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読んだ本の感想をつづったブログです。


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<ドクター田平の株よりローリスク! 1万円からできる>外貨で3000万円儲ける法
<ドクター田平の株よりローリスク! 1万円からできる>外貨で3000万円儲ける法
田平 雅哉
日本実業出版社 2005-02-17

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投資の王道 実践編 [通貨証拠金取引]

医者で投資家の田平氏が書いた、FX(為替証拠金取引)を薦めている本。

タイトルは射幸心をあおるようなものだが、内容は比較的オーソドックスでしっかりしたものになっている。

本書ではファンダメンタルズ分析はそれほど重視しておらず、テクニカル分析も2つか3つの分析手法とシンプルなやり方であったため分かりやすかった。

ここでもそこそこにレバレッジをかけ、その分スワップを大きくすることで長期的な視点から資産を増やす方法が書かれている。
4月に試しにNZドルの買いポジションを少しだけ保持しており、最近含み益が増えてきているので、この方法を進めていくことを考えている。

とりあえず、レバレッジを大きくかけられるだけの証拠金を用意することに力を注いでいくつもりではある。



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財政再建の名家老 河合道臣―姫路城凍って寒からず (PHP文庫)財政再建の名家老 河合道臣―姫路城凍って寒からず (PHP文庫)

寺林 峻 (著)
PHP研究所 2002-03

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家老として財政破綻寸前の状態にあった姫路藩を27年かけて建て直した河合道臣の生涯を描いた歴史小説。

もともと学問好きで実務にはとんと疎い家老の道臣だったが、あまりの財政状態のため財政担当の家老が辞任し、向いていないはずの役目を押し付けられることになる。

道臣は理想化肌であるため借金がかさむ原因に対して筋を通して解決にあたろうとするが、当然抵抗勢力にあって財政再建は困難を極める。

通常はここで、やはり学者に現実を任せるとろくなことはないという見本のような展開となるが、ここからが道臣の他の学者タイプとは違うところが出てくる。
木綿の専売を始めたり、大阪の金貸しや地元の商人たちと粘り強い交渉を続けて藩士や領民の支持を得、晩年までに70万両以上あった藩の借金を完済してなお余剰のある状態にまで持っていった。

また、財政再建に成功した辣腕家の家老は晩年失脚するパターンが多いが、道臣は儒学の精神を中心に置いて政策を進めたためか、静かな生涯を終えることが出来た。

教科書に載る話としてはすばらしいのかも知れないが、小説としては展開が地味で意外性もなく、それほど楽しむことは出来なかった。



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とんち探偵一休さん 謎解き道中 (ノン・ノベル)
とんち探偵一休さん 謎解き道中 (ノン・ノベル)
鯨 統一郎
祥伝社 2003-05

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千年紀末古事記伝ONOGORO (ハルキ文庫)

一休さんが、アニメでもおなじみの新右衛門さん、そして少女の茜とともに茜の両親を探しに旅に出、道中で様々な事件を解決していくという連作歴史ミステリ。

一休さんが事件の調査を行うために現場を見たいというと、犯人に近いとおぼしき有力者から無理難題を吹っかけられ、とんちで切り抜けるというお約束があり、その後謎を解くというパターンとなっている。

とんちやトリックはそこそこといったところだが、訪れた国の印象を聞かれて”団子のうまい国”と返答するなど人を食った発言を独特の関西弁で行う一休さんのキャラクターが面白い。



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関連タグ : 鯨統一郎,


さわかみ流 図解 長期投資学―最後に勝つ、財産づくりの仕組み (講談社+α文庫)
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澤上 篤人
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さわかみファンド社長による、長期投資を行うにあたってどのように先を読んで実際の投資行動につなげていくのかをフローチャートを用いて説明している本。

具体的にどのような銘柄や業界に投資するかというよりも、もっと大きな視点から世界の経済や社会の動きを読むという点に重点を置いている。エネルギーや食糧、日本経済の行く末などが題材としてあげられている。

具体的な投資行動につながるものではないが、長期投資に必要な先の見通しをどうやって整理するかといったことについて参考になる。



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