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30ポイントで読み解くクラウゼヴィッツ「戦争論」 (PHP文庫)
30ポイントで読み解くクラウゼヴィッツ「戦争論」 (PHP文庫)
金森 誠也
PHP研究所 2003-01

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近代の兵学書として有名なクラウゼヴィッツの『戦争論』を、初心者向けに解説している本。

『戦争論』は読んだことがなかったが、本書で書かれていることを自分なりにまとめると以下のようなことが例を挙げて書かれていた。
  • 戦争は結局のところ暴力で相手を屈服させること。
  • 戦争は政治の延長線上にあり、独立したものではない。
  • 勝敗には賭けや我慢比べといった要素が大きく働き、精神力が重要になる。
  • 指揮官は大きなプレッシャーに耐えて決断を下す理性が求められる。
  • 攻撃よりも、積極的防御の方が有効な場合が往々にしてある。
これらを見ていくと、例えば中国の『孫子』と比較すると指揮官の精神状態に重点を置いていることや、積極的防御の有効性、敵を徹底的に叩く必然性などについて書かれているのが特徴的に感じた。
著者のクラウゼヴィッツが国民軍を率いたナポレオン軍に敗れて捕虜になってしまった経験など、近代における戦争の形態が変わったことが影響していると思われるところだと思う。

概略的なところが分かったので、次はもう少し深めの本に挑戦したい。
ただし、原著はけっこう難解らしいので、多分しばらくはそこまで進まない・・・

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