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読んだ本の感想をつづったブログです。


ベッカー教授、ポズナー判事のブログで学ぶ経済学
ベッカー教授、ポズナー判事のブログで学ぶ経済学
ゲーリー・S. ベッカー (著), リチャード・A. ポズナー (著),
鞍谷 雅敏 (翻訳), 遠藤 幸彦 (翻訳)

東洋経済新報社 2006-06

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米国の経済学者と判事が、ブログ上で互いに主に経済がらみの時事問題について論じ、それぞれコメントをし合ったものをまとめた本。それぞれ自由競争を重んじるタイプでかつ、穏健な人物が論じており、仲も悪くないようなので変に感情的になったりしていないので安心して読める。とはいえそれなりに考えの違いもある分面白い。

内容についても、経済の民主化が進んだ国では政治の民主化も急速に進むことが多いが逆のパターンはゆるやかになる傾向があること、欧州でテロが多発する背景に労働市場の硬直性が移民に及んでいることなど、示唆に富む論点がいくつも見られる。

米国の論者が語っている分、米国と欧州の違いや欧米知識人の考え方などが垣間見られることも興味深い。

後半ではベッカーが経済誌に執筆したコラムがいくつか掲載されており、相続税の廃止や技術や資本を持つ移民の受け入れ、NAFTAの南米諸国への拡大などを主張していて、これも読み応えがある。



[本書の続編]


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