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読んだ本の感想をつづったブログです。



今後大発展を遂げると一部で言われている中国の裏面を述べ、遠からず崩壊すると主張している本。

歴史の積み重ねから中華文明が進歩していないこと、古来より搾取が激しくて民間の活力が失われていること、現代の共産党体制でそれが頂点に達していることを語り、こうした弊害がなくならない限り発展できないと説く。
また、中華の統一が発展をもたらすというのは大きな共同幻想であり、実は分裂状態の方が発展し生活水準も上であると言外に述べる。

秦帝国以来の歴史を考えると的確な分析がなされていると感じる。確かに諸外国が考えているほど中国の底力はないと思う。財テクの本などで必ずといっていいほど中国株ネタがでてくるが、けっこう博打だろう。

ただ、内容的にはそれなりに納得できるのだが、なんというか読んでいて引き込まれる部分が足りない。おそらくあまりに俯瞰的に述べていて人間が出てこない点かと思うが、史実を丁寧に述べようとするあまり冗長になっているような気がする。
もう少しすっきりした形で述べられていれば、もっと売れると思うのだが。






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