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読書-漫画(シリーズ・小学館):雨読夜話

ここでは、「読書-漫画(シリーズ・小学館)」 に関する記事を紹介しています。



田村 由美 (著)
小学館 (2018/1/10)


菅田将暉主演でドラマ化されるなど、人気のあるミステリー漫画の第1巻。
『ザ・ファブル』と同じくらい、まとめサイトで広告がやたらと表示される作品というイメージも持っている。

もしゃもしゃの天然パーマという金田一耕助を思わせる外見の大学生・久能整(くのう・ととのう)は、ある日警察に任意同行を求められ、親しくない同級生の殺人の嫌疑をかけられて事情聴取を受ける。

そして整は刑事たちとの会話で驚くべき洞察力を見せ、安楽椅子ものミステリーのような感じで話が進んでいく。

少女漫画タッチでのミステリー漫画はあまり読んだことがなくて新鮮だったし、整が随所で語る言葉が印象に残るところもいい。

人気が出た理由が分かったような気がするし、もう少し続けて読んでみたい。





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西森 博之 (著)
小学館 (2011/4/15)


1980~90年代に連載され、少し前に実写版のドラマや映画にもなったヤンキーが主人公のギャグマンガの第1巻。

金髪にしてヤンキーとしてデビューを果たそうとした主人公の三橋は同じ美容室で野暮ったい状態からトゲトゲ頭にした伊藤と出会い、張り合ったり協力したりして多くの騒動を起こすというものとなっている。

面白いのは面白いが、やはり時間が経過してちょっと古びている感じは否めないのと、好き嫌いで言うとそれほど好きなタイプの作品というわけでもなかった。

ドラマは観ていないが、現代に合うようにアレンジされているのだろうと想像している。





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万乗 大智 (著), 矢立 肇 (原著), 富野 由悠季 (原著)
小学館 (2015/2/18)


機動戦士ガンダムの、一年戦争におけるスピンオフ作品のひとつ。

ジオンを裏切って連邦についたり色々と訳ありな人が集められたアグレッサー部隊で、モビルスーツのレッドライダーに搭乗する伍長・チェイスが主人公となっている。

チェイスはあるきっかけから上官のハインツとともにジオン軍を脱走して連邦に亡命し、地球連邦軍のアグレッサー部隊の一員として、連邦本部があるジャブローへ潜入しようとするジオン軍の排除任務に当たっている。

チェイスはジオン兵から「赤帽子」と呼ばれるレッドライダー(ジムを素体とした試作機)に搭乗することになり、ハインツは大型戦車を操縦する形となっていて、テレビアニメだとやられてばかりの戦車の攻撃でザクを撃破しているのが少し驚いたりする。

部隊の構成から他の正規軍の部隊と衝突したり、スパイを送り込まれたり、民間人を助けるために苦悩するなど、第1巻から戦争のリアルさを出していて厚みのある話になっているように感じた。

今度出るのが15巻と巻を重ねていて、人気作品らしいのも分かる気がした。





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関連タグ : ガンダム,


小林 有吾 (著), 上野 直彦 (企画・原案)
小学館 (2015/4/30)


プロサッカークラブのユースチームを舞台としたサッカー漫画の第1巻。
第2巻まで読んだ。

主人公はアフロっぽい髪型がトレードマークの中学三年生・青井葦人(あおいあしと)で、愛媛に暮らす葦人はサッカーの実力はあるがお山の大将気質で、ワンマンチームとなることを認めてもらったチームメイトとともに試合を勝ち進むが、ある事件を起こして挫折を経験する。

それを見ていた東京のクラブチームでユース監督を務める福田は葦人の視野の広さや敵味方の位置関係の把握能力を見抜き、自分のユースチームへのセレクション試験を受けてみないかと打診することで話が展開していく。

話の展開からすると競技は異なるものの、少し前に読んだ『ダイヤのA(1)』と始まりが似ている。

葦人や福田のキャラクターの濃さがその後への展開を期待させてくれる内容となっていて、もう少し読んでみようと思わせてくれる。





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機動警察パトレイバー (1) (小学館文庫)機動警察パトレイバー (1) (小学館文庫)

ゆうき まさみ
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ゆうきまさみによる近未来を舞台とした警察ものSFロボット漫画の第1巻。

レイバーと呼ばれる、重機くらい?のレベルで人が搭乗するロボットが普及した近未来、レイバーが起こす犯罪やテロに対し、警視庁ではレイバーの部署として特車二課が創設される。

この部署にレイバーのパイロットとして配属された婦警が主人公の泉野明(いずみ・のあ)で、イングラムと名付けられたレイバーで犯罪やテロに立ち向かうというストーリーとなっている。

とぼけた感じだが実は策士の面もある小隊長の後藤や、同僚である遊馬や太田らとの軽妙なやり取りや、警察ものらしい緊迫した場面などがあり、描かれた時代背景も感じられてなかなか面白かった。

さすがに著者の『究極超人あ~る1』ほど振り切れてはいないが、笑いの要素も多く入っているのもいい。





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