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本の雑誌血風録 (新潮文庫)
本の雑誌血風録 (新潮文庫)
椎名 誠 (著)
新潮社 2002-01

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『哀愁の街に霧が降るのだ』、『新橋烏森口青春篇』、『銀座のカラス』に続いて、椎名誠が本の雑誌社を仲間たちと立ち上げる過程を描いた私小説。

きっかけは椎名の会社での元部下の目黒が書いた本のレポートが面白くて皆が読みたがったことで、沢野や木村といった友人たちとともに本の雑誌を出すに到る。
この間椎名は勤務するストアーズ社で新規事業をいくつも成功させて編集長から役員へと出世していく他、目黒や沢野の動静も出てくる。

紆余曲折を経つつも本の雑誌はやがて評判となり、椎名は知り合った編集者のすすめによってデビュー作の『さらば国分寺書店のオババ』で脚光を浴びる事になる。それとともに勤める会社と本の雑誌、さらには作家としての業務が絡み合って多忙となり悩みが増えていく。

他の著作ではそこまで目立つ役ではない目黒氏が本の雑誌の発行人として存在感を出していることや作家の群ようこが最初に事務員として雇われたこと、作家として有名になるにつれて専務など上役たちからの風当たりが強くなってきたことなどが印象に残り面白かった。



本の雑誌

出版社:本の雑誌社
発行間隔:月刊





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