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談合しました―談合大国ニッポンの裏側
談合しました―談合大国ニッポンの裏側
加藤 正夫
彩図社 2005-03-28

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警備会社で経理マンとして談合に関わっていて、それが元で解雇された人物による、談合の実態を描いたノンフィクション。

談合は大規模な工事などがニュースになることが多いが、ハコモノだけではなく警備や物品の納入など、役所が入札を行うほとんど全ての案件につきまとうものらしい。本書では例えば図書館の警備など、警備の案件における談合を描いている。

著者はある日営業部長に入札に連れて行かれ、否応なく談合に関わっていくことになるが、談合の段取りなどが生々しく描かれている。

やがて談合破りを狙った業者による告発によって警備会社が摘発に遭い、その後社内では指名停止などのペナルティへの対応に追われる。その際に談合に疎い経理部長と談合を取り仕切った常務とのやり取りは以下の通りで、談合がいかに通常の業務と化しているかが分かる。

”談合せずに入札するっていうことは?”
”それじゃあ、本当の入札になっちゃうだろ”

ゼネコンが行うような談合はかなり大規模な形になっているはずであり、本書の警備などは小規模な案件に属するが、それだけに談合が役所がらみの仕事のすみずみに存在していることが実感される。



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