読んだ本の感想をつづったブログです。


裁判狂時代-----喜劇の法廷★傍聴記
裁判狂時代-----喜劇の法廷★傍聴記阿曽山大噴火

河出書房新社 2007-02-03
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被告人、前へ。―法廷で初めて話せることもある
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気分はもう、裁判長 (よりみちパン!セ)
霞っ子クラブの裁判傍聴入門 (宝島社文庫)

大川豊興業の若手芸人(要は江頭2:50の後輩)による、裁判傍聴記。
裁判におかしな被告人が登場するあたり、感じとしては『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』に近いが、松本智津夫や福永法源といった大物が多く登場する点が異なる。

他には、裁判の流れや裁判所内の規則から裁判員制度にまつわるうんちく、松本や静岡などへの”サイバン旅行”の顛末など、著者のイメージからすると意外なほど裁判についてきちんと書かれている。

面白さでは『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』の方が上だと思うが、ためになる度では本書の方がポイントが高い。


[裁判の傍聴について書かれている本]

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お金に好かれる人 お金に嫌われる人―お金と上手につき合うための心理学お金に好かれる人 お金に嫌われる人―お金と上手につき合うための心理学

多湖 輝 (著)
ごま書房 1997-11

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ギャンブルにのめり込んだり浪費をしてしまう心理や、借金がいかに人間関係に悪影響を及ぼすかなど、タイトル通り金銭にまつわる心理について書かれている本。

単に消費者側からだけでなく、以前読んだ『けいざい心理学!―「気分」と「直感」で経済は動く』のように販売者側の視点からも消費者心理が描かれていて非常にためになる。

基本的なことが多いが、それだけに重要なので折に触れて読み返すことになると思う。

[著者の他の作品]

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お前が悪い! お前が悪い!
火浦 功 (1985/07)
角川書店

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主人公ある日突然、世界中の人々から”お前が悪い”と責め立てられる表題作など、くだらない笑いをテーマとした16編のSF短編集。

他にはおっちょこちょいな諜報部員のマモルが活躍する連作や、著者と同業者の大原まり子が登場する「午前三時の長距離電話」などが収められている。

何度も読むほどではないが、1度だけ読んで笑うのにはいい。

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ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)
ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)
高野 秀行
集英社 2006-03-17

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怪しいシンドバッド (集英社文庫)
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幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)

世界のヤバいところに何度も行っているライターによる、ミャンマーへの旅行記。

今回は大学の先輩で作家の船戸与一の付き人として通常の旅行を行っている。
ただし、ミャンマーはよく報道されるように軍事独裁政権であり、旅行にも軍情報部の監視役がついている。

これを著者は政府を徳川幕府に、軍情報部を柳生一族に、さらには独立紛争を起こす州を外様大名に例えて話を進めているのだが、これが実に良くハマっていて面白い。どちらも同じようなものだが、軍事独裁政権と幕府という対比がいい。

お目付け役で柳生十兵衛にあたるガイドも、とぼけたキャラクターがいい味を出していて楽しい。


[船戸与一の作品]

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お喋りセッション お喋りセッション
草上 仁 (1991/01)
早川書房

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他人と直接接触を行うことのない社会で、おしゃべりを始めるとどうなるかという表題作など、9編からなる書き下ろしのSF短編集。

他には、食物や空気が全て合成のものを利用する社会を舞台とした「フード・プロフェッサー」やコンピュータによって管理される乱婚型社会で起こった奇妙な出会いを描く「ローテーション」など、異常な社会を扱ったものが多い。全体的には、良くも悪くもそこそこ面白いというところで、他の作品も読んでみたい。

この中では、カップルが巨大な魚や鳥、草などを乗り物にして壮大な旅行を続ける「ヒッチハイク」が最も好きな作品だった。クウキウオやタイヨウドリといった生物が出てきて、椎名誠の『アド・バード』や『武装島田倉庫』のようなSFに近い舞台設定と淡々としたストーリー展開が良かった。

[著者の他の作品]
文章探偵 (ハヤカワ・ミステリワールド)
「文章探偵 (ハヤカワ・ミステリワールド)」
 著者:草上 仁
 出版:早川書房
 発売日:2006-05
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