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読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル                                      
2008/09/29『「逆」読書法―読まなくていい本を、読まずにすます方法』
2008/09/28『新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO) 』
2008/09/25『逆説の日本史 14 近世爛熟編 文治政治と忠臣蔵の謎』
2008/09/23『戦国策 (講談社学術文庫)』
2008/09/21『曹操註解 孫子の兵法』
2008/09/20『日本はこれからも経済一流国だ』
2008/09/17『頭がいい人、悪い人の<言い訳>術』
2008/09/16『兵法三十六計―現実に立脚せよ‐勝ち残りの戦略戦術』
2008/09/15『小泉の勝利 メディアの敗北』
2008/09/14『ショートショートの広場 (20)』
2008/09/13『逆説の日本史 15 近世改革編 官僚政治と吉宗の謎』
2008/09/12『「今の中東」がわかる本』
2008/09/11『アジアの歴史―東西交渉からみた前近代の世界像』
2008/09/10『地球外知性体―宇宙物理学、探査40年の到達点』
2008/09/09『ギリシアの神々』
2008/09/08『さあ、気ちがいになりなさい』
2008/09/07『O型自分の説明書』
2008/09/06『俗物図鑑』
2008/09/02『アラブの大富豪』


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  • あえてベストセラーは読まない
  • 両極端の意見が書かれた本をそれぞれ読んでみる
  • あるテーマを決めて選ばずに10冊購入して読む
など、一般的に正しいとされる読書とは異なった読書の方法を論じている本。

著者らしく、常識にひとひねり加えた語り口で必ずしも即効性はなくとも長期的には大きなものを得られる本の読み方が書かれていてちょっとやってみようという気になる。

[著者の他の作品]

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関連タグ : 日下公人,

新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)
新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)
ニッコロ マキアヴェリ (著), 池田 廉 (翻訳)
中央公論新社 2002-04

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関連商品
マキアヴェッリ語録 (新潮文庫)
自省録 (岩波文庫)
戦争論〈下〉 (中公文庫―BIBLIO20世紀)
新訂 孫子 (岩波文庫)
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

君主論は以前岩波文庫版を読んでいたが、翻訳に正確を期そうとし過ぎているためか文章が少し読みにくかったため、中公文庫BIBLIO版の本書を購入し読んでみた。

元が同じなので当然内容も同じであり、既に内容を知っているということを割り引いてもこちらの方が明らかに読みやすい。この文章であれば読み返す気になることも多くなると思う。

大まかな感想としては以前とさほど変わるものではないが、いかにマキャベリズムという言葉が権力のために手段を選ばないというイメージで一人歩きしてしまっているかが改めて感じられる。
権謀術数云々ということで言えば、中国の韓非子や孫子その他の兵書あたりのほうがマキャベリズムという言葉のイメージにしっくり来る。

マキアヴェリの生涯や当時の政治情勢なども解説でまとめられており、例として挙げられている分裂状態にあった中世イタリアのことを理解する助けになるのも良かった。

[君主論を扱った他の作品]

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関連タグ : マキャベリ,

逆説の日本史 14 近世爛熟編文治政治と忠臣蔵の謎
逆説の日本史 14 近世爛熟編文治政治と忠臣蔵の謎
井沢 元彦
小学館 2007-06-28

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関連商品
逆説の日本史〈15〉近世改革編―官僚政治と吉宗の謎
逆説の日本史 13 近世展開編江戸文化と鎖国の謎
逆説の日本史〈12〉近世暁光―天下泰平と家康の謎
逆説の日本史〈11〉戦国乱世編―朝鮮出兵と秀吉の謎
逆説の日本史〈10〉戦国覇王編―天下布武と信長の謎

逆説の日本史シリーズにおける、徳川綱吉編。

犬公方と呼ばれバカ殿扱いされることの多い綱吉だが、君主権を行使しやすい側用人制度を始めたり人命尊重の風潮を宗教ではなく政治力によって成し遂げたことから、著者はかなりの天才と評価していて割と納得できる。

また、この時代に発生してその後の日本人の性格形成に大きな影響を与えたと考えられる赤穂事件、つまり忠臣蔵で知られる事件についても史料からは一般に知られるのとは違った状況が導き出されるとしていて興味深い。

あと、この時代の元禄文化や外交についても触れており、このシリーズでしばしば登場する言霊信仰よりも、今回は江戸幕府が重視した儒教、とりわけ朱子学の弊害について繰り返し論じている。そして家康が朱子学を統治の基本思想に定めたのは大失敗だったとすら語っている。
ただし、ではどの思想を使用すれば良かったのかという疑問があり、それについて語られていないのが片手落ちであるように感じた。例えば法家思想あたりならいいのだろうか?


[本書の文庫版]
逆説の日本史 14 近世爛熟編 (小学館文庫)逆説の日本史 14 近世爛熟編 (小学館文庫)

井沢 元彦
小学館 2011-12-06

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[徳川綱吉の事跡について書かれている本]
徳川綱吉 (人物叢書)徳川綱吉 (人物叢書)

塚本 学 日本歴史学会
吉川弘文館 1998-02

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関連タグ : 井沢元彦,

戦国策 (講談社学術文庫)
戦国策 (講談社学術文庫)近藤 光男

講談社 2005-05
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関連商品
三略 (中公文庫BIBLIO S)
呉子 (中公文庫BIBLIO)
六韜 (中公文庫)
呂氏春秋 (講談社学術文庫 (1692))
春秋左氏伝〈上〉 (岩波文庫)

中国の戦国時代に外交や内政、政敵との権力争いなどで交わされた知略と弁舌によるやり取りを集めた古典から100章を抜き出して現代語訳しているもの。

「遠交近攻」、「蛇足」、「まず隗より始めよ」など有名な格言が多数登場するだけでなく、謀略の数々にはちょっとしたビジネス書よりも示唆に富む内容が書かれている。

例えば趙の武霊王が故服騎射(騎馬民族の服を着て馬に乗って矢を射る戦法)の導入を決定した際に、蛮族の服なんて着るわけにはいかないと反対する保守派の家臣たちを説き伏せていくシーンが出てきて改革の難しさは古来変わらないものと感じられた。

中国古代の歴史小説で扱われる人物も何人も登場し、文庫にしては高めだがそれに見合うだけの内容があると思った。


[本書でも登場する名臣が扱われている、宮城谷昌光作品]
戦国名臣列伝 (文春文庫)
「戦国名臣列伝 (文春文庫)」
 著者:宮城谷 昌光
 出版:文藝春秋
 発売日:2008-04-10
 価格:¥ 590
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