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読んだ本の感想をつづったブログです。



水軍の城 (文春文庫)
白石 一郎
文藝春秋 1994/10



主に海を舞台とする歴史作家のエッセイ集。

九州在住ということもあって長いこと賞に恵まれなかった苦労人であるが、候補に挙がってから8度目にしてようやく直木賞を受賞した際のエピソードなど気持ちが伝わってくる。

数学が苦手なことやSF小説が好きなことが書かれており、私もその傾向があるため同じ九州出身ということもあって親しみが持てた。

小説の取材で訪れた瀬戸内海の景色に魅了され、小説の取材がおろそかになってしまい後であわててしまうエピソードもあって、飾らない人柄が伝わってくる。
等身大の作家像が感じられるいいエッセイ集だと思った。

こうした本を読もうとする時点で、小説も面白いことは言うまでもない。




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