fc2ブログ

読書-漫画(シリーズ・その他):雨読夜話

ここでは、「読書-漫画(シリーズ・その他)」 に関する記事を紹介しています。



久住 昌之 (著), 谷口 ジロー (イラスト)
扶桑社 (2020/5/31)


先日読んだ『孤独のグルメ1』の続編。

ペルー料理店やパリのアルジェリア料理店のような国際色豊かな回や、静岡での汁おでん、鳥取市役所のスラーメン(うどんのスープ+ラーメン)などの地方ならではの食事、私も以前行ったことがある東大の学食など、幅広い回が扱われている。

前作で出てきた五郎の武闘派な一面は本書でも出てきて、酒が飲めない部下にアルハラを働く客に注意し、逆切れしてきた客をのしてしまうという大立ち回りが描かれているのもポイントとなっている。
食べる場所の雰囲気をあくまでこだわりたいという五郎の思いが伝わってきてしまう。

末尾では、2017年に逝去した作画担当の谷口ジロー氏へのインタビューや、壇蜜による解説文も収録されていてこれらも面白い。





にほんブログ村 本ブログへ


久住 昌之 (著), 谷口 ジロー (イラスト)
扶桑社 (2020/5/31)


文庫化されていた『孤独のグルメ』の新装版となった作品の第1巻。

上記の作品には収録されていなかった、過去の恋人とのエピソードがある回や、肋骨を痛めて入院して病院の食事をする回などが収録されている。

横暴な店主に腕ひしぎを極めたり、餃子と焼きそばの店でビールはあるのにご飯がなくてもどかしい思いをするなど、実はたくましい一方で酒が飲めないという五郎のキャラクターが良く出ている回が特に楽しい。

あとがきでは原作の久住氏がこの作品に関しての追憶やドラマ化に際してのエピソードが書かれていて面白い。
ドラマで流れる音楽や効果音も久住氏とバンド仲間たちで作っていることを初めて知り、思い入れの強さをさらに印象付けられた。





にほんブログ村 本ブログへ


大井 昌和 (著)
双葉社 (2014/3/28)


小惑星帯にある食堂を舞台とした、SF連作漫画。

タイトルは「元カノ食堂」ではなく、「もとか(さん)の食堂」という意味で、店主のもとかと、あるきっかけで店員をすることになったデリラの2人でやっている。

設定としては梶尾真治による宇宙港にあるそば屋を舞台としたSF連作『ゑゐり庵綺譚』に近いが、本作はSFのアイデアで勝負するというよりは宇宙を舞台にした人間ドラマみたいな感じの作品になっている。

宇宙海賊、ブラックホール、小惑星による地球政府からの搾取に対しての独立運動など、SF小説で出てくる設定が盛り込まれていて、こうした道具立てが好きな人は楽しめると思う。

ちょっと軽めの作品ではあるが、なかなか良かったと思う。




にほんブログ村 本ブログへ


蝉川 夏哉 (原作), 碓井 ツカサ (漫画)
宝島社 (2018/11/21)


中世ヨーロッパ風の異世界とつながってしまった居酒屋を舞台とした漫画・『異世界居酒屋「げん」』の第2巻。

第1巻に登場した女性騎士のカミーユと修道士のジャンが幼馴染で「げん」で再会したり、王室のパン検査官であるクロヴィスがひなたが焼いたパンのおいしさに驚く話など、おいしそうな料理とともにエピソードが語られていく。

カミーユのエピソードでは追想シーンで『異世界居酒屋「のぶ」』にも登場した王家で摂政を務めていたセレスティーヌが出てくるなど、「のぶ」とのつながりが出ているのも面白い。

巻を重ねていることからも、支持を受けている作品であることが分かる。





にほんブログ村 本ブログへ


おおのこうすけ (著)
新潮社 (2018/8/9)


伝説のヤクザが足を洗い、専業主夫として日常を送る際に発生するドタバタを描いたコメディ漫画の第1巻。

かつて単身で敵対する暴力団の事務所をいくつも壊滅させて「不死身の龍(タツ)」と異名を取った龍はキャリアウーマンの女性と結婚し、専業主夫として暮らしている。
しかし、見た目や言動は簡単に変えられるものではないようで、何をやっても怖い感じになるのがこの作品のツボとなっている。

買い物、掃除、近所の子供の面倒を見る、料理教室に通うなど、主夫としての活動の中に、かつての舎弟や敵対していたヤクザが登場したりもしている。

おそらくゆるいタッチだとあまり効果が出なかったと思うが、龍のタッチがきちんと怖い感じになっているからギャップが出て面白いのだろうと感じた。

玉木宏主演でドラマ化になるだけの人気作品という理由が理解でき、楽しむことができた。




にほんブログ村 本ブログへ