fc2ブログ
読んだ本の感想をつづったブログです。


信長の棺
信長の棺加藤 廣
日本経済新聞社 2005-05-25

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
秀吉の枷 (上)
秀吉の枷 (下)
明智左馬助の恋
謎手本忠臣蔵 上
謎手本忠臣蔵 下

信長の右筆として『信長公記』を著した太田和泉守牛一が、本能寺の変の後で事件の真相と、発見されなかった信長の遺体の行方を追う歴史ミステリー。

本能寺の変前後の信長や光秀、秀吉、家康らの不審な行動の他、
  • 信長は正室の子ではなかったのでは?
  • 桶狭間の合戦でなぜ今川軍はおけはざま山などという交通の便が悪い上に敵から見つかりやすい小山に陣を敷いたのか?
  • 秀吉と山の民の関わり
など、牛一によって少しずつ明らかにされていく。

これまでも本能寺がらみの小説をいくつか読み、ある程度出揃ったような気もしていたが、またいくつか新しい解釈があった。
本能寺関連の作品を読むほどに、明智光秀は悪人ではなく謀略にはめられた、もしくは犠牲を買って出た気の毒な人物だったと思わざるを得なくなる。

多くの著書では公家の近衛前久と南蛮寺がキーワードとして出てくるが、今回も重要な場面で登場する。

「小泉首相も愛読!」というキャッチコピーが果たして売れ行きに効果があるのかは甚だしく疑問ではあるが、細かい部分にも考察がなされている面白い作品だった。



にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト




関連タグ : 加藤廣,