読んだ本の感想をつづったブログです。


張良―劉邦を支えた名軍師 (PHP文庫)
張良―劉邦を支えた名軍師 (PHP文庫)葉治 英哉

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漢の高祖劉邦の天下取りを助けた張良の生涯を描いた歴史小説。

病弱であり見た感じは非常にやさしいのだが、反面内心には激しさを隠し持つという、軍師の元祖とも言え、日本でも戦国時代の山本勘助や竹中半兵衛へと受け継がれる。

以前読んだ司馬遼太郎の『項羽と劉邦』と重なる部分が多いが、劉邦とのやり取りで、劉邦をのらくら者と言ったり、あるいは韓信に背かれた場合は自分は陳平とともに鞍替えすると言ってやり込めるシーンが出てきたのは面白かった。

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宇喜多直家―秀吉が恐れた希代の謀将 (PHP文庫)
宇喜多直家―秀吉が恐れた希代の謀将 (PHP文庫)黒部 亨

PHP研究所 2002-08
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斎藤道三、松永久秀とともに戦国の梟雄とされる宇喜多直家の生涯を描いた歴史小説。播磨・備前の浦上氏配下の武将だった祖父の能家が同僚の裏切りにあったため、直家は不遇の少年時代を送る。

その後再度浦上氏に取り立てられると、暗殺や調略、裏切りなど権謀術数を駆使して備前・美作の大名として成り上がっていく。
当然そのやり方には内外からの批判が大きかったが、直家からすると合戦で多くの死者が出るよりも被害を抑えられるというのが持論であり、道義を別にすれば弱者の戦術としては一理あると感じた。

その後毛利・織田という大大名の間にはさまれて、一歩間違うと滅亡するような難しい局面に入るも抜群の戦術眼で乗り切る。ただし晩年に入るとやきが回って、夫人のお福に振り回されてしまうが、ここは脚色されすぎの感もある。

息子である秀家の活躍は彼の死後になるので登場しないのが少し惜しいが、全体としてはややマイナーな人物である直家の事跡をうまくまとめていたと思う。

[著者の他の作品]

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臆病者のための株入門 (文春新書)
臆病者のための株入門 (文春新書)
橘 玲

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金融機関が投資家からぼったくることがしばしばあるため、それを避けて現実的に低コストの投資方法を探っている本。

結論からいけば、海外85%:日本15%でポートフォリオを構成して世界全体の経済成長にかけるという方法が最も経済学の観点から合理的な投資方法と語っている。
また、長期投資となるためコストが低く大崩れの怖れの少ないインデックスファンドを利用することになる。

為替手数料やその他の問題を考慮すると大半は円で運用しなければならないかとも思っていたが、金利等のファクターがあるため85%を外貨で運用しても問題ない、というよりむしろその方が”経済的合理的”としているのでためになったような気がする。

口座を開いている証券会社で外債が販売されるたびに少しずつ購入しているが、まずまず間違っていないようで、気休めになった。

[著者の他の作品]
マネーロンダリング (幻冬舎文庫)
「マネーロンダリング (幻冬舎文庫)」
 著者:橘 玲
 出版:幻冬舎
 発売日:2003-04
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上品で美しい国家―日本人の伝統と美意識
上品で美しい国家―日本人の伝統と美意識
日下 公人 (著), 伊藤 洋一 (著)
ビジネス社 2006-05

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『そして日本が勝つ』などの著作のある日下氏と、テレビにしばしば登場しまた『日本力』を出してもいる伊藤氏による、日本の現状をもっと楽観的に捉えていこうといった本。

ある程度は他の著作と重なる部分も多いが、傍から見て比較的近いベクトルにあると思われる両人の違いがかいま見える。

祭りが日本の活力の源となり、また暴動が少ない原因ともなっているとする論調や、士農工商の分業システムの長所、インドや中国の抱える問題点など新たに書かれている部分もあって面白かった。

日下氏が外務大臣にはサッカーの川淵キャプテンがいいとして、その理由に外人が汚いことをすることを熟知していることや、外人に命令することに慣れている点を挙げており、トルシエやジーコといった一癖も二癖もある外国人監督を起用してきたり、不良外国人選手の問題を知っている経緯を考慮するとなるほどと思ってしまった。


[著者の他の作品]
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「日本はどれほどいい国か」
 著者:日下 公人,高山正之
 出版:PHP研究所
 発売日:2008-09-25
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関連タグ : 日下公人, 伊藤洋一,


徳川家康・秀忠・家光の徳川三代に仕えた家臣18人の列伝。

将軍・軍人としての徳川四天王(酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政)から武断から文治への過渡期の家臣(本多正信・正純父子、天海僧正、板倉勝重・重宗父子)、安定期の家臣(酒井忠勝、松平信綱など)といったように時代により主君から求められる能力や資質が変わってくるのが分かる。

ある程度は他の本で知っている人物も多いが、京都所司代を務めた板倉勝重・重宗父子の名行政官振りや、いまいち印象の薄い老中酒井忠勝の重厚な仕事振りなどは知らなかったので多少なるほどと思った。


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