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半村 良 (著)
光文社 (1998/4/1)


江戸初期に黄金の男として活躍するも、死後の謀反疑惑で消されたような形となり謎の多い大久保長安の生涯を語った歴史小説の下巻。

関ヶ原の合戦後も、士農工商(身分の固定化)と刀狩(製鉄業の統制)により立ち行かなくなった山人のため、その宗家とされる飛来一族の協力の下に石見や伊豆、佐渡といった金山や銀山を開発することに長安は力を注いでいく。
さらにはポルトガルやスペイン、オランダといった南蛮諸国の諸勢力の思惑や確執も出てきて、大阪の陣では大阪方がスペインから援軍を呼び寄せるという構想があったともしている。

講談という形を取るため、金山や東京の地名の由来などにしばしば脱線して語られるが、興味がなければかなりこのあたりはつまらない。
1冊分程度の内容であれば良かったと思うが、2冊分としては長くてだれる。



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