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読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル                                      
2005/05/31『古代出雲と大和朝廷の謎』
2005/05/30『社長、解任さる』
2005/05/28『歴史に学ぶ』
2005/05/25『ビジネス・エコノミクス』
2005/05/24『超簡単!ブログ入門―たった2時間で自分のホームページが持てる』
2005/05/22『日本古代史 謎と真説』
2005/05/15『藤堂高虎 秀吉と家康が惚れ込んだ男』
2005/05/14『覇王不比等〈第1部〉鎌足の謎』
2005/05/12『榎本武揚から世界史が見える』
2005/05/12『京都 影の権力者たち』
2005/05/06『源氏と日本国王』
2005/05/04『信長殺しは、秀吉か』
2005/04/29『千年紀末古事記伝ONOGORO』
2005/04/27『謀殺―続・信長殺し、光秀ではない』
2005/04/24『流通戦略の新発想』
2005/04/23『銀河遊撃隊』
2005/04/21『家康と正信―戦国最強の主君と補佐役』
2005/04/15『ウォッチャー―見張り』
2005/04/14『ちほう・の・じだい』
2005/04/13『古代“日本”はどう誕生したか―封印されてきた古代史の謎』
2005/04/12『怪笑小説』
2005/04/11『タイムスリップ釈迦如来』
2005/04/10『新・世界の七不思議』
2005/04/10『真田信之―弟・幸村をしのぐ器量を備えた男 』
2005/04/07『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』
2005/04/06『泣き婆伝説』
2005/04/05『二度のお別れ』
2005/04/03『海から来た日本史』
2005/04/01『黄昏のカーニバル』



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古代出雲と大和朝廷の謎 (学研M文庫)
古代出雲と大和朝廷の謎 (学研M文庫)
倉橋 日出夫
学研 2005-02

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最近の研究成果をもとに、古代日本の邪馬台国と大和朝廷そして出雲の関係について考察している本。

ここ10年ほどの考古学の発掘結果から、邪馬台国の場所は畿内でありしかも大和朝廷の成立と時代はそれほど違っていないと仮定している。その上で古事記及び日本書紀に邪馬台国の記述がごくわずかしかないのは、邪馬台国と大和朝廷の王統が異なっており、都合が良くないため削除したという見解が述べられている。

そして邪馬台国と抗争していたという狗奴国とは東海地方にあった王権で、現在でいうところの桑名(くな≒くわな)ではないかとしている。

その上で邪馬台国は縄文時代より続く呪術を基調とした文化を持つ出雲系の王権であったとし、大和朝廷は外からそれを引き継いだ王権であるという。
その背景として山陰の加茂岩倉遺跡や荒神谷遺跡などで大量の青銅器が発見された事実を挙げ、出雲や丹波には古来より規模の大きな勢力があったであろうことを述べている。

ここ10年ほどにおける研究成果を利用しており、狗奴国の解釈や神武東征神話に登場するニギハヤヒが大和の中心勢力でなかったとする見方など、それなりに面白かった。
しかし、大和朝廷がどこかからやって来て邪馬台国の地盤を引き継いで建国されたとするのであれば、どこから来たどのような勢力であるのかといった部分の考察があって然るべきと思うものの、記述がない。
著者の漠然とした考えでもいいと思うが書くべき部分と感じたので、かなり不満が残った。


[古代出雲について書かれている本]

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社長、解任さる―短編小説全集〈下〉 (講談社文庫)
社長、解任さる―短編小説全集〈下〉 (講談社文庫)
高杉 良
講談社 2000-12

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裸の王様と化した社長を解任しようという謀略を描いた表題作の他、企業内で起こる権力闘争とそれに巻き込まれるミドルの悲哀を描いた短編集。

企業を私物化する労働組合の委員長、利権をちらつかせて企業の人事に介入する官僚、自分の失敗を部下になすりつける幹部に強引な手段で機密を聞き出そうとする新聞記者と、企業小説につきものの典型的な悪役が各作品で登場する。

あまり聞いたことがない言葉だが、高度成長期に活躍したエリート商社マンを官僚に比して”民僚”と称していたようで「民僚の転落」「民僚の挫折」といった作品では彼らが幹部とのいさかいや謀略によってひどい目にあう。
「民僚の挫折」では帝人の社長夫人だった故大屋政子(派手な格好をして時々テレビに出ていた婆さん)をモデルとした女性が登場してわがままぶりを発揮する。

「あざやかな退任」「社長留任宣言」「一時左遷」などは比較的ハッピーエンドといえる結末であり、バランスが取れている。
果たしてこれらの作品に登場するような潔いというか最後まで筋を通す人物がどれほどいるのだろうか。

つくづく、”すまじきものは宮仕え”という言葉が実感された。


[著者による、三越が題材の社長解任を描いた作品]
王国の崩壊 (新潮文庫)
「王国の崩壊 (新潮文庫)」
 著者:高杉 良
 出版:新潮社
 発売日:2005-05
 価格:¥ 460
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関連タグ : 高杉良,

歴史に学ぶ (講談社文庫)歴史に学ぶ (講談社文庫)

津本 陽 (著)
講談社 2003-12

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信長、秀吉、家康をそれぞれ『下天は夢か』、『夢のまた夢』、『乾坤の夢』の小説で描いた著者が語る歴史エッセイ。

戦国時代の三傑について多く語られており、信長が破滅志向だったのではないか、とか家康の松平家は二番手志向の家柄であったなど独自の解釈も盛り込まれている。
戦国時代の日本は世界的にも軍事的・技術的に高いレベルにあり、多くの時代において先進国であり続けたとしている。

他には幕末の坂本竜馬や西郷隆盛について、そして司馬遷の史記についても触れられている。
ここでは竜馬の創設した亀山社中(三菱の前身)と紀伊藩のトラブルが発生した際に亀山社中が紀伊藩からせしめた賠償金の行方についての記載が面白かった。

著者のこれまでの歩みや作品を書いた際の裏話なども書かれており、ファンからしたら必読の一冊というようなものかもしれないと感じた。


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ビジネス・エコノミクス
ビジネス・エコノミクス伊藤 元重
日本経済新聞社 2004-02-21

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豊富な事例と分かりやすい解説ぶりが信頼できる伊藤教授の、現代の企業活動を下敷きとした経済学の解説書。

ゲーム理論、IT、価格設定、M&Aなどをセブン・イレブン、吉野家、トヨタなど身近な企業の戦略を例としてダイジェスト的に分析している。
著者の他の著作である『市場主義』、『デジタルな経済』、『グローバル経済の本質』などが各章の詳細を知るのにはいいので、どちらかといえば経済学の理論を広く知りたい場合に向いている。

経済学の本にありがちな、面倒なモデルや数式が出てこないのも経済学を選考しなかった身としては非常にいい。



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