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老子・列子―中国の思想 (徳間文庫)
老子・列子―中国の思想 (徳間文庫)
奥平 卓 (翻訳), 大村 益夫 (翻訳)
徳間書店 2008-07-04

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徳間書店の中国の思想シリーズにおける老子および列子を扱ったもの。
両者とも大きくは道家にくくられており、相対的なものの見方が特徴的に感じられる。

「天網恢恢祖にしてもらさず」や「大道廃れて仁義あり」など有名な言葉がいくつも入っており、つかみにくいところもかなりあるが味わい深い。

人民を無知無欲にさせておくのがいいというくだりがあって、韓非子などで愚民政治に近いような受け取り方をされることもあるが、別の項で為政者が欲望を煽り立てるのが人命軽視につながるとも語っており、人民に人災を与えないよう気を配ることを主張していることが感じ取れる。

中国の古典では荀子や孫子、韓非子などの方が現代人にとってはとっつきやすいが、固定観念から開放されることを重視すると老子もなかなか有用だと思う。



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