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読書-思想(東洋:儒教、儒学):雨読夜話

ここでは、「読書-思想(東洋:儒教、儒学)」 に関する記事を紹介しています。



安恒 理 (著), 田中 豊 (監修)
明日香出版社 (2012/2/14)


右側:『論語』の言葉と解説、左側:それを表現した漫画、という構成で書かれている作品。

あまり知らなかった『論語』の言葉も結構入っていてなるほどと思ったりもする。

例えば、「文献、足らざるが故なり」という言葉が入っていて、これは「それってあなたの感想ですよね?何かそういうデータでもあるんですか?」というしばしば聞くフレーズを意味しているのが面白かった。





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孔子 (著), 齋藤孝 (監修)
SBクリエイティブ (2019/3/9)


1項目当たり見開き2ページで1分程度で読み終えられるようにし、77項目で構成されているシリーズの『論語』編。

このシリーズではあまり知らなかったり読んだことがない古典や、『君主論』のようにそのままの訳だと少しきつい感じの古典の場合は読みやすくなっていいと感じるが、本書ではそこまでその効果を得られなかったように感じる。

これは私が『論語』に関連した作品を多く読んである程度のイメージができてしまっているためで、著者の解釈などに違和感を持ったことが背景になるのだと思う。

そのため、本書は『論語』にあまりなじみがない人にとっては良書なのではないかと思う。





1分間菜根譚 差がつく実学教養4 (1分間名著シリーズ)
洪 自誠 (著), 齋藤 孝 (監修)
SBクリエイティブ 2018/9/20


1分間資本論 差がつく実学教養5 (1分間名著シリーズ)
カール・マルクス (著), 齋藤孝 (監修)
SBクリエイティブ 2019/3/9


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前田 信弘 (著)
幻冬舎 (2011/3/1)


『論語』の言葉を実際のビジネスの場面に当てはめたらこんな感じになる、というのを、漫画とともに解説している作品。

東課長と部下の山田が主人公みたいな扱いで、上司に舟木部長、反面教師役に近藤課長、ちょっととぼけた雰囲気を出しているが多分有能と思われる長崎課長など、読んでいくうちに徐々にキャラクターが分かってくるのが楽しい。

なぜ課長を続けられてきたのか?が疑問な嫌われ者の近藤とか、勉強はできるが実務はいまいちな井上、仕事はできるが他人に厳しいところがある桜井マネージャなど、いかにも会社が舞台の作品に出てきそうなところがリアリティを持たせている。

自分の心の持ちようや対人関係など、『論語』の言葉が時代を越えて通用することを改めて感じ取ることができる。





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樹玄 龍輝 (著)
宝島社 (2008/6/3)


話し言葉で分かりやすさを意図して訳された『論語』の本。
思い切った訳し方だと感じて読んでいったが、センスの合う・合わないによるものか、他の現代語訳した本と比べて面白く読むことができず、途中で読むのをやめた。

例えば、子路を仲由、子貢を端木賜といったように有名な字ではなく本名にこだわって書く必要があると思えないし、かえって読みにくくなっている部分が多いように感じた。
こうした部分は、既に予備知識がある人にとっては向かないのでは?と思う。

『論語』の本としては、あまりお勧めできないと考えている。






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