。

スケールが大きすぎたり概念が消化しづらいSFはあまり好みではないが、すごい作品ということは分かる。
原作を読む日が来るかどうかは分からないし漫画とはまた異なる感じなのだろうが、概略が分かったのは良かった。






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(文庫)マンガで読む 小さいことにくよくよするな! (サンマーク文庫)(文庫)マンガで読む 小さいことにくよくよするな! (サンマーク文庫)

リチャード・カールソン (著), マツカワチカコ (イラスト), トレンド・プロ (その他)
サンマーク出版 2017-11-13

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ベストセラーでロングセラーの『小さいことにくよくよするな』を漫画化している作品。

日常で発生するさまざまな負の感情に押しつぶされそうになることに対し、考え方によって気持ちを落ち着かせる方法、自分にも他人にも優しくあるための方法を解説している。

時間や空間の認識を広く持つことで現在悩んでいることを矮小化した気にさせたり、異なる視点を持ってみたり、周囲の人の気持ちを考えながら行動するなど、しばしば忘れることもあるかもしれない大切なことが書かれている。

悩んだり焦ったり怒ったりした時にこうした考えが出せるかどうかはケースによるが、引き出しとして知っておくのとおかないのとではかなり違うということも分かる。

原作を読んでいないので本書がどれくらいエッセンスを伝えているのかは分からないが、大体の感じは伝わったかと思っている。
気が向いたら原作にも手を出してみるつもりである。





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新約聖書 (まんがで読破 MD073)
新約聖書 (まんがで読破 MD073)
バラエティアートワークス
イースト・プレス 2010-11-01

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『新約聖書』を漫画化し、イエスの誕生から復活、ペテロやパウロによる布教あたりまでを描いている作品。

概略は何かで読んだか、カトリック系の幼稚園にいた頃に教わっていたかで知っていたが、新約聖書の現代語訳みたいなものはまだ読んだことがなく、少し敷居が高い気もしたのでこの作品を読んでみた。

イエス生誕時のパレスチナの状況やイエスの布教に対する周囲の反応、弟子たちとのやり取り、パリサイ人のようなユダヤ教の保守派(?)などから吹っかけられた論戦などが描かれていて、概略の理解ができる。

後にイエスを裏切るユダがかなりの悪人面をしていて、これだとイエスが弟子にしたのは見る目がなかったからでは?という疑惑を持ってしまうが、それも見通した上でのことにするのが聖書の解釈なのかもしれない。

分かりやすく概略を理解してもらうという趣旨は、十分に果たされているのではないかと思っている。






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