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会社蘇生 (講談社文庫)
会社蘇生 (講談社文庫)
高杉 良
講談社 1988-10

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専門商社の小川商会が多額の負債のために会社更生法を申請し、弁護士の宮野に保全管理人の依頼が持ち込まれ、彼らが再建に向け奮闘する小説。

会社が会社更生法を申請すると当然のことながら信頼を失い所有する営業権益やライセンスなどを狙って競合他社や外資が暗躍する。また、取締役や監査役には責任があるが、これから逃れようとする者も出てくる。
内部的には経営のリストラに伴い多くの従業員を解雇を迫られ、残って欲しい有能な人物ほど自分から辞めてゆく。

このように逆風が吹き荒れる中、保全管理人は裁判所の委託を受けて会社の資産を守り、債権者や取引先と交渉を行い、再建のスポンサーを探すといった多くの仕事があり、ある意味企業の経営者よりもハードな仕事となる。それだけにやりがいはあるようで、宮野は苦境の中小川商会を再建に向けて前向きに引っ張ってゆく。
それが感動的ですがすがしい印象だった。

現在ダイエーが会社更生法申請に近いような状態で再建は苦しいだろうが、できるだけいい形で再建がなされることを望んでいる。




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