読んだ本の感想をつづったブログです。


佐々木道誉―南北朝の争乱を操ったバサラ大名 (PHP文庫)
佐々木道誉―南北朝の争乱を操ったバサラ大名 (PHP文庫)羽生 道英

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佐々木道誉―南北朝の内乱と「ばさら」の美 (平凡社ライブラリー)
小説 大谷吉継 (学研M文庫)

『太平記』に重要なキーマンとして登場する佐々木(京極)道誉の生涯を描いた歴史小説。

鎌倉幕府倒幕では後醍醐天皇を影から後押しし、建武の新政崩壊後の南北朝の騒乱では複雑な動きを見せつつも、足利尊氏を次代の中心として多大な働きをした。尊氏も道誉を軍師あるいは顧問格として重用した。

バサラ大名としての暴れっぷりなどももう少し見たかったような気もするが、よくまとまっていたと思う。


[吉川英治版の太平記]
私本太平記〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)
「私本太平記〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)」
 著者:吉川 英治
 出版:講談社
 発売日:1990-02
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黒後家蜘蛛の会 3 (創元推理文庫 167-3)
黒後家蜘蛛の会 3 (3) (創元推理文庫 167-3)著:アイザック・アシモフ 訳:池央耿

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ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)

レストラン・ミラノで繰り広げられる安楽椅子ものミステリ連作の第3作。

今作では女人禁制のこの会の成り立ちや創業時にいたメンバーの話が出てきて、舞台設定に深みを加えている。

たわいもないやり取りから始まり、ゲストへの尋問、謎の提示、メンバーの推理とウエイターであるヘンリーのしめくくりで終わるという一連の流れは読みやすい。

ただ、ひとつ難を言えば言葉(それも英語)の裏に謎が隠されている作品や、数字が出てくる作品ではよく分からない場合がたまにある。
それを除けば面白い。

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黒後家蜘蛛の会 2 (創元推理文庫 167-2)
黒後家蜘蛛の会 2 (2) (創元推理文庫 167-2)著:アイザック・アシモフ 訳:池央耿

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ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)

アシモフによる連作ミステリの第2作。軽妙な会話とヘンリーの推理は相変わらず面白い。

アシモフはまえがきやあとがきでこの作品を書くのは楽しいと書いており、著者も読者も楽しいのはいいと思った。

また、本書では著者自身をモデルにしたライターがゲストとして登場するのも楽しい。

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逆説の日本史 13 近世展開編江戸文化と鎖国の謎
逆説の日本史 13 近世展開編江戸文化と鎖国の謎
井沢 元彦
小学館 2006-06-02

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井沢日本史の13巻。戦国から江戸への過渡期を舞台として鎖国に浪人問題、文化の変遷について扱っている。

キリシタンの禁止は妥当な政策としつつも、鎖国はとりあえずの政策がなし崩し的に金科玉条に近い状態になってしまったと語っている。そこから一歩進めて、キリシタンを禁止しつつ貿易はそこそこやっていくという方法もあったのではないかと主張しているが、貿易の制限は諸大名の財力を削ぐという目的があることも考えると、徳川家としてはベストの選択だったのではないだろうか。

ただし、そうするにはそれだけの国防力を維持する必要があり、戦後の非武装中立論がいかに空論であったかをけなしている。
これはまあそうだろうなとは思う。

後半では文化や社会の変化について書かれており、戦国の荒っぽい雰囲気を一気に文治政治へ変換させたのが、犬公方と悪名高い5代将軍綱吉だったとして大きく評価している。
個人的に綱吉は性格に異常な点はあったかもしれないが、少なくとも馬鹿ではないと思っており、綱吉を全面的に扱うであろう続編に期待する。


[本書の文庫版]
逆説の日本史13 近世展開編  江戸時代鎖国の謎 (小学館文庫)逆説の日本史13 近世展開編 江戸時代鎖国の謎 (小学館文庫)

井沢 元彦
小学館 2010-09-07

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[「鎖国」について書かれている本]

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