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読書-漫画(読切):雨読夜話

ここでは、「読書-漫画(読切)」 に関する記事を紹介しています。



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ぷぇんすく (原著), くじょう (著)
講談社 (2021/1/13)


若い女性の主人公・奏(かなで)が、日本各地を旅しておいしいものを食べたり名所を巡ったり、地域の人々と交流する学習漫画。

奏が寝台列車で駅弁をいくつも食べたり、山奥にあるマニアックな交通機関を利用しに出かけるなど、かなりバイタリティ溢れる行動が面白い。

知らなかった各地の食べ物や地形や気候に合わせた農業の方法などを知ることができるのがいい。

奏のセリフが説明調になることが多いのは、企画上の制約によるものなので致し方ないかと思う。




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すずき孔 (著), 小和田哲男 (監修)
戎光祥出版 (2016/8/22)


家康の家臣16名の業績を漫画で紹介している作品。
(このうち松平信定は家康が成人する前に亡くなっているので、厳密には家臣とは言えないが)

メインの漫画、それ以外のエピソード紹介文、ゆかりの地の紹介という構成になっている。

酒井・本多・榊原・井伊の徳川四天王をはじめ、秀吉のもとに出奔した石川数正、槍半蔵・渡辺守綱と鬼半蔵・服部正成、家康の幼馴染と言える鳥居元忠と平岩親吉あたりはこの手の作品では常連と言える。

そして、先述の松平信定、転職を繰り返して徳川家に戻ってきた水野勝成、家康の異母弟と言われた内藤信成、尾張徳川家の家老となった成瀬正成、『家忠日記』の著者である松平家忠などは、なかなか渋いチョイスだと感じる。

絵のタッチでは本多忠勝がわりと肖像画に近い感じで変にイケメンにしていないところに好感が持てるなど、楽しく読むことができた。




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関連タグ : 小和田哲男, 徳川家康,


清水 昭男 (脚本), 広岡 球志 (作画)
パンローリング (2008/1/10)


2001年に倒産したアメリカの大手エネルギー関連企業である、エンロンの興亡を描いた漫画。

アメリカ政府の役人として規制緩和を推し進めたケネス・レイが創業したエンロンは、レイが規制緩和を追い風に買収で会社を巨大化させ、CEOとなるジェフ・スキリングが複雑なビジネスモデルやノーと言わない社員ばかりにする体制づくりなどを実施し、CFOとなるアンドリュー・ファストウによる子会社を利用した会計処理など、巨大化と利益の最大化を目的にさまざまな手段を取ってきたことが描かれている。

『ゴルゴ13』に似た劇画調のタッチで、特にレイの悪人面が印象に残る。

同じくエンロンを扱った経済小説『青い蜃気楼―小説エンロン』を読んでからかなり時間が経過して忘れかけていたが、基本的にこのような感じで制度上の抜け穴を利用したり見つかりづらい不正を行おうとする人々は今後も出続けるだろう。




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三谷 宏治 (著)
PHP研究所 (2018/9/11)


それぞれの時代や分野で新たなビジネスモデルが生まれた経緯を描いた『マンガ ビジネスモデル全史 創世記篇』の続編。

主に21世紀にイノベーションを起こした経営者や企業の話が扱われていて、スティブ・ジョブズ、ジャック・マー、マーク・ザッカーバーグ、ルイス・ガースナーあたりは何とか名前が分かるが、知識不足でそれ以外の人物が初めて知る人ばかりで覚えられない。

起業ではアメリカでアップル、アマゾン、P&G、IBM、Googleなど、日本ではコメリ、良品企画、クックパッド、任天堂などが登場していて、あるイノベーションで成功した企業も後続の企業に足をすくわれたりして成功し続けることが難しいことが分かる。

また、経営やマーケティング、技術開発などの手法についての研究成果も紹介されていて、調べてみようという入り口になることに成功しているかと思う。

ほどほどに笑いの要素も入れていて、楽しく興味深く読むことができた。




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三谷 宏治 (著)
PHP研究所 (2018/9/11)


古くはイタリアのメディチ家や江戸時代の三井家あたりから、海外ではAmazon、ZARA、ウォルマート、デル、グーグル、ジレットなど、日本ではホンダ、キヤノン、任天堂、セブンイレブン、ユニクロなど、新たなビジネスモデルを構築してきた事例を漫画で紹介している作品。

聞いたことがある話も初めて知った話もあり、興味深く読むことができる。

基本的にはイノベーションで新たな需要を掘り起こしたり、市場の隙間を突いてがっちり儲けた話などが多いが、特に欧米などでは市場を独占したり他者への妨害などをやってのし上がった企業も多かったと思うので、こうした話も読んでみたい気もする。

笑いの要素もそれなりに入っていて読みやすいと思う。
本書で扱われているビジネスモデルを深く知るには原作を読む必要があり、その入り口となる作品でもある。



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