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流通は進化する―日本経済の明日を読む (中公新書)
流通は進化する―日本経済の明日を読む (中公新書)
伊藤 元重
中央公論新社 2001-07

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2001年刊行と少し時間が経っているような気もしたが、天神のジュンク堂でおすすめの本として積んであり、好きな経済学者の本でもあったので買って読んでみた。

この本が刊行された2001年時点ではそごうは倒産していたが、マイカルはまだ倒産していなかった。個人的には大学を卒業し入社して東京に配属になり、その後転勤で九州に戻ってくるという印象深い年だった。
読んだ感想としては、おすすめに値するだけの内容のある本で、3年経過してもなお内容が古びていなかった。

戦後の高度成長期から現在のバブル崩壊後までの流通の業態の変化が、ダイエーやそごう、松下などの例を挙げて分かりやすく書いてある。
高度成長期に有効だった政策は、メーカーによる小売の系列化と地価の上昇を見越した土地買収型の経営だった。これはプラザ合意やバブル崩壊を経て有効性を失い、経営戦略の見直しを迫られている。

本書では明示されていないが、小売業の方が立場が強くなった背景の1つには冷戦の終結に伴うデフレの影響があると思う。




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