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新時代への文明的理解―地球視野に立つ文明論と今後の展望新時代への文明的理解―地球視野に立つ文明論と今後の展望

平澤 和夫
北樹出版 2005-09

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歴史上興亡してきた数々の文明について、人間の知的好奇心をキーとして分類している本。
本書では分類の形として、周囲に影響を与えるブリッジ文明と、ブリッジ文明の影響を受けて巨大化するダム文明という表現を用いている。

例えばギリシア文明が先に起こって、ローマ文明のに多大な影響を与えている事象について、ギリシアがブリッジ文明、ローマがダム文明ということになる。

他にもブリッジ文明の例としてササン朝ペルシアやビザンチン帝国、オスマントルコ、対してダム文明にローマ帝国やサラセン帝国、現在の欧米諸国が挙げられており、説得力があって納得できる部分が多い。

日本はどうかというと、中世以降は独自の文明を発展させて東アジアや欧米に影響を与えるブリッジ文明としての役割をしてきたと述べられている。

これまで知らなかったモデルが提示されていて、読みごたえがあった。
他の文明について書かれた本、例えばサミュエル・ハンチントンの『文明の衝突』よりも納得でき、もっと話題になってもいい。



[著者の他の作品]
国際経済に見る比較文化―複眼的視点からの体験論国際経済に見る比較文化―複眼的視点からの体験論

平澤 和夫
北樹出版 2007-10

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