読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル
2009/02/26『生命の星・エウロパ』
2009/02/25『Windows DOS/コマンドプロンプト辞典』
2009/02/24『千載一遇の大チャンス』
2009/02/23『豊田泰光のチェンジアップ人生論』
2009/02/21『画図百鬼夜行』
2009/02/19『世界史とわたし―文明を旅する』
2009/02/17『パクる技術』
2009/02/16『超図解 Web2.0グーグル活用の極意』
2009/02/15『働きアリの2割はサボっている―身近な生き物たちのサイエンス』
2009/02/14『いちばんやさしいソフトウェアテストの本』
2009/02/13『はい、こちら国立天文台―星空の電話相談室』
2009/02/11『ウェブログの心理学』
2009/02/10『百鬼夜行絵巻―妖怪たちが騒ぎだす』
2009/02/08『ガンダムの常識―一年戦争モビルスーツ大全』
2009/02/06第668回「本やゲーム、好きなジャンルは何?」
2009/02/04『幕末裏返史』
2009/02/03五島手延べうどん とっぺん
2009/02/02『チェ 39歳 別れの手紙』
2009/02/01『この世界のはじまりの物語』


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生命の星・エウロパ (NHKブックス)
生命の星・エウロパ (NHKブックス)
長沼 毅
NHK出版 2004-03-28

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深海生物学への招待 (NHKブックス)
異形の惑星―系外惑星形成理論から (NHKブックス)
深層水「湧昇」、海を耕す! (集英社新書)
もしも月がなかったら―ありえたかもしれない地球への10の旅
全地球凍結 (集英社新書)

木星の第二衛星であるエウロパと、比較的環境がそれと近いと思われる地球の極地(海底や地底、南極の氷に下の湖など)に生きる生物の生態メカニズムを通して、地球外での生命の可能性や生命の発生メカニズム、そして生命とは何かについてなどを考察している本。

エウロパは現在推定されている限りでは、火山が観測されることから木星の重力の影響で内部が暑い状態となっていることや、表面を包む氷の下には海があるのではないかとされている。
太陽からの距離が離れていることなどから生命は存在しないかのように思われがちだが、海底火山の熱水が出るところに生きるチューブワームや地底の海(温泉のこと?)に生息する嫌気型の微生物の生態を紹介し、人間から観ると極限でもこうした環境も生命が存在する可能性がそれなりにあることを論じており、将来なされるであろうエウロパの探査が楽しみになってくる。

これまでの太陽系における探査の歴史や酸素と水素、炭素など生命に関係する元素の話、地球における気候変動と生命の進化、エウロパ以外の惑星や衛星、太陽系外縁天体などでの生命の可能性と、宇宙や生命についての話があれこれと出てきてわくわくさせられるものとなっている。

ところどころ用語や数式の一部で分かりにくいところも少しあるが、基本的なところは文系の人でも読みこなせる文章であり、それ以上に著者の宇宙や生命に対する情熱が文章に表れていて引き込まれるものとなっている。
これまで読んできた宇宙や生物などの科学読み物で得た知識がいくつも登場し、つながりがでてくるので何かしら嬉しい気持ちになった。


[エウロパにおける生命存在の可能性についても書かれている本]
アストロバイオロジー―宇宙が語る“生命の起源” (岩波科学ライブラリー)
「アストロバイオロジー―宇宙が語る“生命の起源” (岩波科学ライブラリー)」
 著者:小林 憲正
 出版:岩波書店
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[著者の他の作品]

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Windows DOS/コマンドプロンプト辞典
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飯島 弘文 (著)
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業務でDOSコマンドを打ったりバッチファイルを扱ったりすることもあるが、これまでは他の人がやっているのを見よう見まねで打ち込んでみたりファイルをコピーしたりと、まともにこの手のコマンドを学んだ記憶がないので、本書を購入して多少は真面目に学ぶことにした。

読んでみると思ったよりもDOSコマンドでできることが多くあることが分かった。
特に、判定や繰り返し処理など、プログラムのように動作させられるところや、日本語で入力できることなど、活用できることがいくつもあった。

また、それぞれのコマンドにWindows98/Me、Windows2000/XPといったように対応できるかどうか表示されていて分かりやすい。欲を言えば企業ユーズでまだまだ使われているのはWindowsNTなので、これへの対応もあるとさらに良かった。
まあこのあたりはWindows2000に準拠して読み、実際に動かして確認してみればいいだろう。

他にも、DOSで頻繁に使用されるバッチファイルの作成サンプルが多く載せられていたり、それぞれのコマンドのオプションも解説されていてかなり有用な内容だった。

Windowsで通常のマウス操作やアプリケーションのメニューで処理するのもいいが、コマンドを打ち込んでいくとマウス操作のミスによる失敗も減り、連続した作業を行うのに向くなど、改めてDOSの良さを認識した。
まだ理解が進んでおらず使いこなせていないコマンドもあるが、習熟し活かしていきたい。


