名探偵の掟 (講談社文庫) | |
東野 圭吾 講談社 1999-07 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 名探偵の呪縛 (講談社文庫) 超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫) ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫) 虹を操る少年 (講談社文庫) 探偵倶楽部 (角川文庫) |
名探偵の天下一大五郎と大河原警部が登場する、よくあるミステリのお約束をからかったようなミステリ連作。
密室、凶器、ダイニングメッセージといった作品の本質に関わる部分から、一民間人に過ぎない天下一が何となく捜査に口を出していくような細かい箇所まで、天下一と大河原が随所で素に戻り自虐的にけなしていくあたりは笑ってしまう。
コンセプトとしては今年放送されたテレビ番組の、”くりいむしちゅーのタリラリラーン”に似ている。これはベタなテレビ番組をネタにしたもので、そういえば2時間ものミステリーのもあったのを思い出す。
船越栄一郎がベタ田一耕輔としてベタな推理を行うものでこれもまた面白かった。
軽く面白がるもよし、よくあるミステリのお約束を突っ込むもよしという作品。
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