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読書-漫画(シリーズ・KADOKAWA):雨読夜話

ここでは、「読書-漫画(シリーズ・KADOKAWA)」 に関する記事を紹介しています。



楠本 弘樹 (著), Y.A (原作), 藤 ちょこ (キャラクター原案)
KADOKAWA/メディアファクトリー (2015/9/19)


僻地に領地がある貧乏貴族の八男に転生するライトノベル『八男って、それはないでしょう!』をコミック化した作品の第1巻。
原作が面白かったので読んでみた。

原作は文章が面白かったのはもちろんのこと、藤ちょこさんによるカバーや挿絵のイラストが美しいことも好きな一因なのだが、本作でもその雰囲気は損なわずに描かれているのがいい。

話自体はほぼ原作に沿った形で進んでいて、最初のヒロインとなるイーナとルイーゼに対して冒険者予備校のライバルとなる少女たちが挑むストーリーがオリジナルかもしれない(多分)くらいである。

原作では表現しづらい笑いの要素が随所で描かれているなど、これはこれで楽しく読むことができた。





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あやめぐむ (イラスト), 愛七 ひろ (原作), shri (キャラクター原案)
KADOKAWA/富士見書房 (2015/4/18)


ライトノベルシリーズの『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』をコミック化した作品の第1巻。

異世界に転生する始まりから、最初の山場ともいえる魔族との戦いまでを描いている。

原作に忠実な形で書かれていて、絵もきれいなので、原作を知っている状態でも楽しく読むことができた。
寄り道みたい話も、巻末におまけのような形で収録されていたのも良かったと思う。





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東條 チカ (著), カルロ・ゼン (原著), 篠月しのぶ (デザイン)
KADOKAWA (2016/12/10)


人気のライトノベルシリーズである『幼女戦記』をコミック化した作品の第1巻。
原作を4巻まで読んでいるので、こちらも読んでみた。

話自体は原作に忠実に描かれていて、原作の挿絵などに出てこなかったターニャの前世の姿(エリートサラリーマン)が丸眼鏡のいかにもイヤな奴といった感じや、存在X(創造主なのだがターニャは認めないのでこう呼ぶ)の姿が描かれていて、文章から想像していたのと近かったり遠かったりして面白い。

原作だと癖の強い文体で分かりにくいところも、例えば国際関係を図解していたりして分かりやすくなっていて、コミック化の恩恵を受けやすい作品なのだろうと感じた。





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夏元 雅人 (著)
角川グループパブリッシング (2008/12/20)


『機動戦士ガンダム』のサイドストーリーや前日譚、スピンオフなど、本編に登場しない話をオムニバス形式で描いている連作シリーズの第1巻。

ルウム戦役でレビル将軍がジオンに捕まって脱走するまでの話や、ブルーデスティニーの主人公であるユウ・カジマがその後『逆襲のシャア』で大佐となってジェガンに搭乗していた頃の話、『ガンダムZZ』に登場するロンメル隊の一年戦争時での活躍などは、本編を知っていたので面白く読むことができた。

一方でジオンの闇夜のフェンリル隊やガンダム6号機(マドロック)が登場する作品は、遊んだことがない『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』というゲームに登場する話のようで、正直あまりピンとこなかった。

全体的にはジオン寄りの話が多いようで、マニア向けの作品ということになるだろうか。





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関連タグ : ガンダム,


京一 (著), カルロ・ゼン (原著), 篠月しのぶ (デザイン), 野田 浩資 (監修)
KADOKAWA (2018/4/26)


軍事大国の「帝国」で幼女・ターニャに転生した人物が軍人として大活躍するライトノベル『幼女戦記』のスピンオフ漫画で、コメディタッチで料理関連のエピソードを描いた作品。

ターニャの顔芸を誤解することによる悲喜劇や、味オンチだったり天然な言動から周囲を振り回すヴィーシャ、甘党だが自意識からそれをなかなか出せないヴァイスなど、食べ物をネタにキャラクターが出ているのが面白い。

原作を読んでいれば、まずまず楽しめる作品だと思う。





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