[Windows7に対応したコマンド辞典]
Windowsコマンド辞典―Windows7対応 (Pocket詳解)
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[著者の他の作品]
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 著者:飯島 弘文
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千載一遇の大チャンス
千載一遇の大チャンス長谷川 慶太郎

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大統領が変わると日本はどこまで変わるか? (トレビズ新書)
2009年 長谷川慶太郎の大局を読む
2009年の日本はこうなる
大激震
強い日本への発想―時事の見方を鍛えると未来が見える

長谷川慶太郎による、昨今の金融危機からの世界展望を論じている本。

著者の本は、アメリカの一極支配とデフレの定着、そしてその中で日本はまだまだいけるという強気な基調は変わっておらず少々マンネリではあるが、それなりにその時その時の最新情報や、昔あった裏話などが書かれていたりするので年に2冊くらいは買って読んでいる。
強気で前向きなのは気分よく読めるし、まあ雑誌の延長線上にあるような読み方と言えるだろうか。

今回は以下のようなことが書かれており、それなりに興味深かった。
特に、円とドルのレートしか見てなかったためドルは下がりまくっていると思っていたが、他の通貨に対しては上がっていることが意外だった。為替は一つの視点だけではなくいくつもの視点から分析しなければならないので難しい・・・
  • 日本株が下がったのは、金融危機で投資ファンドや金融機関、投資家などが必要な資金を調達するために売り払ったためで、資産価値がないと見たためではない。そのためいずれ買い戻される。
  • 現在アメリカで起こっている危機は10年前の橋本内閣時の日本と似ており、当時さらにひどくなる可能性があった。著者が竹下元首相にこうした情報を伝えたところ、昭和2年の恐慌みたいにならないよう、野党第一党・新進党の小沢代表と極秘怪談を設け危機を回避した。
  • 日本の金融機関がサブプライムローンの被害にあわなかった背景には、失われた10年の間に公的資金の導入による国の監視が厳しく、金融ブローカーが相手にしなかったことがある。
  • アメリカ発の金融危機で世界中がひどい目にあっているが、ドルは逆に日本円以外からのレートは上がっており、基軸通貨としての強さを見せ付けている。(日本は世界で一番ましと見られているから別)
  • 今回の金融危機は、まだ世界的不況の始まりに過ぎない。
  • さしあたっての対策は、IMFを強化し機能する体制を構築することと、世界各国で大規模なインフラ投資を行うこと。


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関連タグ : 長谷川慶太郎,

豊田泰光のチェンジアップ人生論
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プロ野球・西鉄ライオンズの黄金期を支え、引退後は評論家としても活躍する豊田泰光による、日経新聞に連載されたコラムをまとめた本。
著者の現役時代はまったく知らないが、豪快なバッティングに奔放な言動と、およそ2番ショートというイメージにふさわしくない選手だったらしい。
それがあって他のプロ野球OBではあまり書かないような辛らつな意見も多く、近鉄のコーチを辞めた時にもうユニフォームは着ないと決めたことも影響しているようだ。

野球を通した自己の体験を切り口に話を進めていくが、日本社会や人生論に関わる内容にまで踏み込んでいくことも多く深みがある。
人工芝で野手の感性が鈍ったとか、ノーコンなのに肩に違和感があるほどデリケートなんておかしいなど、少々懐古主義で精神論的なところもあるが、キレイごとばかりを書くわけではないためそれなりに説得力がある。

嫉妬やライバルへの敵愾心が成長させるとしており、同チームでは怪童・中西太氏、ライバルチームでは南海・杉浦忠氏の名を挙げていて、杉浦氏との往年の対決のエピソードも交えているため面白い。

また、新監督で急に独自の色を出そうとして失敗する人の多いことを取り上げ、対照的に現役時代の同僚で近鉄やオリックスで監督を務めた故・仰木彬氏が三原脩の真似ばかりとけなされつつも独自のスタイルを徐々に確立していったことを賞賛している点は、先日読んだ『パクる技術』にも通じるところがあって興味深い。

他にも、審判から退場を宣告されたにも関わらずその声が小さかったことをいいことに大声を上げてごまかし、しかもその試合でサヨナラ打を打った逸話を紹介しているように、心理的な駆け引きとも取れるところがあったりするなど、ビジネス書としても例が具体的なこともあって楽しく読める。

著者は2006年に野球殿堂入りをしているとのことで、現役時代の成績ではなく引退後の言論活動についてのもののようだとやや不思議そうに語っており、飾らない人柄が垣間見える。
プロ野球解説者のありきたりな言説に食傷しがちな中、少し違った切り口と嫌われることを気にしない直言が一般のファンから支持を得ているわけで、殿堂入りしているのもなるほどと思わされる。

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  『世界野球革命』
  『プロ野球「人生の選択」』
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 著者:豊田 泰光
 出版:ベースボールマガジン社
 発売日:2009-03
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