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超「格差拡大」の時代―価格破壊の「地獄」から抜け出せるのは技術力のみ
超「格差拡大」の時代―価格破壊の「地獄」から抜け出せるのは技術力のみ
長谷川 慶太郎
東洋経済新報社 2006-06

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アメリカの一極支配による平和によって世界的にデフレが定着し、だぶついた資金がアメリカの金融市場を経て各国における大プロジェクトに投資されるという現状を解説している本。

大プロジェクトとしては資源やエネルギーの開発に関わるものが多く以下のようなものが例として挙げられている。

・日本近海などの海底に存在することが判明している”メタン・ハイドレード”(要は天然ガス)の開発。
・ロシア周辺の油田・ガス田とバルト海や東シナ海とをつなぐパイプライン開発。
・インドシナ半島の国際河川であるメコン川の水運開発、ベトナムからミャンマーにいたる国際自動車道路、中国国境からミャンマーを縦断しベンガル湾に至る原油輸送パイプラインといった東南アジアを舞台とした本格的なインフラ投資。
・バルト海(スウェーデン⇔デンマーク)やアドリア海(イタリア南部⇔アルバニア)、地中海(イタリア南部⇔シチリア島⇔チュニジア)、アルプス山脈などを通る橋梁やトンネルの建設。
・オーストラリアの鉄鉱石・石炭の積出港であるポートダーウィンの港湾施設の大拡張。
・石油の代替エネルギーとしてのオイル・サンド(石油を含む砂)やオイル・シェール(含油頁岩)、石炭の液化などの実用化へ向けた研究。

莫大なコストとリスクを抱える事業も多いが、前世紀にそれらを使ってきた戦争や革命に比べたら、実に建設的だと思う。



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