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読んだ本の感想をつづったブログです。


太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)
太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)
野尻 抱介
早川書房 2005-03-24

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突然地球の軌道上を横切る形で作られた、巨大なリング状物質のために人類は日照不足で絶滅の危機にさらされる。このリングを破壊する過程で異星人の存在と来訪が分かり、コンタクトをこころみるという、SFでは定番のテーマであるファースト・コンタクトに正面から挑んだハードSF。

異星人が造ったと思われる建造物を探る部分はA.C.クラークの『宇宙のランデブー』を、人工知能が出てきて対応に苦慮するあたりはJ.P.ホーガンの『未来の二つの顔』、謎が謎を呼ぶあたりは同じくホーガンの『星を継ぐもの』などを思い起こさせて久しぶりにいかにもハードSFといえる作品だと感じた。

異星人の建造物に入った後の展開としても、最後は友好関係を結んでおしまい、というような安易な手法を使っていない点に好感を持つことが出来た。
やや原子力エネルギーを乱暴に使用しすぎているような気がしないでもないが、IT革命後やや廃れてきた感のある正統的なSFといえる作品を違和感なく書ききっている著者には注目してみたい。




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使える!『徒然草』 (PHP新書)
使える!『徒然草』 (PHP新書)
齋藤 孝
PHP研究所 2005-03-16

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国語の教科書でおなじみの、吉田兼好著『徒然草』をネタに人生論ないしは啓発書として解説している本。

中学・高校で習った古文、そしてそれに出てくる話は面白いと感じることはできなかったが、徒然草は無常観があるとはいいながら仁和寺の和尚などちょっと面白い話も出て例外的に好きな作品であったために購入した。

卓見というほどのものではないが、現代でも活用できる部分が紹介されており納得するとともにそれなりに面白かった。



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利休殺しの雨がふる (八切意外史)
利休殺しの雨がふる (八切意外史)
八切 止夫
作品社 2002-11

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白=神道派VS黒=仏教徒の構図で描かれる八切日本史の利休篇である表題作ほか6篇。
ここでは黒の権力者秀吉に抵抗し殺される白の代表として、利休が登場する。

秀吉や石田三成ら仏教徒との争いに敗れた利休は切腹を命じられるわけだが、利休を守ってあくまで徹底抗戦を主張する白の者たちを諭して従容と死に向かう。
白だの黒だのいう話は横に置いて、変節すれば助かった可能性が高いにもかかわらず志を曲げなかった利休は、イザヤ・ベンダサン(山本七平)著『日本人とユダヤ人』で言うところの日本教の殉教者ではなかっただろうかという思いを強く持った。
ベンダサンは西郷隆盛を日本教の殉教者の代表としてあげているが、むしろ千利休の方が日本の価値観でかなりの部分を占める美に殉じたという意味で殉教者にふさわしいと感じる。

他には、毛利元就謀略ものである「渡海毛利元就」、毛利家の象徴がサンフレッチェではなくヨンフレッチェではなかったかとする「毛利は四ツ矢」、甲賀の下忍である彦が大名の息子に買われて滝川左近一益へと出世する「乱波素波」など戦国時代の歴史小説として面白かった。



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知性を与えられうる立場になった恐竜が、その未来をかいま見たことにより知性を拒絶するようになる表題作の他、8篇のSF短編集。

梶尾作品の中ではそれほどいい作品が多いとは思えなかったが、地球の記憶を銀河中にいる人類に伝える地球屋の活躍を描いた「地球屋十七代目天翔けノア」と、主人公が幼い頃より会っている”そときびと”である女性との交流を描く「時尼に関する覚え書き」が叙情的で好きな作品だった。




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魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE 通常版
魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE 通常版
原作:野中英次
監督:山口雄大
出演:須賀貴匡 虎牙光揮

キングレコード 2006-01-02

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前から観たかった 魁!!クロマティ高校THE★MOVIE を梅田に観に行った。

公開は朝9時と夜9時からで、夜9時からの方を観たのだが、夜だったにもかかわらずなかなか客の入りは良く、また整理券も配布されていて人気のほどがうかがえた。

内容は期待以上に面白い作品となっており、何度も腹を抱えて笑った。

神山に林田、北斗、竹之内、フレディなどキャラの個性が出ており、中でも虎牙光輝演じる林田と高山善廣の竹之内が特に笑えた。また、フレディが渡辺裕之で、よく出演をOKしたなと思ったものだ。

神山の真面目なズレっぷりと、林田のバカなツッコミが最高。

秋には福岡でも公開されるそうなので、また観に行くかもしれない。