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読書-漫画(シリーズ・講談社):雨読夜話

ここでは、「読書-漫画(シリーズ・講談社)」 に関する記事を紹介しています。



金城 宗幸 (原著), ノ村 優介 (著)
講談社 (2018/11/16)


バトルロワイアルの要素が強いサッカー漫画。
人気作品と知り、2巻まで読んでみた。

日本サッカー協会が、日本がサッカーで勝ち進めない理由にストライカーがいないことを挙げ、有望な高校生たちを集めてブルーロック(青い牢獄)に入れて戦わせ、世界的に勝てるエゴイストなストライカーを選ぶという話となっている。

日本代表の監督に森保一をモデルとした人物を悪意ある感じで描くなど、叩かれそうな描写が多いのが面白いし、荒い感じの絵柄はあまり好みではないが内容とはマッチしていると思う。

ハマるとまではいかなかったが、読み進めると面白さが増しそうな感じもあるので、もう少し読んでみる。




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山田 芳裕 (著)
講談社 (2002/9/18)


『へうげもの』の作者による、メジャーリーグを舞台とした野球漫画の第1巻。

大学でドラフトにかからず、内定した実業団チームも休部となった巨漢の選手である巨峰が、とあるきっかけからマイナーリーグの球団にテスト入団し、活躍する話になっている。

大学時代は不器用さを克服するために巨体を屈めたバッティングフォームだったのが、普通のフォームで思い切りスイングするようにしてからホームランを連発と、「一体それまでは何だったの?」という感じの活躍をいきなりしている。

また、大学時代はファーストだったためにスローイングを苦手としていて、この点を克服するところが第1巻で描かれている。

内容はかなり異なるものの、『へうげもの』で観られるようなオーバーな感情表現やあくの強いタッチが印象に残る。




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南 勝久 (著)
講談社 (2015/3/6)


岡田准一主演で実写映画化もされた、人気漫画の第1巻。

「ファブル」と呼ばれる凄腕の殺し屋が活躍しすぎて目立つようになったため、上司の指示で女性の相棒とともに大阪に潜伏することとなり、アキラとヨウコの兄妹として生活するに当たって発生する出来事を描いている。

ファブルは殺し屋として特化された能力を持つ一方、一般的な常識を持っていないために初めて経験することも多く、トラブルになりかけるところがコメディのような感じにもなっている。

アキラとヨウコのやり取りや、受け入れ先の暴力団関係者とのやり取りでも、シリアスな話と少しとぼけた話が出てきて、それが緊張と緩和を生んでいるところも面白さの1つのようである。




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蛇蔵 (原作), 鈴木 ツタ (原作), たら子 (作画)
講談社 (2017/11/22)


創造神が生き物のデザインをするのが面倒になって下請けに出し、デザイン事務所の職員(?)たちが動物や虫のデザインをしていく漫画の第1巻。

神様からの要件を受け、体つきや大きさ、生態などを検討していくやりとりが面白い。

ユニコーンのように角が生えた馬がいない理由や、かわいい見た目のかわいくない生態、天敵から身を守りためのさまざまなメカニズムなどが分かる形になっていて、生物学の勉強になる部分もある。

キリンがその巨体を維持するために牛と同様に胃が複数あるだけでなく、多摩動物園でキリンがタンパク質を得るためにハトを捕食しているという話にも少し驚かされた。
ヨーロッパにいるオオナマズもハトを捕食していることも考えると、ハトは都市周辺に住む大型動物にとっては格好のエサに映るようである。

絵のタッチや登場するキャラクターは好き嫌いが分かれそうだが、なかなか面白かったと思う。





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ツジトモ (著), 綱本 将也 (原著)
講談社 (2007/4/23)


弱小チームでジャイアントキリング(大物食い)をしてファンを沸かせる監督を主人公としたサッカー漫画の第1巻。

東京23区の東部を本拠地とするETU(East Tokyo United)は以前大活躍していたスター選手の達海が海外に移籍したことをきっかけに一度は二部落ちするような弱小チームになっていた。

ETUのGMである後藤はイングランドで消息不明になっていた達海を探していて、アマチュアチームの監督をしていてカップ戦(日本で言うところの天皇杯みたいなもの)でプロチームに勝利を挙げていた達海を発見する。

監督になってほしいと交渉を続けて色々あってETUの監督に就任し、傍若無人な言動で周囲を不安に陥れるが、徐々に手腕を発揮していくというストーリーになっている。

以前から気になっていた漫画で、読んでみると絵のタッチが少し粗いのは気になるものの、キャラクター設定や話のテンポが良くて入り込みやすい。
どんよりした雰囲気だった選手たちが魅力を出していくところもあって、続きが気になりながら読み始めている。





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